平成湘南日記...一語一絵

あせらずゆっくりのんびりと
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時々俳句とデジ散歩
自称カメラ小僧の気まぐれ風まかせ日記

1964年

2012-02-12 20:13:41 | 映画・DVD観賞
奥さんと「ALWAYS三丁目の夕日64」を観に行きました。


1作目と2作目はDVDで観たので、今度は映画館まで足を運ぼうとずっと思い続けて、ようやくのこと。


<パンフレットをSCAN>

キャッチコピーは
どんなに時代が変わっても、夢があるから、前を向ける。

前作、前々作共に泣かされましたがやっぱり今作も...でした。
お涙頂戴モノは基本的に好きじゃあないんですが、このシリーズだけは別、と言う気がしますね。

東京オリンピック開催の年を背景にしており、テレビでカラー放送が始まったのがこの年。
三丁目の夕日は今作で終わりかどうかはともかく、団塊の世代の我々が感じるノスタルジーってこの年あたりまでかなあと思うんですがどうでしょう。
この年を境に日本はいよいよ高度成長の波に乗り、ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われるまで膨張をし続け、ついにはバブルとなって弾け飛んでしまうわけです。

人は「あの頃は良かった、あの頃に戻りたい」と言いますが、あの頃に戻れる訳は無く、仮に戻ったところで今と比べれば、物もお金も無いしきっと不便なことだらけでしょう。
ただ、我々が懐かしさを以って思い遣るのは、夢とか人情とか価値観などのことであり、我々が時代と共に失くして来てしまった「日本人の品格」といったものなんですね。

映画「ALWAYS三丁目の夕日'64」オフィシャルサイト