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昨日、宮沢賢治学会イーハトーブセンターから「会報第69号●かぷかぷ」、「宮沢賢治研究
Annual Vol.34」、「第35回総会議案書」等が届きました。
関係者の皆さま、お忙しい所、ありがとうございます。
先ほど、会報の巻頭エッセイを読み終えたところです。
筆者の富安さんは幼い頃、宇野重吉氏の朗読で「やまなし」を聞いて、「まるで自分が、カニの子たちと一緒に川底に沈んで、キラキラと輝く水面を見上げているような、そんな心地よさに包まれたことを今でも思いだす。」と綴っています。
なるほど、「やまなし」に登場する二疋の蟹の子どもたちの会話はなんといっても印象的です。
「クラムボン」は今もってその正体は謎ですが、分からないところはそれで良いのだと確か賢治さんも言ってましたし、「かぷかぷわらつたよ」という魅力的な表現を楽しむことにします。
ところで、富安さんは賢治作品の中でも大好きな作品は暗唱できるほどに心酔していたとのことです。
自称「賢治愛好家」を名乗っていた私ですが、熱心さの度合いがそれほどではなかったと気づかされました。
これからは「賢治愛好家・新参者」と言いかえた方が良さそうです。
午後から市内で開催されている美術展を二か所巡ってきました。
絵筆を握られている方々の力作に魅せられ、元気を頂いた気がします。
芸術の秋を身近に感じたひとときとなりました。
昨日、市立病院前のイチョウ並木を見てきたところだったこともあり、この句の情景と重ねて味わうことができそうです。
「色彩に鋭敏な画家である作者らしい把握と思う。」と解説にあり、なるほどと思いました。
それでは今日はこの辺で。
明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。