平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
花とニャンコとクッキング
時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

花も見頃、そして清明

2009-04-05 21:05:57 | 二十四節気
昨日のお花見レポート。

実は前の晩、寝る直前までは「昭和記念公園」に行くことになっていたのが、私のたった一言「東京まで出かけるのは疲れるよねえ」に、奥さんが即座に同調し、あっという間に、「弘法山公園」という極近のお花見スポットへと計画変更。
これが我が家の特徴で、計画が一瞬にして変わってしまったりするという、これも計画性の無さの一種でしょうか。

朝早く(といっても7時)起床。
シャケと高菜漬けのおにぎりを作らされる。
おにぎりとおかずとお茶を淹れたポットをリュックで背負わされる。
勿論カメラバッグを肩にかけて。
奥さんは、ほぼ手ぶら...。

公園の駐車場まで車で家からたった5分。
車を降りて公園内への登り口まで山道を歩くこと15分。
天候は太陽が雲間に隠れ、花曇りか。

*****いつものことですが、写真をクリックすると別ウィンドウで拡大表示されます。*****


道端の、これは<ムラサキケマン(紫華鬘)>ですね。
ケシ科
学名:Corydalis incisa
別名:ヤブケマン(藪華鬘)
華鬘とは、仏殿の垂れ下がった造花状の飾りのことで、花鳥や天女像をあしらったものが多く、形状がそれと似ているところから名づけられた。
色が黄色のものは「黄華鬘(きけまん)」という。


<木五倍子 (きぶし)>
木五倍子(きぶし)科
学名 Stachyurus praecox
果実に含まれるタンニンが黒色染料の五倍子(ぶし)の代用になるところから名が付いた。

同じ時期同じところを去年も歩きましたが、その時はこんなの咲いていなかったなあ、という花がこれ。

これは後で図鑑で調べ<シロバナヘビイチゴ>と推定。
バラ科、白い5弁、花後に赤い実をつける。


登り口は、「女坂」という一番緩い坂を選ぶ。
両側にソメイヨシノの桜道。
ほぼ5~7分咲きという状況。


途中100人超の団体さんとすれ違う。


<弘法山への登り道>
階段は傾斜が緩く、登りにくくはないのですが段数も多く、運動不足もあって右太ももが悲鳴を上げています。
奥さんも腰が...と言って立ち止まる始末。

ようやく山頂に到着。

<本堂>


弘法大師所縁の井戸<弘法の乳の水>


<鐘楼>
朝夕毎に搗かれるこの鐘の音が家まで聞こえてきます。


<馬場道の花のトンネル>


斜面のあちこちにレジャーシートを敷き...


<真白なワンちゃん>
確か去年もこれとは違うけど白くて大きなワンちゃんがいたっけなあ。


<権現山の展望台>

展望台を背に、見晴らしの良い場所に陣取り、昼食。

権現山頂からは晴れていれば、秦野市街、平塚市街や相模湾、江ノ島、横浜ランドマークタワー、さらに運が良ければ新宿副都心のビル群や房総半島までが眺められる。

さて、弘法山。
神奈川県秦野市東部にある標高235 mの山。
隣接する権現山、浅間山とともに弘法山公園となっていて、地元ではこれらの山をまとめて弘法山と呼んでいる。


<ソメイヨシノ>
弘法山の大部分がこれ。


<ヤマザクラ(山桜)>
葉っぱが赤みがかっている。


<スミゾメザクラ(墨染桜)>
これも山桜の一種。

●馬場道を見下ろしてをり山桜 楓山人

お昼に30分ほどベンチに腰かけていた以外は坂道や階段などを3時間は歩いていたことになり、二人とも足腰ガタガタ!!
今は湿布薬を何枚かずつ貼っています。


ところで今日4月5日は清明(せいめい)で、二十四節気の1つ。
この日およびこの日から穀雨までの期間。
暦便覧には「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれるなり」と記されている。
さまざまな花が咲き乱れ、お花見シーズンになる。
中国で清明節は祖先の墓を参り、草むしりをして墓を掃除する日であり、「掃墓節」とも呼ばれた。
また春を迎えて郊外を散策する日であり、「踏青節」とも呼ばれた。
『白蛇伝』で許仙と白娘子が出会ったのも清明節でにぎわう杭州の郊外であった。