日本郵政グループは、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険から構成されていると理解しているが、民営化されてもう12年も経つというから「光陰矢の如し」である。
最近は、ニュースでも話題になっているが、かんぽ生命保険の二重保険料徴収や無保険状態の発生等の不祥事が明らかになった。昔から、年賀状販売のノルマの話など耳にしていたが、保険勧誘でも、ノルマ押し付けの常態化が明らかになり、そのつけが回ってきた印象である。オレオレ詐欺にひっかかるようなよくわかっていない高齢者を騙していたわけであるから、悪質といえる。
日本郵政グループの民営化にあたって、一部株を購入したが、これまた株価が上がるどころか、低下の一途をたどっていて、大損害を被っている。ゆうちょ銀行についても、えーということを何回か経験している。普通預金通帳を持っているが、別用途に使うため、もう一つ別の預金通帳を作ろうとしたが、あっさり断られた。なぜできないかは聞かなかったが、みずほ銀行では簡単に二つ目の普通預金通帳を作成してくれた。また、ゆうちょダイレクトのネットでの申し込みにあたって、通帳に記載されている残高を記入する必要があるが、通帳が見つからず、実際の残額を記入して、何回か申し込みに失敗したことがある。しょっちゅう記帳するわけではないので、乖離がよくあるが、なぜ通帳に記帳された古い残額を記入しなければならないのか疑問を感じた。
また、記帳で郵便局に立ち寄ったら、年賀ハガキのお年玉のダブルチャンス賞の案内ポスターが貼ってあるのに気付いた。知らなかったが、係員に訊いたら、今年は改元の年ということで、特別な切手シート(500円切手2枚)が当たるダブルチャンスになっているという。当選番号は、4つだが、すべて6桁になっていた。ということは、当選確率は、100万分の4で、6桁すべてが揃うなど宝くじ高額当選並みの確率なので、まず当たりっこないし、調べる気もしない。それで、たった1000円の切手シートとは何とまあけち臭い話である。約1万人が当選するというが、周知されていない上、賞品に魅力がないので、当選を申し出る人は極めて少ないような気がする。
年賀状の販売枚数もどんどん減っていると思うし、ネットがこれだけ普及してくると、はがきを利用して、何かの申し込みをしたりする件数もどんどん減っているのでないかと思う。懸賞の応募も昔は、はがきで応募というのが普通であったが、今やネットでの応募も普及してきている。それでも、NHK紅白歌合戦の観覧申込が往復はがきに限定されていて、毎年、100万通前後の応募があるというから、NHKと日本郵便が結託しているのではないかとの疑いもある。、昔は切手収集ブームもあって、自分もよく記念切手を買い集めていたが、今は、そのような人は激減していると思うし、切手やはがきの時代は終わっているに等しい気がする。昨今の不祥事から体質の問題も明らかになったし、将来発展見込みがない郵政グループの株を早く売りたいと思っているが、株価も低迷の一途をたどっているので、売りに売れずに悩む今日この頃である。