8月12日のテレビ朝日の大下容子ワイド!スクランブルの中で、池上彰・増田ユリヤの「世界の歩き方」として、キプロス旅行が紹介されていた。我々はキプロスというとキプロス紛争を連想し、危ない場所というイメージがあるが、実際はそんな雰囲気はほとんどない。キプロス(キプロス共和国)に旅行したのは、2012年5月で、アルバニア旅行の後に、国際空港のあるラルナカという街で4泊し、キプロス各地を見て回ったが、懐かしい思いで番組を見ていた。自分で旅行したところをテレビ番組で見るのは何とも懐かしく、嬉しいものである。
キプロスは、首都ニコシア、国際空港のあるラルナカ、クリオンの古代遺跡で有名なレメソス(リマソール)、街全体が世界遺産のパフォス、アフロディーテ生誕の地として有名なペトラ・トゥ・ロミウ海岸、世界遺産のヒロキティア(新石器時代の遺跡)等、歴史的価値のあるスポットも多く、見どころ満載である。首都ニコシアは、世界で唯一、街が北(北キプロス・トルコ共和国)と南(キプロス共和国)に分断されている。グリーンラインが国境となっていて、パスポートがあれば、北キプロス側に行くことができる。北キプロスの山腹には、トルコの国旗が描かれていて、異様な雰囲気で、緊張感はあるが、特に治安上の問題は感じなかった。
キプロスという名前を聞いて、先入観だけで、危険と判断するのは早計である。前に、コソボに旅行した時も、コソボと言っただけで、ほとんどの人から危ないのではと言われた。我々は世界を知らなさすぎるし、先入観も持ちやすい。テレビ番組でも言っていたが、きちんとした知識を持って、世界を歩く必要がありそうである。面白い国なので、一度行かれることをお薦めする。
画像は、キプロスの地図、アフロデイテ像、北キプロス(トルコ国旗が山腹に)