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昨日の北海道新聞日刊紙に賢治さんに関連する記事が掲載されていた。「賢治の世界に浸る プラネタリウムも」「SL銀河 岩手で来月運行開始」とのことだ。客室は木目調の格子で仕切られ、個室感があり、通路には赤いカーペットが敷かれている。4両のうちの1両に、プラネタリウムが設置され、車内で星を見ることができる。窓の上にはステンドグラスが施されているともあり、写真と見比べながらこの列車を想像してみるに、走るお部屋のようで、居心地がよさそうだ。
東日本大震災の復興支援の一環として、4月12日から運行予定の「SL銀河」と名付けられた蒸気機関車。賢治の「銀河鉄道の夜」の世界観をプラネタリウムと蒸気機関車を通して味わえそうだ。3月2日、釜石から遠野間を報道向けに試乗走行したという。本当の幸いとは何か。賢治の投げかけた問いを列車の中で反芻してみたいものだと思った。