Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

北ア、常念山脈縦走1日目(上高地~蝶ヶ岳)

2022年09月15日 | 山歩き

9月12日(月)     天気=晴れ時々曇り

08:31上高地➜ 09:14~18明神➜ 10:00 ~25 徳沢➜ 13:23長塀山➜ 14:12~14蝶ヶ岳➜ 14:16蝶ヶ岳ヒュッテテント場

 

 昨夜は梓川サービスエリアで車中泊、今朝方穂高町営の無料駐車場に車を停めて、電車とバスを乗り継ぎ朝8時過ぎに上高地へやってきた。バスターミナルから少し歩いて梓川に架かる河童橋に着く。

上高地バスターミナル

 橋上から眺める穂高連峰の眺めは、相変わらず素晴らしい。観光遊覧の人達が「ワァ凄~い」何て歓声を上げてる傍で、「その凄い所へ俺は行くんだぞ」とザックを背負い自意識過剰なモチベーションで、上高地から自然探勝路を徳沢へと出発する。

河童橋から穂高連峰の眺め

探勝路入口の歩行者への注意標識

 梓川沿いの自然探勝路は歩き易い平坦な道だが観光の人も多く、「シロートさんに負けるわけには行かねえ」と少し気負って歩いたので、徳沢に着いた時には身体が汗ばんでいた。

梓川河畔から明神岳の眺め

徳沢の徳沢園売店兼食堂(ソフトクリームが一番人気)

 徳沢園の食堂で何か軽食でもと思ったが、店内は混雑して注文しても待たされそうなので、コーヒーだけ頼んで行動食でお腹を満たした。徳沢からいよいよ登山の開始、長塀山まで標高差1000mの長い登りが続く。

徳沢の蝶ヶ岳登山道入り口

 長塀尾根コースは、蝶ヶ岳手前まで樹林帯で展望は無く単調な道程です。若い頃の気分で「蝶ヶ岳に早く着いたら、今日のうちに常念小屋まで行っちゃおうか」何て夢想したが、その目論見は長塀尾根を歩き始めてすぐに吹っ飛んだ。

長塀尾根コース中間点の道標

 重いザックが肩に食い込み、脚は上がらず汗ばかりが噴き出す。「汗が出るのは若い証拠」何て言う余裕も無い。そんな私の横を蝶ヶ岳から下山の人が何人も、「こんにちわ」と声を掛けてすれ違う。「イイなあ重力に引かれて降る人は・・」

コースの途中には池塘もあった

 徳沢から約3時間で長塀山(2565m)に着いた。なんだかんだ言いながら、コースタイムより少ない時間で来られたからまあいいか。長塀山からは途中に池塘などもある緩やかな道なので余裕もでてきた。

長塀山山頂(展望無し)

 やがて森林限界を超え稜線間近の道をジグザグに登ると、蝶ヶ岳(2677m)の山頂へ着いた。雲は多めながらも360度の大展望で、槍穂高連峰の山波が素晴らしい眺めです。

蝶ヶ岳山頂間近

蝶ヶ岳山頂

 山頂直下に蝶ヶ岳ヒュッテが建ち、その横のテント場でテントの設営に取り掛かる。直に狭いながらも快適なマイホームが完成しました。夕食まで一時、テントの中から雄大な山々を眺めつつ飲むビールの何と美味な事、これぞ至福の時間です。

テント設営

蝶ヶ岳ヒュッテと奥に常念岳

夕暮れ迫る槍穂高連峰

 夕食はレトルトカレーにレトルト煮つけと漬物、みそ汁の簡素なメニューだったが、お腹ペコペコだったので美味しく頂けました。夕食後は安曇野の里が望める稜線の東側(通信電波が届くので)に移動して、スマホでブログを書いたり、妻へ連絡したりした。

安曇野山麓の眺め

日没寸前に、西から東の空へ黒い光りの筋が伸びた(穂高連峰の山影だろうか?)

 午後6時半過ぎにはテントに入り、寝袋に潜って横になった。夜半時折ゴロゴロという雷鳴が聞こえテントの布地越しに光ってはいたけれど、雨も降らず快適に眠る事ができました。

コメント
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