透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

冷たい雨と卓上四季と

2024-10-19 20:24:46 | 日記

雨。最低気温9.3℃、最高気温18.4℃。

朝からの雨は終日、止むことなく降り続けています。

明日にかけてこの雨はみぞれになるという予報です。どうやら、この雨は季節を進める、冷たい雨のようです。

先日撮の写真

本日の卓上四季には札幌出身の絵本作家・中川李枝子さんが取り上げられています。

妹の山脇百合子さんが絵を担当して出版されることになった「いやいやえん」(1962年出版)は、我家の子どもたちも大好きでした。

大正時代から昭和の初め頃の札幌の街では、まだ馬が活躍していた頃でしょう。

創作の原点はおいしい牛乳、真っ白な雪、「石炭と馬の混じり合った匂いが漂う街」とコラムにあるのもうなづけます。

次に出版された「ぐりとぐら」シリーズはワタクシも楽しんだ絵本です。

これらの作品を手掛けられ、89歳で旅立たれた中川李枝子さんの言葉には重みが感じられました。

〈子どもをよく見ていれば、だいじょうぶ。子どもは子どもらしいのがいちばんよ〉

そして、本日の新北のうた暦の掲歌です。

宮崎県在住の歌人が北海道旅行を題材にして詠まれた句の一つ。

美しい情景が詠まれているようですが、「アイヌの悲憤の歴史について思いを馳せる。」と解説に。

ムックリの音色が風となって渡っていく湖畔に佇めば、その音に歴史が重ねられて心が揺れることだろうと思いました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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