透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

習い事の道中と新北のうた暦と

2024-10-23 18:06:41 | 日記

雨。最低気温14.0℃、最高気温18.7℃。

強い雨と傘を差せないくらいの風に見舞われた当地。

ところが、ピアノの先生のお宅へ向かう時にはピタッと止んでいたのは幸運だったというべきかもしれません。

道中、雨に濡れたアスファルトの落ち葉がアートのように見えました。

「石に還ろうとしている碑を秋の花がそっと支えている」と解説は結ばれています。

優しい気持ちが伝わってくる句でした。

特に北海道では開拓の頃から馬に大変お世話になっただろうと思います。

日頃から畑作や山のお仕事で相棒として働いた馬たち。馬車や馬そりの動力としても大活躍でした。

そして、戦争でも。戦地では負傷した馬は銃殺されたと聞きます。

馬たちにはいくら感謝してもしきれないなと思います。

馬以外でも、牛、その他の家畜たちの恩恵をたくさん受けている私たちです。

思えば、開拓時に血の汗を流して開墾した土地が今は荒地となり、木々が生い茂っている姿を度々見かけることがありました。

賑わいを見せていた地も拠り所となる生業が廃れていくと人影がなくなって、寂しくなります。そうした過疎地の馬頭碑などの碑は風雪にさらされて、元の石に還るところもあるのでしょう。

秋の野の花が碑をかばうように寄り添って咲いている情景が目に浮かびました。

月日の流れは人智の及ばないところに意味があることを教えてくれているのかもしれません。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

コメント
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