透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

啓蟄の日

2014-03-06 19:42:16 | 日記

雪時々曇り。最低気温-5.4℃、最高気温-2.9℃。       昨年の3月からブログに切り替えたのですが、2004年3月7日HP開設から本日をもって10年が経ちました。毎日コツコツ勝手気ままに書いてきました。私の拙いHP、ブログを訪れて下さった皆様、本当にありがとうございました。

さて、今日は啓蟄とか。啓蟄とは何だろうと思い、ネットで調べ、それぞれの解説の一部を引用して比べてみました。

『知恵蔵2014の解説』 春の暖かさを感じて、冬ごもりしていた虫が外に這い出てくるころのことである。「啓」には「ひらく、開放する、(夜が)明ける」などの意味、「蟄」には「冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、とじこもる」という意味がある。 

『日本文化いろは事典の解説』   3月6日頃 啓蟄とは、土の中で縮こまっていた虫(蟄)が穴を開いて(啓いて)動き出す日のことです。具体的には、日本人が「さぁ働くぞ」と意気込み始める日のことを言います。この時期は、一雨降るごとに気温があがってゆき、春に近づいていきます。日差しも徐々に暖かくなってきます。

『デジタル大辞泉の解説』    二十四節気の一。冬ごもりの虫が地中からはい出るころ。太陽暦で3月6日ごろ。《季 春》「―を啣(くわ)へて雀飛びにけり/茅舎」

啓蟄とは冬ごもりで土の下に縮こまっていた虫が外に這い出る日なのですね。『日本文化いろは事典』の解説が面白いですね。私たち日本人が「『さぁ働くぞ』と意気込み始める日」とは・・・・・。何て大胆で現実的な意味づけなのでしょう。
 
実はそんな意味合いがある日とは知らずに、「さぁ働くぞ」と今日は朝から気合いを入れていたところでした。昨日が少したるんでいたのでそう思っただけなのですが、暦上でもそういう解釈ができる日だったとは。ところで、今日のわが町は、真冬日でしかも風雪が吹き荒れる、とっても寒い日だったのです。もし、お調子者の虫が雪の中から苦労して穴をあけて這い出ようとしても、すぐに顔を引っ込めて土中深く潜り込んでしまったでしょう。命の保証もなかったかもしれないですね。トラウマになって、本当の春になっても、地表に出てこられなくなったりして・・・・・。そんなおっちょこちょいな虫はいないですよね。
コメント
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