BRM501日本橋1000 奥の細道2022スタート～黒磯

いよいよスタート。11時

最初は曲がって曲がって信号峠。

キューシートなんて見てられないからGPS便り。なのでキューシートはバッグの中。

チェックポイントだけのものを使用。

まぁ最初は連なっているので、なんとか前の人に付いていきます。

一生懸命追っているので、しっかりGPSは見てないときもあり、

前の方が曲がって、おっ、ここ曲がるのかと思ったのも多々あり。

浅草の雷門あたり

ちょうど東京マラソンのコースだったね。

人、人、人だらけですよ。

走り始めて1時間もしないうちに雨が降り始めた。

スタート時はほんの少し暑いくらいでよかったと思ったのに。

レッグウォーマもおろしてスタートしたのに、つかの間だったな。

ポツポツからほどなく路面がウェットになり、もう本降りって位になった。

あーあ、もう…

なるべく前の方に付いていきたいので「勝手に付かせてもらってすみません」とご挨拶して「もう降ってきましたね、まだレイン着ませんか？」などと聞いてみる。なるべく同じタイミングで停まりたいｗ

この方は昨日に試走したと言っておられて間違いそうな所まで完璧にチェックしていて、お世話になりました。

草加あたりでいよいよ本降り、レイン着ます。

この辺ではちょっと前に二人組、そしてその方、私で走っていたのだけど

前の方がコンビニに入ってしまった。

あと数ｋｍでPCのコンビニだったので、私はそこまで行っちゃうことに。

で、PC着。

PC1 セブン総和新小堤店　69.2ｋｍ　14：57

お稲荷さん2個入りと補給に粒あんパン5個入り（うち一個食べる）

ミルクコーヒーを掻っ込み、スタート。

もうすっかりザーザー降りでスタートも躊躇するくらいなのだけど

走るの遅い私は休む時間を削らなければ。

ザザ降りの中、一人出発。

で、走っていると、先ほどの二人組が追いつき追い越してった。

ココは付きたい～とちょっとがんばって後ろに付かせてもらった。その二人組に付かせてもらうことに。

このお二人の会話が妙に友人とキャラが似ていて妙に親しみを感じた(#^.^#)

そして順調に最初のCHK着。

CHK1　大神神社　95.1ｋｍ　16：30

ここから40ｋｍほどはお二人の後ろでいいペースで走らせてもらったのだけど、走りながら、自分に違和感。

なんか頭が痛い？この痛みは何？奥歯？

どうやら奥歯から痛んでいるような？と気になりだし、気になると止まらない。以前にも歯の痛みには泣いたけれど、痛み止めは持ってきたはずだけど、

抗生物質はあったかな。

早めに飲んでおいたほうが良いな。と、ツルハドラッグがあったけど、

後ろから離れたくないのでスルー。

でもこのまま夜を迎えるとやばいかも？と次に会った薬のアオキ（だったかな）でトレイン下車。

結局持っていた薬を飲み、ドラッグストアでは目的のものなく役立たずで

そのまま走り始める。一瞬でも止まるとあっという間に体温が奪われる、やばい。

例幣使街道の登り、リスタートしてしばらく走ると先のお二人がコンビニで休んでいたのでご挨拶して通過。

雨はザザぶり、このまま日光に突入して登りはなんとななるとしても下りはなぁ…

あまりにつらくてファミマでストップ。この雨風、寒さと…

でもここでやめても温かい場所があるわけでもなく行くしかない。

ファミマ日光瀬川店　19：12

とりあえず温かいものを飲んでおトイレいってスタート。

そういえば雨装備にしたときにまだ濡れていないインナー手袋にテムレスして、快適でびっくりしたけど、外から沁みなくてももう中のインナーもぐしょぐしょ。テムレルやんか。こんな雨じゃ何してもあかんねんね。

フロントバッグの浸水が心配で着替えをサドルバッグに移した。完全防水なはずなんだけど？？アピデュラレーシング。

なんとフロントバッグに水が溜まっていた(^^;)ここではあまり気づいていなったが

ホテルでちゃんと見ると結構な水がバケツに入ったように溜まっていた。

ファスナーが開いていたのかボトルの隙間からか。

ザーザーの雨、真っ暗、寒い、進むしかない。

東武日光駅前　19：41通過

やっと見覚えのあるバスターミナル、東武日光の駅前だ。

この前のFrecheのスタートで来たところ。

ここずっと登っていったところでスタートしたんだよね。

赤い橋を渡って左折してスタート地点のコンビニあったｗ

さらに進んで裏見の滝分岐へ。

キーボードをうらみと打つと『恨みの滝』と出てしまう。

確かにこの雨は恨むけどねぇ。『裏見の滝』です。チェックポイント。

ここの登りは真っ暗なので、誰かと一緒になるといいなぁと思っていたのだけど、登りは誰もいなかったけれど、チェックポイントの駐車場には数名いてよかった～。ザザ降りですけど。

CKP2 裏見の滝148ｋｍ　20：18

で、恐怖の下り。ブレーキ利くかなぁ、安全第一で行かなくちゃ。

みんな速いね、私は無理。こんな路面の下り飛ばせないよ、怖くて。

それに寒い。暗いよ～怖いよ～寒いよ～（面堂くん以上だ）

とりあえず下る。耐え難い寒さ。PCまではあと40ｋｍ。

20kmほど進んだところですき屋。

このままPCに着いても外では寒くて食べられない。すき屋に入ろう。

すき屋今市芹沼店、食べ終わって出てきた人がいた。

かわす言葉は震えながら「寒い」それしか出ない。

すき屋今市芹沼店　

ここのすき屋はとてもよくしてくださり、熱いお茶をいただき

豚汁とカレー。

身体が震えてパネルの操作ができず、店員さんにやってもらった。

熱いお茶を飲んでも歯はがちがちがとまらない。

ウエアは中までびしょびしょだから脱がないと冷やす一方なわけで

でも脱げないし。

入れ違いの人はコインランドリーで乾かすって言っていたけれど脱いだらマッパじゃん？

結局、歯はがちがちのままろくに噛めず、飲み込むようにカレーを豚汁で流し込んだ。このあと消化不良でずっと気持ち悪かったよ。

ここで大事なことを学んだ（と思う）

低体温症になったら濡れた衣類はまず脱がなくちゃいけないのだけど、こういう状況では脱げない。ならばとにかく停まってはダメ。

身体の中から温めるしかないので動き続けないとより冷える一方だ。

それとレインウエアの下にペラペラのウィンブレを着ていたのだけど、

これが一層通気が悪くなり、中のウエアはより濡れた状態でfinetrackも役に立たない。ウィンブレを脱いだら、少しドライになった気がした。

いやいや本当に死ぬかと思った。

何度もこんなこと味わっているけれど

今までは熱いものを口から補給したら治まっていたんだけど、

どれだけ食べてもガチガチは止まらなかったもの。

この後、少し雨は小降りになり、ずいぶん下ったから気温が上がったのか

寒さは少しマシになり走れる気がした。ふ～生き延びた。

PC2ファミマ矢板北店　187.7ｋｍ　22：45

クローズは23：32だからセーフ。

ここから黒磯の宿まではあと40km。すき屋で休んだので、ここは休まずレシートだけとって先へ。

1時には着きたいな、黒磯のホテルトップス。

雨はやんだもののの、ここからはずっとほとんど登りで快調には行かず

しかも手前のチェックポイントはすっかり忘れていて、ランドヌールが停まっているのを見て止まり「ここチェック？」と聞いて教えてもらったという失態でした。

（相変わらず予習不足もいいとこ）

CHK3芭蕉の館　210.4ｋｍ　0：05

そしてホテルへ～。黒磯の駅すぎてすぐなのに通り過ぎちゃって、またもどってやっと着いた

ホテルトップス。1：30でした(+_+)

ここから最低限のお洗濯とお風呂、荷物の整理、充電、自転車も最低限に拭いてチェーンオイルさして2：30～3：50寝。いやぁ生き延びてよかった。

4：00出発のつもりだったがそれなら3：00すぎには起きないと。

それじゃ睡眠が・・・と睡眠1時間、4：20出発に変更。

おやすみなさーーーい。

（続く）