Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

レオナルド・ディカプリオ主演「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を観た。

2014年02月11日 | 映画・コンサート

 2月11日(火)

 人気俳優、デイカプリオの主演映画「ウルフ・オブ・ストリート」を観た。荒筋はディカプリオ演ずる一匹狼の証券マンが悪どい手口の株売買で、途方もない金を荒稼ぎして快楽の限りを尽くすという、観ていて腹立たしくなる映画です。

 そう思わせるディカプリオの演技は凄かったとも言えるが、2時間余の長編の中身はドラッグ、SEX、乱痴気パーティと下品なシーンのオンパレード。米国の実在する人物をモデルにしたそうだが、こんな人間が持て囃される国は病んでいるとしか言いようがない。

 この成金の悪党、最後にはFBIに逮捕される。そのまま悲惨で惨めな末路を辿れば、ドラマ的にもスカッとするのにそうはならない。こいつは仲間を裏切り、司法取引で軽い懲役刑に逃れ、出所した後は講演などして悠々自適に暮らすところでジ・エンドとなるのだ。

 正義が悪を懲らしめるというのが物語りの王道であるはずなのに、この映画はそうならない。ひょっとして「拝金主義万能の世では、悪であっても金を持つ者にひ弱な正義は勝てない。」とこの映画は言いたいのではなかろうか。

 だから善良の市民が観たら、この映画無性に腹が立ちます。馬鹿げた事を笑い飛ばすような御仁で無ければ面白いと思わないでしょう。

 私ですか?これを観て思ったのは「証券会社の勧める株は絶対買わないぞ。」という事。大体、日本の金融機関だって庶民から金を吸い上げ、殆ど利息無しという悪どい商売をやっている。そうじゃ無きゃ、大手町や日本橋にあれほど豪壮な本社ビル群が建ち並ぶ訳が無いじゃないか。

コメント
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