透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

雪と新北のうた暦と

2025-02-11 15:28:46 | 日記

晴れのち雪。最低気温-13.7℃、最高気温-1.2℃。

朝は晴れていたのですが、天気予報通り、午後12時過ぎから突然雪が降り始めました。

今風に言うと、突然「切れた」かのようにです。

まるで、おとぎ話の雪の女王が「切れて」采配を振るったかのようにです。

日本の民話で雪を降らせるのは雪女。洋の東西を問わず、こういう場面に登場するのは女性であるということが妙に気にかかるところですが・・・。

とりあえず、雪が持つ冷たく、繊細で美しいという一面が生み出したキャラクターと思うことにしましょう。

男性や女性というジェンダーにとらわれない考え方となりつつある昨今ならば、降りしきる雪の場面はどんな主人公がどんなふうに物語るのかと想像してしまいました。

そして、本日の新北のうた暦の掲歌です。

解説には「地上の駅」へと向かう時、乗客の感覚は「銀河鉄道の夜」のイメージに近づくと綴られています。

札幌の地下鉄南北線の南平岸駅から真駒内駅の間だけが地上駅で、平岸駅と南平岸駅の中間地点で地下鉄が地上へと駆け上るのだそうです。

また、「特等星」というのは作者の造語のようで、「ちょっと賢治的な言語感覚かもしれない」とも。

というのも、作者は賢治と同郷の方という解説になるほどと思いました。

札幌地下鉄南北線と「銀河鉄道の夜」の列車の旅を重ねて詠まれた作品に、新鮮な驚きを覚えました。

 

それでは今日はこの辺で。

明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。

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