富山・新潟県境に聳える雪倉岳は日本二百名山の一座だが、北に朝日岳、南に白馬岳と人気の山が隣接するので北アルプスの中では地味な脇役的存在です。雪倉岳に登った人でも、白馬岳~朝日岳間を縦走した時に山頂を通過しただけという人が殆どじゃないでしょうか。
我々夫婦も昭和62年8月2日に白馬岳から朝日岳を縦走した時に、雪倉岳の山頂を踏んだだけです。この日は好天に恵まれて、山頂から白馬岳や朝日岳など360度の素晴らしい山岳展望と楽しむ事ができました。又豊富な残雪と美しい高山植物の群落が強く印象に残っています。
白馬岳から雪倉岳(右手前)と朝日岳(左奥)
雪倉岳山頂
花と残雪と展望に恵まれた北アルプスの隠れた名峰に再び訪れたいとは思っても、日帰りでは山頂に到達できぬ健脚コースの山なので、今では「遠きに在りて想う山」となってしまいました。
・・「雪倉は、花と残雪映える山」・・