透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

ふじのき公園と南町公園へ

2024-05-22 19:35:10 | 日記

晴れ。最低気温4.0℃、最高気温18.5℃。

ふじのき公園の藤は地面から30㌢ほどのところに咲いています。

なぜか、十数年前にこの地に越してきた時からその状態でした。おそらく、藤棚が壊れたのかと・・・・。

ふじのき公園なのに藤がないのは淋しすぎるので、この状態であっても咲き続けてほしいものです。

それから、南町公園へ。

桜の花は散った後にしっかり実をつけていました。

春はいっときですが、その短い間に花々を咲かせて、散らし、実を結ばせようとする自然の力には目を見張るものがあります。

そして、冬季期間は止められていた南町公園の水飲み場が無事に復活していました。

水場が公園にあるということは何と心を落ち着かせるものかと思います。

ただ、ちょっとがっかりしたのは、そこに注意書きが添えてあったことです。故意に水飲み場を汚してしまう誰かがいたのでしょう。

こういうことも、時代の流れなのかと思いつつ、おおらかな中に公共のものに対する節度がまだあった遠い日のことが頭をよぎりました。

「逝きたる」という声が告げられる場面が詠まれた句に、一瞬、息が止まりそうになりました。

およそ十年前、青森駅で義弟の突然の訃報を受けたことがあったのです。

寝台特急での一人旅で、青森駅に着いて数時間後の事でした。

驚いて、宿泊先にその旨を伝えると、オーナーの方がただならぬ事態を察して、キャンセル料は要らないと言って下さいました。亡くなったことが信じられないまま、一番早く戻れるように列車を乗り継ぎ、今来たばかりの道をそのまま折り返して札幌へ。

4月終わり頃の事です。

あの日の場面がまざまざと思い起こされた本日の新北のうた暦の掲句でした。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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