透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

重要文化財「明日館」へ

2014-03-25 19:17:26 | 日記

晴れのち雨。最低気温2.9℃、最高気温7.1℃。

先日、池袋に出かけた折に、重要文化財となっている「自由学園 明日館」を訪ねた。自由学園は羽仁吉一・もと子夫妻によち、大正10(1921)年に女学校として創立され、その校舎として明日館が建てられたそうだ。設計にあたったのはアメリカのフランク・ロイド・ライトとその弟子の遠藤新。遠藤新は羽仁夫妻の友人で、彼を介して羽仁夫妻は、当時帝国ホテル設計のために来日していたライトに自由学園の校舎の設計を依頼したという。明日館(みょうにちかん)という名は羽仁夫妻が自由学園と日本の教育の明日を託して名付けられたそうだ。

昭和9(1934)年に自由学園は東京都久留米市に移転し、「明日館」は卒業生の諸活動の拠点として、また、戦後は自由学園生活学校の拠点として使われたという。(パンフレットによる)

池袋の市街地にあるとは思えない静寂さが辺りを包んでいた。建物は外観も個性的で美しかったが、館内も木のぬくもりがあり、落ち着いた暖かな雰囲気だった。羽仁夫妻が理想の教育を実現しようと奮闘されたことを偲びつつ、文化の香りが立ちこめる館内を廻った。

                     

                                      《「重要文化財 自由学園明日館」と太字で書かれている》

                     

                              《明日館 外観》

                     

                     

                     

                     

                                  《講堂》

                    

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