透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

舞台を見る・観る

2014-03-20 20:43:53 | 日記

晴れ。最低気温-7.5℃、最高気温3.6℃。

この度、池袋の東京芸術劇場シアターウエストで上演されていたジャン・コクトー原作の舞台「おそるべき親たち」を観劇してきた。当日券売り場に開演時間の一時間前から並んでチケットを手にした。この列にはほかに会社帰りのOL風の方など十数人が並んでいた。

シアターウエストは地下1階にあり、客席数が195から270席の小劇場。それもあって、演技する側と観客の一体感が味わえた気がした。舞台は私の席から3メートルくらいで、俳優さんたちの表情や流れる汗までもが見えた。チラシに「愛情、欲望、嫉妬、陰謀、裏切り・・・・。彼らを待ち受ける衝撃の結末とは・・・・?」とあったように、登場人物たちの複雑でねじれた人間関係が舞台上に繰り広げられていた。

舞台合間の休憩時間にはワインを注文し、少しだけ大人のリラックス気分を味わう。私以外にもビールやワインなどを口にして寛いでいる方々が多くおられた。中高年の方々も多く、ここは本当に日本なのだろうかと思うほど心がほぐれる、ゆっくりした時間が流れていた。

再び舞台が開幕し、俳優さんたちの真剣で迫力ある演技に圧倒されているうちに舞台は終焉となった。俳優さんたちは、先ずもって自分の身体を鍛え、その上で、約2時間のセリフや身振りをたたき込んで舞台に上がるのだろう。汗をかくシーンはスポーツそのものかもしれないし・・・。一見、華やかではあるが過酷なお仕事でもあるなと・・・・・・。                                 

                                 

                                                《東京芸術劇場》

                                   

                                   

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