2月5日(水)
朝起きて昨日の雪がどれ程積もったか楽しみ半分外を眺めて見たら、雪景色と言うには物足らぬ積もり方だった。一寸残念、予報を聞くと今朝の関東地方は軒並み氷点下だそうで、陽の当らぬ場所はガチガチに凍っており通勤通学の人は大変だったでしょう。
今朝方の雪景色
ところで先日「関根勉&柳原可奈子トークライブ」を観たとブログに書いたが、その後の時間が余ったので、六本木の森美術館に向かった。新聞販売店から「ラファエル前派展」という絵画展のタダ券を貰っていたのです。
六本木は外国大使館が集中しているせいか異常に外国人が多い。おいそれとは海外旅行へ行けない我々貧乏夫婦にとっては、異国情緒を手軽に味わえてありがたい街と言える。
絵画展会場の森美術館は森タワー52階にある。そこへ至るエレベーター前は既に行列ができていた。ところで「ラファエル前派」とは如何なるものか?解説したいが私の知力では手に負えない。興味ある方はWikipediaでもご覧ください。
六本木に威容を誇る森タワー
何でも19世紀半ばの英国で、若手画家達が結成した集団を「ラファエル前派兄弟団」と呼んだそうです。彼らの絵画はどれも実に緻密かつ写実的で、絵のモデルも個性的な美人に描かれ、私ら素人衆にも判り易い絵と言えるでしょう。
ピカソの抽象画やゴッホの印象画等を見ると、フト小学生の頃に学校の美術展で入賞した絵心が疼いて、「これくらい俺でも描けるんちゃう?」と不遜な妄想が浮かんだりするが、これ程緻密で写実的な絵を前にしては流石プロの腕と感心させられる。
会場を出て夕食でもと思い周囲を見渡すが、ここらの店は何処も高そうだ。妻が「東京ミッドタウンなら知っている。」と言うので、そこの地下1階にある寿司店で食事をした。普段利用する回転寿司店と違い此処も安からずの雰囲気なので控えめな注文となった。でも「腹八分目」と言うから健康の為には良かったのかな。
都心の人混みには疲れたが、一流のエンターテインメイトとアートを堪能して、精神の涵養ができました。