透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

シンとした野幌森林公園へ

2022-12-05 19:49:12 | 日記

曇り時々雪。最低気温−9.3℃、最高気温−2.6℃。

桂コース

午後から野幌森林公園を歩いてきました。

途中でキラリと光っていたのは、枝先についている氷の粒でした。

自然のイルミネーションです。その小さな粒が映し出している空や森の姿はどんなふうなのでしょう。ゆがんでいないことを願うばかりです。

さらに歩を進めると、高い木の梢でさえずっている鳥の姿を捉えることができました。視力が回復してきたからだと思います。

さらに、ハルニレの幹の縦じまが細いレンガを組み合わせたようにも見え、美しいと感じました。

今まで、ぼんやりしていた風景が視力の回復と共にすっきり見え始めてきたのは嬉しいことです。

本日の新北のうた暦の掲句です。

「静寂てふ音あり」という表現が光っていると思いました。静かな静かな音が聞こえてきそうな気がします。

賢治さんが『おきなぐさ』という童話で「夢よりもしづかに話しました」と綴っていますが、夢よりも静かに感じる音を想像しました。

また、今日は風はないにもかかわらず冷気が肌を刺す日。まさに、解説に書かれている通りの、「寒気がピーンと張つめている冬」の日でした。

「静寂てふ音あり冬の美術館」

この句に触発されて、「冬の美術館」も何だか魅力的だと思うようになってきました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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