ネットを閲覧していると、テレビや新聞などでは知りえない変わった情報に遭遇する事がよくあります。これもその一つで、去年の夏頃だったが関越自動車道下り線の東松山インターを過ぎた辺りを走っていたら、三車線の一番左側車線に緑色のラインが数キロに渡って引かれていた。
あまり見掛けない色ではあるし、丁度東京オリンピックが開催されていた時期なので、埼玉県で行われたゴルフ競技の関係者用に設けられたものなのかなあと思ったりしたが、詳しい意味合いは分からなかった。
しかし最近見た「乗りものニュース」のホームページの中で、緑色ラインの事が書かれていた。それによると、このラインは関越道下り線の東松山インターから4キロ先まで引かれているそうです。
じゃ何故ラインは引かれていたのか?高速道路を管理するNEXCO東日本の説明によると、渋滞緩和対策の一環なんだそうです。NEXCO東日本によればこのラインは「車線キープグリーンライン」と呼ばれ、渋滞緩和の他に逆走防止の対策でもあるそうです。
高速道路が渋滞していると、ドライバーは「少しでも早く進みたい」という心境から追越し車線へ走りがちになり、結果多くの車が追越し車線側に集中して、逆に渋滞を悪化させてしまうんだそうです。
「車線キープグリーンライン」は、インターから高速道路へ進入した車になるべく長く左側車線で走行してもらい、車線利用の均等化を図ろうする目的で設けられたものだったのです。
理由は分かったけれど、毎日ホリデイの私はよっぽどのことが無い限り朝夕、週末の渋滞タイムを外して走っているから、「キープグリーンライン」を利用する事はまずないでしょう。それに高速が渋滞したら、一般道の抜け道を走った方が早く目的地へ着ける事が多いですしね。