雪のち曇り。最低気温-2.4℃、最高気温-0.3℃。
春分の日の今日は、冷たい風に粉雪が時折舞う、真冬日の一日だった。進んでいた雪解けも一時停止状態で、道は凍りついたままだった。昨日は春の暖かそうな顔が見え、今日は一転して冷たい春の顔だった。幼い頃はこの両面にたぶらかされていた気がする。この時期には熱をだし、喉を傷め、声がでなくなったことがしょっちゅうだった。
馬齢を重ねた今は、対処方法を心得ているので、声が出なくなることはなくなっている。要するに、暖かそうに見えても油断はしないことだ。お洒落を優先すると薄着になり、身体を凍えさせるし、喉を冷気に晒すとすぐに痛みがでてしまう。防寒対策は防病対策につながる。春になっても、冷たい風には構えの姿勢で過ごさなくては。
本日付北海道新聞日刊紙の卓上四季というコラムは春分の日にちなんだ話題だった。レイチェル・カーソン著の『沈黙の春』の第17章「べつの道」の冒頭部分が引用されていて、とても興味深く、考えさせられる内容だった。待ち遠しい春はいつまでも自然のサイクルが脅かされず、安心と喜びにあふれる春であってほしい。