定年前の9年間は、あるスポーツ連盟の事務局で国際関係業務を担当していたので、何度も海外出張の機会を得ることができた。数えてみたら、9年間の海外出張は、37回にも及んだ。観光旅行ではあまり行くことのない、ブルネイ、シリア、レバノン、ヨルダン、インド、スリランカ、プエルトリコ、マルタのような国々にも足を運ぶことができた。出張とは別に、プライベート旅行にもよく出かけていたので、海外旅行は、2001年は年7回、2002/2007年は、年5回、2003/2004年は年7回、2005年は年9回、2006年は年8回で今思うと信じられないペースであった。
現在、海外旅行での訪問国数は、102か国であるが、この9年間の出張旅行に負うところが大きい。定年後の10年間でも、新しい国を中心に40か国を精力的に旅してきたが、経費的に個人負担の少ない出張旅行がなければ、財政的理由で100か国はとても無理であったに違いない。旅行は楽しいが、お金もそれなりにかかるので、財布と相談というのが実態である。これからも新しい国を旅したい気持ちはあるが、南米等日本から遠い国や治安上問題の多い国しか残っていないので、なかなか厳しいものがある。何とか近場で候補の国を探すと東チモール、ブータン、パプアニューギニア位しかないので、煩悩の108か国という目標の達成は、難しいかもしれない。アフリカにはあまり行きたくないので、お金を貯めて南米に挑戦するしかないが、苦しい年金生活に入っているので、いつのことになるやらである。
海外旅行102か国の軌跡: https://www.youtube.com/watch?v=Z9bgzyzLMSs