Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

大分県、由布岳登山(詳細)

2023年11月14日 | 山歩き

11月7日(火)    天気=曇り後晴れ

07:30正面コース登山口駐車場→ 07:42自然歩道分岐→ 08:14~29合ノ越→ 09:36~40西峰分岐(マタエ)→ 09:57~10:16由布岳東峰→ 10:28~30西峰分岐(マタエ)→ 10:45~51由布岳西峰→ 11:14マタエ→ 12:02合ノ越→ 12:23自然歩道分岐→ 12:33正面登山口駐車場

 

 大分県湯布院町の東に高々と聳える由布岳は、二つのピークを持つ姿形の良い名峰です。昭和55年12月末に由布岳を単独で登っているが、アルバムには山頂での写真が唯一残されているだけで、登山の記憶は霧の彼方で殆ど覚えていません。そこで今回は妻と二人で、新たな思い出作りの登山をやってみる事にした。

道の駅ゆふいん(車中泊には快適な所だが食堂が早く閉店するのが残念)

 前日は雨降る道の駅「ゆふいん」で車中泊、中々快適な車中泊適地でグッスリ眠る事ができました。朝方コンビニで朝食を済まし、午前7時過ぎに登山口駐車場へ到着した。昨夜の雨は止んだものの辺りは吹き抜ける風で凍えるほど寒く、山頂を覆う雲が凄い速さで流れている。

登山口から望む由布岳

 「強風で登れないかも」と不安を覚えつつ、登山口を出発する。気持ちの良い草原の道を進んで行くと、だんだん陽射しが差すようになってきた。由布岳の左手に聳える飯盛ヶ城(1067m)が、朝陽に照らされて美しく輝いている。

草原の道を登って行く(左の小さな山が飯盛ヶ城)

飯盛ヶ城のピークが朝日に輝く

 登山口から10分余で、自然歩道が右に分岐する地点に着いた。此処から登山道は樹林帯に入る。道沿いの木々は紅葉が始まっており、赤や黄色の色彩が美しい。自然歩道分岐から約30分で、西登山口コースが合流する合ノ越に着いた。ベンチも幾つか在ってよい休憩ポイント、ここで一息入れる。

自然歩道分岐(トイレや案内板がある)

登山道沿いの紅葉

合ノ越

 合ノ越からは、急な山腹をジグザグに刻まれた道を登って行く。ジグザグの道はよく整備されて緩やかで、疲れを感じず快適に登って行く。何度もジグザグを繰り返して徐々に標高を上げて行くと、頭上に山頂部の姿が垣間見えるようになってきた。

山頂部の稜線が見えた

 合ノ越から約1時間で、東峰と西峰が分岐するマタエに着いた。天気は回復したが、稜線を吹き抜ける風は相変わらず強い。強風に耐えつつ東峰に向って登って行く。急登の道を登る事10数分、岩がゴロゴロした由布岳東峰(1580m)に着いた。

マタエ(右は東峰、左は西峰への道)

東峰への登り(背後のピークは西峰)

 山頂は360度の大展望、東は鶴見岳やその奥に別府湾の海原、西は眼下に湯布院の街並みや遠く九重連峰の山波が望める。43年前の冬たった一人で登った山頂を、今日は妻と二人で訪れている。それを思うと感慨も深い。

由布岳東峰山頂

山頂から湯布院の街並み

山頂から鶴見岳と別府湾

 20分ほどの滞在で東峰を後にする。西峰は山頂手前の鎖場が難所なので、妻をマタエ付近で待たせ私一人で往復する。最大難所の鎖場「障子戸」はガイドブックに書かれているほどの難度は無く、マタエから15分で西峰(1583m)に着いた。

東峰の降り道から西峰

西峰手前の難所「障子戸の鎖場」(登りより下りが要注意)

由布岳西峰山頂

 西峰が由布岳の最高地点で実質的な山頂になる。西峰も東峰に劣らず好展望の山頂で、しばし展望を楽しんだ。西峰からマタエに戻ると、妻の合流し来た道を降って行く。

山頂から東峰の眺め

山頂直下から湯布院の街並みと遠く九重連峰の山波

 天気はすっかり回復し、穏やかな秋晴れとなった。もうお昼近いというのに、次々と人が登って来る。中には幼児を抱いた人や、アジア系外国人のオバサングループまでいる。

 降りの道は足取りも軽く、マタエから1時間20分ほどで登山口の駐車場へ戻って来た。振り仰いだ由布岳は朝方とは様相を異にして、紺碧の空の下にクッキリと聳えて見えた。

登山口の駐車場が見えてきた

登山口から振り仰いだ由布岳

 旅の目的の一つであった由布岳を、妻と二人で登る事ができて良い思い出作りができました。今日はこれからやまなみハイウェイを突っ走り、明日は阿蘇の山を楽しむ予定です。

コメント
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