浪漫飛行への誘(いざな)い

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テレサ・テンのヒーリングソング

2019年08月27日 22時58分47秒 | 音楽

 

テレサ・テン(鄧麗君)を初めて知ったのは、1970年3月に大学の卒業旅行で台湾を訪問した時であった。当時、彼女は、台湾では超人気の歌姫で、日本の歌謡曲をいろいろ中国語で歌っていた。中国語で歌った歌謡曲が入ったレコードやカセットテープをいくつかお土産で買って帰った。中国語は勉強していないので、よくわからないが、女性の話す中国語のその響きというか流れるような旋律に魅了された。列車の車内アナウンスにうっとりしたことを鮮明に覚えている。中国語による日本の歌は、メロディはよく知っているので、親しみが沸き、いつのまにかそのジャンルの虜になっていった。


旅行中に一番印象に残った曲は、「一路順風」(花笠道中-美空ひばり)と「說聲對不起」(女のみち-ぴんから兄弟)であり、「女のみち」は、自分が中国語で歌える唯一の曲となっている。それから4年経って、テレサ・テンは、日本にデビューし、日本でもその名が知られるようになったが、個人的には、台湾や香港に旅行するたびに、彼女が中国語で歌う歌謡曲のレコードやカセットを集めていた。1974年には、日本デビュー第2弾、「空港」が発売され、自分の仕事とも相まって、お気に入りの曲の一つとなった。日本語もいいけど、言葉が美しい中国語の方がより気に入っている。


今までに、テレサが中国語で歌った歌謡曲を70曲近くコレクションしているが、彼女の早死により、有名な曲では、「別れの予感」だけは、中国語バージョンが存在しないのが残念である。今までも、気分がふさいでいる時など、彼女の中国語の歌をよく聴いて元気をもらっていた。その後、彼女は「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」「別れの予感」と次から次へとヒット曲が世に出て一大スターとなった。42才の若さで亡くなってしまったのは大変残念であったが、4年前に台湾にあるお墓参りも実現できたので、気持ちの整理はできている。


何年か前に、それまで知らなかったが、テレサが歌う「問わず語り」という曲にめぐり逢い、1回聴いただけで、その魅力に取りつかれた。テレサの透き通るような歌声とメロディがピタリ融合し、今となっては、自分にとって、一番のヒーリングソングになっている。テレサの歌声は、ヒーリング効果があると感じていたが、この曲はまさにそんな印象である。


ごく最近、テレサの写真を見ながら、「問わず語り」の曲をじっくり聴いてみたいと考え、YouTube を作成してみた。同じ曲を2回繰り返しているが、8つの小節の内、2つは、テレサではなく、テレサの再来と言われる陳佳(KEI)が歌っている。陳佳は中国人でテレサの歌を中心に中国でコンサート活動をしている知る人ぞ知る歌手で、東京でのファンクラブの会合やコンサートに行ったこともある。とにかく、声質がテレサにそっくりなので、注意深く聴かないと区別ができないかも知れないが、聴き分けてみてください。いつか喫茶店で「2杯目の紅茶に角砂糖」を入れて、この曲をしんみりと聴いて癒されてみたい。


写真は、テレサの記念切手


テレサ・テンと陳佳(KEI)の紹介(個人HP):


http://romanflight.web.fc2.com/TeresaTengCollection.html


テレサが中国語で歌う日本の歌謡曲(連続再生):


https://www.youtube.com/watch?v=40iBGMJRgMc&list=PL6p6Jz3Qnb1LTe8Td1WK9ITZkeDBT3ONj


 テレサ・テン写真集~「問わず語り」~ :


   https://youtu.be/aQ3kAzQmQss
 

コメント
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