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ソチ冬季パラリンピックで我母校網走南ヶ丘高出身の狩野亮(27)氏が金メダルを受賞した。8日から競技が開催され、アルペンスキー男子滑降座位で、日本勢初の快挙をもたらした。2歳からスキー指導員の父親の影響下でスキーを始め、競技スキーへ向かおうとした矢先の小学校3年時、交通事故で脊髄を損傷する。スポーツが得意だった彼に両親は他のスポーツに挑戦させようと試みるも今一つだったという。
転換期は1998年の長野パラリンピックのアルペンスキーを見たことからだったそうだ。
狩野亮氏と両親を始め家族の方々に、希望の光を届けたのは、同じように障がいを持った方々がスポーツに全力で取り組む姿だったのだろう。
パラリンピックという言葉が従来の愛称から正式名称となったのは、1988年のソウル大会からというので、今年で26年目となる。ウキペディアによると「パラリンピック」は当初、パラプレジア(Paraplegia、脊髄損傷等による下半身麻痺者)とオリンピック(Olympic Games)を合わせた造語で日本人の発案(個人名は不詳)とのこと。
1964年、第13回国際ストーク・マンデビル車いす競技大会が東京で開催された際に「愛称」として初めて使用された。
1985年、IOCは、パラリンピックという呼称を用いることを正式に認め、半身不随者以外も参加するようになったことから、新たな解釈として、パラレル(Parallel、平行)とオリンピック(Olympic Games)を合わせて、「もう一つのオリンピック」とすることとしたという。
パラリンピックという名称も初期の意味合いから現在の「もう一つのオリンピック」へと変遷していた。大会の参加者が半身不随者以外もへと広がり、それに関連して、参加者も増加し、注目度が高まってきている。残された能力、今ある能力を最大限活かし切る所に希望の光。