2月17日(木) 天気=晴れ時々曇り
09:46阿須運動公園駐車場→ 10:14189mピーク→ 10:19~10:58桜山展望台→ 11:14車道出合→ 11:23武蔵野音大正門前→ 11:32北コース入口→ 12:06~13:00あけぼの子供の森公園→ 13:03阿須運動公園駐車場
埼玉県の飯能市と入間市の狭間に、加治丘陵と呼ばれる標高200mにも満たぬ高まりがある。以前山岳月刊誌「山と渓谷」に奥武蔵野のお勧めハイキングコースとして紹介されていたので、一度歩いてみたいと思っていた。
朝食後我が家を車で出発し、1時間足らずで加治運動公園内の飯能市民体育館駐車場に着いた。妻はこのコースを友人達と以前歩いた事があるそうで、今日は彼女がガイド役を務める事になった。
駐車場から車道沿いに西へ少し進むとカインズホームがあり、その手前で左へ曲がる。ホッケーコートの外柵沿いに歩いて行くと、奥に加治丘陵の登山口があった。
カインズホームの手前で左に曲がる
加治丘陵の登山口
ここから市街地を離れ樹林帯の歩道になる。雑木林に囲まれた山道を緩やかに登って行くと、街中の喧騒は遠ざかり山歩きの気分になってきた。やがて丘陵の稜線に達し、程なく地図上の189mピークに着いた。ピークには標識らしき物は見当たらず写真だけ撮って先へ進む。
気持ちの良い雑木林の道
道沿いのユニークな木彫り像
稜線の道は起伏が少なく緩やかで、まるで散歩やジョギングのような格好で歩く人達も見掛ける。189mピークから5分ほどで桜山展望台(190m)に着いた。
桜山展望台へ向かう歩道
桜山展望台
展望台はコンクリート製4階建ての立派な造りで、最上階からは関東平野や丹沢、奥多摩、奥武蔵の山塊そして富士山など素晴らしい眺めです。ここが加治丘陵のランドマークなのか、次々と人がやって来る。その多くが我々夫婦と同年配の高齢者達だ。
展望台の最上階
展望台から東京都心部
展望台から富士山
桜山展望台からは東へ向かって歩道沿いに歩いて行く。歩道の左側は武蔵野音大の敷地で、無粋な鉄柵が延々と続いている。展望台から15分ほどで車道に出て、左へ曲がって車道沿いに降って行く。武蔵野音大の正門を過ぎると市街地で、少し先には西武池袋線の仏子駅がある。
展望台下でコーヒーブレイク
歩道の日陰には先日の名残り雪があった
車道出合
武蔵野音大の外壁に咲く白梅
武蔵野音大正門
我々は手前の交差点で左折して西へ進み、再び北尾根コースの山道に入る。何やら不気味な看板がある所から少し登ると尾根上に達する。尾根にはバイクや自転車なら快適に走れそうな舗装された歩道が続いており、ハイキングの気分がチョット削がれた。
北尾根コースの入り口
尾根上に続く歩道
尾根の北側の崩壊地点
単調な歩道歩きを30分足らず続けると、眼下に阿須運動公園の施設が見えた。右に分岐する山道を僅かに降ると、飯能市民体育館の裏に隣接する「あけぼの子供の森公園」へあっけなく着いた。
急な山道を降る
あけぼの子供の森公園に到着
お年寄りばかりだった桜山展望台と違い、こちらの公園は若いママさん達と小さなチビッ子達で賑わっており、黄色い歓声が飛び交っていた。我々は公園内の洒落た喫茶店でコーヒーブレイクした後、車を停めている駐車場へ戻った。
公園内の喫茶店
洒落たインテリアの店内
市民体育館の駐車場に戻って来た
老化による体力の衰えと共に、険しい雪山や高峰がだんだん遠ざかっていく。いつかは山へ行けなくなる日が来ると思っているが、こんな里山ならもうしばらくは我々高齢者を楽しませてくれそうです。