9月25日(日)
「寄居町の山里に、変わった駄菓子屋さんがあるらしい。良かったら一緒に見物に行かないか?」と山仲間のIさんからお誘いの電話があった。日曜日は天気が良さそうだし、同じ山仲間のSさんも参加するというので、我々夫婦も参加する事にした。
ところが当日朝になって電車で来ると言っていたSさんが、体調不良で急遽来られなくなった。待ち合せ場所の秩父鉄道、波久礼駅で、午前10時過ぎにI夫妻と合流、2台の車で波久礼駅を出発した。風布川沿いの道を遡る事約20分、駄菓子屋さんがあるという風布の里に着いた。
風布の集落はミカン畑が点在する、古き良き日本の原風景みたいな美しい山里です。その一角に無人の駄菓子屋が在った。どうやら昔小さな食堂だった建物を、お店に改築したようです。
無人の駄菓子屋さん
無人のお店なので、好きなお菓子を買ったら片隅にある賽銭箱のような木箱へ料金を投入するようになっている。駄菓子屋さんの見物を終えると、川沿いの歩道を少し降って風布館というレストハウスへ向かった。
店内の様子(立っている人の右下に料金を入れる賽銭箱がある)
風布館では簡単な食事ができる食堂や売店などがあり、若くて綺麗なお姉さんが応対をしてくれた。その他にもバーベキュー施設や水車小屋などがあり、行楽の人がポツポツと訪れていた。傍を流れる風布川沿いにはモミジの木が多いので、秋が深まれば素晴らしい紅葉が見られそうです。
風布館
風布館の傍を流れる風布川
風布の里の見物を終えると特に予定が無いので、山の上にある奥秩父高原場苦情目指して車を走らせた。稜線上の釜伏峠へ着くと近くに釜伏山があるので、運動がてら登る事にした。
釜山神社入口の鳥居
峠の駐車場から参道を少し歩くと、由緒有りげな釜山神社が建立されている。神社の奥のピークが山頂かと思ったら、そこから一旦降って登り返した次のピークが釜伏山(582m)だった。
釜山神社本殿(山奥にしては立派な神社)
釜伏山への道
山頂直下の道
釜伏山山頂
山頂は樹林に囲まれ殆ど展望は無く、小さな石の祠が祀られていた。山頂で休憩していたら、Iさんがザックの中からおもむろにトコロテンを取り出し皆に分けてくれた。山で食べるトコロテンは、ほど良く酸味が効いて中々美味しかった。
山頂の祠と狛犬(此処が釜山神社の奥社になるらしい)
釜伏山を降ってから峠へ戻ると、山岳道路をドライブして東秩父村から小川町へ向かい、青雲酒蔵の直営食堂「玉井屋」でランチを食べた。I夫妻とは此処でお別れし、今日の小さな旅が終わった。
小川町の青雲酒蔵
我が家へ戻りネットで調べたら、釜伏山は埼玉百名山に名を連ねていた。今日は観光を楽しむだけの予定だったが、小なりとは言え埼玉百名山の一峰を登頂できたので、ブログのカテゴリーは「山歩き」とさせて頂きます。天気も良くて、秋の楽しい一日でした。