浪漫飛行への誘(いざな)い

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蓮如上人の「白骨の章」

2019年08月18日 08時58分41秒 | 人生

 

8月17日に仏教教室に出席したが、今回のテーマは、蓮如上人の「白骨の章」であった。今までは、あまりよく知らなかったが、この「白骨の章」は、浄土真宗において、葬儀をはじめ、四十九日、一周忌などで最も多く読まれる有名な文章であるという。蓮如上人は、浄土真宗の中興の祖ともいわれ、親鸞聖人から200年後の15世紀に親鸞の教えを正確にわかりやすく信者に伝えるために簡単な文章で書き示した手紙を80通ほど残している(御文章または御文といわれる)。


この手紙の中で、「白骨の章」といわれる文章は、教義ではなく世の無常について書かれている。「朝には紅顔あって夕に白骨となれる身なり」などの名文としても名高いこともあって、宗派を超えて多くの人々に親しまれているので、知っている人も多いかもしれない。


意訳すると下記のようになる。


「人間のはかない人生をよくよく考えると、この世の中でおよそはかないものは、あっというまに迎える人生の最期である。いまだかって万年も生きたという話を聞かず、一生は早く過ぎるものである。現在でも百年を生きることは難しい。自分が先になるか、人が先になるか。今日とも明日とも知れない命で、遅れる人早く亡くなる人は、木の葉の露、雫の数よりも多い。そうであるならば、朝元気であった者が、夕方には死んで骨になるかもしれない。無常の風が吹いたら、たちまちのうちにまぶたは閉じ、呼吸も停止して、顔色がむなしく変って赤みを失う。そうなれば家族・親戚が集まって歎き悲しむが、蘇生効果はない。さてすべき事をしなければというわけで、遺体を野外に送り、夜中に火葬をして煙となれば、わずかに白骨のみが残るだけである。これはあわれというよりもおろかなことである。ではどうしたらよいかというと、人間のはかない命は老若の順とは限らないので、誰もが早い時期から死後の生の大事(後生の一大事)を心にかけ、阿弥陀仏に深くおすがりして、念仏すべきである。」


まさに、世の無常を説いた内容であるが、心にジーンと響く。無常の風は、目に見えないので突然に吹いてくる。老少不定で、年をとった人が先に亡くなるわけではないということも悲しいかな事実である。人生はあっと言う間に過ぎ去るが、そのスピード感覚は、10代は各駅、20代は快速、30代は急行、40代は特急、50代は新幹線、60代以降は、ブレーキの壊れた弾丸列車の如く過ぎ去ると講師は説明していたが、妙に納得。難度の海に放り出された我々は、小さな船の中で、丸太棒や板切れ(財産、健康、地位、名誉、仕事、家族等)に掴まりながら、何とか「どう生きるか(相対の幸福)」に必死であるが、その船は100%確実に滝つぼに向かっていることに気付いていないのである。いつ滝つぼ(死)に落ちるかも知れないのに、どう生きるかだけしか考えず、「なぜ生きるか(絶対の幸福)」を考えていないという。後生の一大事をいかに解決するかを教えているのが仏教である。


現在、自分の部屋に飾ってある掛け軸が何と蓮如上人である。妻の実家は、浄土真宗であるが、実家の片付けをしていた時に蔵からいくつかの掛け軸が出てきたので、我が家にもらっていたものの一つである。その掛け軸は蓮如上人が普及行脚する姿を描いたもので、親鸞聖人の仏教教室に通う前から偶然に掛けていたものである。お釈迦様の教えは奥深いと感じている今日この頃である。


写真は、掛け軸の蓮如上人

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韓国経済は瀕死間際か?

2019年08月17日 08時48分19秒 | ニュース

8月15日の光復節を紹介するニュースで今の韓国の実情が浮き彫りになってきた。今までは、反日運動、日本製品不買運動に焦点をあてた報道ばかりが目立っていたが、韓国内ではどうも異なる動きがあるようである。光復節の反日デモの参加者は1万人位(主催者発表10万人)だが、同時に行われている文大統領退陣要求デモの参加者は20万人以上もいるとの仰天ニュースを紹介していた。反日デモも反日を前面に出すのではなく、反安倍政権に特化してきているようである。 


不買運動の黒幕は、筋金入りの文シンパで文大統領の元秘書官であり、官製不買運動といわれても仕方ないという。日本製品を壊しているシーンが放映されているが、どうも意図的な偏った報道のようである。フェイクニュースがまかり通っており、韓国では事実に基づく本当のニュースがきちんと流されていないようである。多くの韓国人は反日感情を強く持っているわけではなく、デモ参加者も反日というより反安倍を前面に出しつつあるようである。


我々の知る得る情報は、報道するマスコミによるところが大きいが、どうも情報が操作されている恐れがある。当初は、文大統領を筆頭に韓国国民が挙国一致で、反日運動を起こしているような印象を持ったが、実情は大分違うようである。韓国内では、文大統領を支持する左派グループと前朴槿恵大統領を支持する保守グループとが全面対立しており、来年の大統領選挙も控え、現大統領は、反日を謳うことにより支持率アップを狙っているようである。政治外交政策や経済政策を始め、失政続きの現政権は、その失敗を日本のせいにしようと躍起になっている。


韓国に厳しい論調が目立つ夕刊フジによれば、経済失政のため、韓国経済はもはや崩壊寸前のところまで来ているという。ウォン安が止まらず、1ドル=1200ウォンという危険水域を超えているので、いつ通貨や株式の投げ売りが始まるかわからず、頼みの綱の日本からの支援も絶望的なため、崩壊を待つのみとなっているという。文大統領の常軌を逸した反日暴挙のつけは大きい。光復節の大統領演説では、対決から対話姿勢に言及するなど微妙なスタンス変更も垣間見えるが、マスコミに操作されている感もある。我々は、マスコミの誘導に惑わされることなく、真実をしっかりみていく必要がありそうである。

そういえば、現在、利率の高い韓国系の銀行に預金をかなり預けているが、万一を考え、預金を他の銀行に移さないと危ないかも知れない。本当に隣国の崩壊は現実のものになるかも?

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カンクンの思い出

2019年08月16日 09時20分55秒 | 旅行

 

終戦記念日も過ぎ、8月も半分過ぎてしまったが、何気なく居間にかけてあるJALの世界の美女カレンダーを見ていたら、8月の美女は、メキシコのユカタン半島にあるカンクンと美女であった。美女かどうかはわからないが、海の色の美しさは抜群である。カンクンに旅行したのは、2008年3月で定年を迎える直前のことであった。たまった有給休暇を活用して、定年前に長期の休暇を取り、ビクトリア・バンクーバー・メキシコシティ・カンクン・チチェンイッツァへ2週間の卒業旅行に出かけたものである。これは、4月からビクトリア大学留学が決まっていたので、その下見を兼ねたのと当時エイジシュートを達成すべく60か国目の外国としてキューバ旅行を計画したものである。


当初カンクン滞在中にキューバへの日帰りツアーに入る予定であったが、イースター休暇のピークに重なってしまい、メキシコシティからカンクンへの飛行機が連日全便満席でカンクン入りが3日遅れとなってしまい、キューバへの旅行は断念せざるを得ない状況になってしまった。これにより、60歳で60か国という夢は破れ、59か国のまま定年を迎えたのである。


カンクンは、海の色が信じられないようなブルーの美しさで、大リゾート地が展開されていた。カレンダーにあるドルフィンビーチには行っていないが、近くのイスラ・ムヘーレスという島まで船に乗り、透き通るようなブルーの海を楽しむことができた。カンクン滞在中に、日帰りでチチェン・イッツァというマヤの遺跡を訪ね、年に2回しか出現しない「ククルカンの降臨」を拝むことができた。「ククルカンの降臨」とは、年に2回、春分の日と秋分の日の特定時間にだけ、ピラミッドに蛇(ククルカン)の姿が浮き上がる現象であるが、その瞬間、太陽が出ていることが条件となる。厳密には、春分と秋分の日だけであるが、前後1日位は、蛇の姿を見ることができるようで、自分の場合も、春分の日の前日で、幸運に“も指定された時間に太陽が顔を出してくれたため、蛇の姿をはっきりと見ることができた。前日なので、見物客もそれほど多くなく、至近距離で拝むことができた。当日だと見物客が殺到し、ピラミッドに全く近づけないほどの混雑になるとのことである。それにしても、マヤ文明の凄さには驚くばかりである。カンクンの透き通るような海とチチェン・イッツァの高度マヤ文明を目の当たりにした充実した卒業旅行であったが、あれからもう11年。定年を迎えた2008年は大変充実した年であったが、”Time flies.“を痛感する今日この頃である。


画像は、8月の美女カレンダー、 チチェン・イッツァ遺跡のククルカンの降臨

カンクン卒業旅行アルバム: https://www.youtube.com/watch?v=Lr5wspyeq58





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日本郵政グループに疑問符?

2019年08月15日 20時10分10秒 | マネー

 

日本郵政グループは、日本郵便、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険から構成されていると理解しているが、民営化されてもう12年も経つというから「光陰矢の如し」である。


最近は、ニュースでも話題になっているが、かんぽ生命保険の二重保険料徴収や無保険状態の発生等の不祥事が明らかになった。昔から、年賀状販売のノルマの話など耳にしていたが、保険勧誘でも、ノルマ押し付けの常態化が明らかになり、そのつけが回ってきた印象である。オレオレ詐欺にひっかかるようなよくわかっていない高齢者を騙していたわけであるから、悪質といえる。


日本郵政グループの民営化にあたって、一部株を購入したが、これまた株価が上がるどころか、低下の一途をたどっていて、大損害を被っている。ゆうちょ銀行についても、えーということを何回か経験している。普通預金通帳を持っているが、別用途に使うため、もう一つ別の預金通帳を作ろうとしたが、あっさり断られた。なぜできないかは聞かなかったが、みずほ銀行では簡単に二つ目の普通預金通帳を作成してくれた。また、ゆうちょダイレクトのネットでの申し込みにあたって、通帳に記載されている残高を記入する必要があるが、通帳が見つからず、実際の残額を記入して、何回か申し込みに失敗したことがある。しょっちゅう記帳するわけではないので、乖離がよくあるが、なぜ通帳に記帳された古い残額を記入しなければならないのか疑問を感じた。


また、記帳で郵便局に立ち寄ったら、年賀ハガキのお年玉のダブルチャンス賞の案内ポスターが貼ってあるのに気付いた。知らなかったが、係員に訊いたら、今年は改元の年ということで、特別な切手シート(500円切手2枚)が当たるダブルチャンスになっているという。当選番号は、4つだが、すべて6桁になっていた。ということは、当選確率は、100万分の4で、6桁すべてが揃うなど宝くじ高額当選並みの確率なので、まず当たりっこないし、調べる気もしない。それで、たった1000円の切手シートとは何とまあけち臭い話である。約1万人が当選するというが、周知されていない上、賞品に魅力がないので、当選を申し出る人は極めて少ないような気がする。


年賀状の販売枚数もどんどん減っていると思うし、ネットがこれだけ普及してくると、はがきを利用して、何かの申し込みをしたりする件数もどんどん減っているのでないかと思う。懸賞の応募も昔は、はがきで応募というのが普通であったが、今やネットでの応募も普及してきている。それでも、NHK紅白歌合戦の観覧申込が往復はがきに限定されていて、毎年、100万通前後の応募があるというから、NHKと日本郵便が結託しているのではないかとの疑いもある。、昔は切手収集ブームもあって、自分もよく記念切手を買い集めていたが、今は、そのような人は激減していると思うし、切手やはがきの時代は終わっているに等しい気がする。昨今の不祥事から体質の問題も明らかになったし、将来発展見込みがない郵政グループの株を早く売りたいと思っているが、株価も低迷の一途をたどっているので、売りに売れずに悩む今日この頃である。

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香港国際空港占拠を憂う

2019年08月14日 21時53分53秒 | ニュース

 

中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案への抗議デモは、鎮静化するどころか、香港国際空港の占拠まで発展し、相当数の便が欠航し、ハブ空港機能が停止している。数千人規模のデモが発生し、空港に座り込むシーンが連日テレビで報道されている。デモ隊を動かしているのは、警察当局の常軌を逸した暴力への怒りだというが、なぜそこまでやるのかなかなか本質論が理解できない。香港が中国に返還されたのは、1997年なので、あれから22年も経っているが、中国と香港とは体制も全く違っていたので、相容れないのは当然のことだと容易に理解できる。


香港には、今までに6回ほど行っているが、街自体、中国とは関係なく、独自に発展してきており、観光地としても大変魅力がある。映画「慕情」で有名になったビクトリアピークや高層ビル群等見どころもいっぱいあり、今でも多くの観光客が訪れていると思うので、この国際空港麻痺は残念でならない。空港も昔のカイタック空港から移転し、今は、チェクラップコク国際空港となっており、アジアのハブ空港として位置づけられているので、今回の騒動には大変心が痛む。このままでは安全確保もできず、観光客も減ってしまうと思うので、早く問題を解決して空港機能を取り戻してほしいものである。映画「慕情」に描かれた香港のイメージを壊さないでほしい。


「慕情」  https://www.youtube.com/watch?v=VP6sbDPB8cw

「香港国際空港」(平尾昌晃・アグネスチャン)


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深層NEWS「70歳定年時代」

2019年08月14日 00時15分20秒 | TV番組

 

8月13日のBS日テレの深層NEWSで「70歳定年時代」というテーマで、老後を輝かせる働き方の議論があり、興味を持って視聴した。神戸松蔭女子学院大学の楠木新教授がゲストとして解説にあたっていた。


高齢者の就業者数データとして、65歳以上で働いている人が862万人もいるということでちょっとびっくりした。どういう職種でどういう形で働いているかにもよるが、好条件で前向きに働いている人は少ないのではないか?給料は低くても、社会的接点を持っていたいだけとか、ただ何となくとか仕事を続けているとか、働かないと金銭的に生活ができないとか、ネガティブに働いている人が多いのではないかと推察する。雇用条件も、悲しいかな60歳時に比べると給与が半分以下になる人も多いようである。


先にも述べているが、男性の健康寿命は72.14歳(2016年統計)であり、70歳定年となると健康で自由気ままな生活ができる期間は、たった2年しかないので、可哀そうな限りである。60歳から70歳までが健康を保ちながら自由に一番充実して人生が謳歌できる時期であり、その大事な時に自由時間を犠牲にして働くという選択肢は自分には全くなかった。


番組では、定年準備のための行動7か条として、下記を掲げていたが、経験からもほぼ納得できる。


第1条 焦らず急げ

第2条 趣味にとどめない

第3条 子どもの頃の自分をもう一度呼び戻す

第4条 身銭を切る

第5条 個人事業主に学ぶ

第6条 手の届く複数のロールモデルを探す

第7条 「自分をどこに持っていくか」が」大事


自分の場合は、55歳位の時から、定年後どうするかの計画準備に取りかかっていた。大学で英語を専攻し、会社でも英語を使う仕事もやっていたが、結論として、自分の英語能力のなさを痛感し、強い劣等感を持っていた。従って、定年後は、海外に語学留学することを第一として、準備を始めた。当初は、期間は2年位、留学先は、オーストラリアのブリスベンを第一候補として、情報収集、現地下見も行った。先立つものは留学資金だったので、資金計画を立て、その頃から留学資金確保に向けての積立預金を開始した。


とはいえ、諸事情で当初計画通りには行かず、最終的には、期間は、6ヵ月に短縮(留学は3ヵ月、後は遊学)、留学先は、カナダのビクトリアに変更した。期間短縮は、専門学校の専攻がうまくヒットしなかったことと財政的要因で、留学先変更は、オーストラリア英語の方言が気になったことと皮膚ガン多発の社会的問題であった。ブリスベンは、下見を行っていたので、結果的には、1ヵ月間だけ、寮生活しながら語学学校に通った。カナダはビクトリア大学の3ヵ月の語学研修コースにお世話になったが、夫婦でのロングステイであったので、充実した6ヵ月で大正解であった。残念ながら英語能力を顕著に向上することはできなかったが、若者の友人を得たり、いろいろな経験ができて、60歳で卒業できたことに大いに感謝したところである。


留学後帰国してから、外人観光客向けに観光ボランティアガイドをやったり、好きな卓球・テニスを楽しんだり、海外旅行で新規に40か国(定年後10年間で)を訪問したり、ほぼ計画通り満足のいく10年間を過ごし、現在に至っている。70歳まで働いていたとしたら、全く実行できなかったことばかりであり、自分自身としてはこれでよかったと振り返っている。人それぞれだから、70歳まで働くことを選択する人もいると思うが、健康寿命を考えると、可哀そうに思えてならない。いずれにしても、「しあわせはいつも自分のこころがきめる」(相田みつを)である。

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「世界の歩き方」キプロス旅行

2019年08月12日 21時53分38秒 | 旅行

 

8月12日のテレビ朝日の大下容子ワイド!スクランブルの中で、池上彰・増田ユリヤの「世界の歩き方」として、キプロス旅行が紹介されていた。我々はキプロスというとキプロス紛争を連想し、危ない場所というイメージがあるが、実際はそんな雰囲気はほとんどない。キプロス(キプロス共和国)に旅行したのは、2012年5月で、アルバニア旅行の後に、国際空港のあるラルナカという街で4泊し、キプロス各地を見て回ったが、懐かしい思いで番組を見ていた。自分で旅行したところをテレビ番組で見るのは何とも懐かしく、嬉しいものである。


キプロスは、首都ニコシア、国際空港のあるラルナカ、クリオンの古代遺跡で有名なレメソス(リマソール)、街全体が世界遺産のパフォス、アフロディーテ生誕の地として有名なペトラ・トゥ・ロミウ海岸、世界遺産のヒロキティア(新石器時代の遺跡)等、歴史的価値のあるスポットも多く、見どころ満載である。首都ニコシアは、世界で唯一、街が北(北キプロス・トルコ共和国)と南(キプロス共和国)に分断されている。グリーンラインが国境となっていて、パスポートがあれば、北キプロス側に行くことができる。北キプロスの山腹には、トルコの国旗が描かれていて、異様な雰囲気で、緊張感はあるが、特に治安上の問題は感じなかった。


キプロスという名前を聞いて、先入観だけで、危険と判断するのは早計である。前に、コソボに旅行した時も、コソボと言っただけで、ほとんどの人から危ないのではと言われた。我々は世界を知らなさすぎるし、先入観も持ちやすい。テレビ番組でも言っていたが、きちんとした知識を持って、世界を歩く必要がありそうである。面白い国なので、一度行かれることをお薦めする。


画像は、キプロスの地図、アフロデイテ像、北キプロス(トルコ国旗が山腹に)

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JR羽田空港アクセス線計画

2019年08月12日 08時24分39秒 | 飛行機

 

JR東日本は、羽田空港へのアクセスを便利にするため、羽田空港アクセス線の建設を推進し、2029年の開業をめざしているという。アクセス線は、羽田空港と渋谷・新宿・池袋方面とを結ぶ「西山手ルート」と、羽田空港と品川・東京駅・上野方面を結ぶ「東山手ルート」、りんかい線へ直通する「臨海部ルート」が計画されている。所要時間は羽田空港まで新宿からは23分、東京駅からは18分、新木場からは20分というからアクセスは劇的に改善される。羽田空港からすでに湾岸にある東京貨物ターミナル駅まで新線を建設し、そこから都心に向け、すでにある線路を活用し、3つのルートを整備するという。しかし、空港から貨物ターミナル間は地質の悪い海岸部に地下トンネルを建設する工事は難航も予想され、3000億を超える事業費をどう調達するか等課題も山積みとのことであるが、何とか早く実現してもらいたいところである。


現在、自分の最寄駅から羽田空港までは、京浜急行で18~25分位なので、この新線による恩恵はそんなに受けないかも知れないが、品川シーサイドというもう一つの最寄駅から空港に行くこともできるので、期待は膨らむ。2020年から羽田空港の増便体制がスタートすることもあって、都心からのアクセスがさらに便利になれば、成田より羽田への移行が加速されることになるので、ますます便利になりそうである。2029年開通なので、まだ10年も先のことであるが、いかに先を読むかということは大事なことである。

自分自身、35年前に現在のエリアにマンションを購入したのも、当時計画されていた様々な鉄道網計画を勘案した上での選択であった。まず、当時、埼京線が恵比寿まで来ていたが、計画では、大崎まで延伸し、将来的には、さらに臨海副都心線(現、りんかい線)どドッキングするので、このエリアは便利になると確信していた。当時、りんかい線のルートは決まっていなかったが、期待通り、東京テレポート - 天王洲アイル - 品川シーサイド – 大井町というルートになり、最寄駅が一つ増えた。また、東海道新幹線が東京発着だけでなく、品川発着も計画されていることも知った上での決断であった。都心に近く、神奈川、埼玉、千葉方面にも近く、羽田・成田空港にも近いという好ロケーションには今でも満足している。リニア新幹線も品川発着が決定されているので、ますます便利になることが期待される。

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羽田空港への新飛行ルートは痛し痒し

2019年08月11日 11時10分24秒 | 飛行機

 

羽田空港を発着する新しい飛行ルートが来年3月29日の夏ダイヤから導入されることが8日に正式に決まったと報道された。来年オリンピック開催を控え、国際線の発着回数拡大を図る必要性があるとして、都心上空を飛行する新しい飛行ルートを導入するものであるが、地元住民の間では、騒音や安全対策に対する不安の声は根強い。また、騒音拡大により、都心のマンション価格が下落するという情報もある。
自分の住んでいる地域もこの新ルートにあたるので、国交省や区による説明会も実施されたが、説明会の日程が各地域ごとに勝手に計画され、自分の場合もその日が都合悪く説明会に出席することができなかった。十分な広報活動もなく、勝手な説明会を設定し、住民に対し十分説明し尽くしたとでも言いたいところだと思うが、実態は、誠意ある説明とはほど遠く、仕方なく説明会の実績作りをしただけという印象が強い。


都心では、中野・新宿・渋谷・品川・大田区という人口密集地の上空を飛行するが、高度の当初案に反対の声が強く、やむを得ず、少し引き上げ、新宿で約1037m、渋谷・恵比寿・麻布で約701m、大井町・大井ふ頭で約335mで理解を得ようとしているらしい。それでも、日中は、約2分に1回という山手線のラッシュ時並みのハイペースで低空飛行が繰り返されるというから尋常ではない。騒音は、新宿付近では、セミの鳴き声ほどの約63~70デシベル、渋谷付近では、約68~74デシベル、大井町付近では、パチンコ店内にいるような音の約76~80デシベルに達する見込みという。


首都圏の空港は、成田と羽田の2空港の機能強化を目指すというが、やはり成田は遠くて不便なので、羽田の空港機能が強化されることは大賛成である。しかし、騒音問題や落下物対策は十分クリアする必要があるが、この論争で思い出すのが、伊丹空港廃止論である。当時、関西空港の建設にあたり、騒音問題で伊丹周辺住民とトラブルを起こしていた国は、伊丹空港の廃止、関空一本化を進めようとしたが、今度は地元住民の猛反対で伊丹空港は存続することになり、現在に至っている。騒音問題はあるが、伊丹空港がなくなったら不便になってしまうという周辺住民の自分勝手な論理であった。


新ルート導入による羽田の増便についても、利用者の立場から個人的には是非推し進めてもらいたいと思うが、騒音対策、落下物対策等はきちんとやる必要がある。今の体制では、不十分な印象があるので、誠意ある対応を期待したい。実際に導入された後でも、騒音問題が解決されなければ、二重窓にする費用の一部援助等の前向きな対策に取り組んでほしいものである。2空港体制は維持されるとしても、不便な成田より羽田の機能拡大を強く望むものである。

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パンの耳はなぜ捨てられる?

2019年08月10日 10時42分50秒 | 日常

 

いつもあるベーカリーで食パンを購入しているが、事前に必ず電話予約をしている。電話予約が必要なのは、5枚切りを買うからである。東京で一般的なのは、6枚切りなので、予約しておかないと5枚切りが買えないのである。関東は6枚切り、関西は5枚切りが一般的であるとの話も聞くが本当であろうか?食パンはトーストで焼いて食べるが、厚切りの方が香ばしいので、いつも5枚切り、時には4枚切りを買っている。


また、予約の際は、耳は薄く切って別添えしてほしいとお願いしている。耳のところも十分美味しいし、フレンチトーストにしても美味しい。いつも、1回に2斤ないし2斤半を買っているが、サービスで3~4枚の耳の部分がもらえるので、結構助かる。ある時、お店にはパンの耳が売っているわけではないので、どうしているのか訊いてみたら、すべて廃棄処分しているという。自分の場合は、購入時に別添えしてもらっているので、手に入れることができるが、理由はわからないが、余計にはもらえないという。希望がない限り、すべて廃棄処分となっているとのことで、もったいない話である。耳の部分も美味しいのにと思うが、廃棄処分する理由は一体なんであろうか? 世界的に食品ロスが社会問題となっている現在、パンの耳も同じ宿命にあるとは残念な限りである。廃棄処分などせず、廉価で販売してはどうかと思う今日この頃である。

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