前より
今回の目標タイムは15時間切り。
でもたぶん15時間は無理。うまくいって15時間30分かなといったところが自分の見解だった。
しかし、1PCは4時間16分で来たし、2CPに8時間半で着いたら14時間30分ペースだ。
どこまで持つか、とにかくがんばる。攻めよう。
浅間を後にしたのは17:24。
8分停まっていたんだ。ここは去年はライトのトラブルが有り、ずいぶんロスしたので、最小限で行こうと思っていた。
でも17:30より速くスタートできただけ良いぞ。
で、スタートしてすぐの坂を上ると隊長がいた~っ。
浅間をそのままスルーして、今来たそうな。今から補給、装備。
ならば、私は先に進みだすよ。追っかけてきてね~。
と一人、暗くなった山道を進み出す。
一緒の方が心強いんだけどね、レースは孤独。自分で進まなくちゃ。
25Km地点17:50
もうすでに真っ暗になり、渋滞はない。数名前にいて、抜かすとその前は誰も見えないと言うことも。
もともとコースを覚えられない私なのに、さらに真っ暗なのでどこを走っているかわからない。なるべく走る。平坦なところや薄い登りは走れるところまで。でも闇の中ライトで路面を照らして足場を見ながら。リスクが少ないようなるべく小刻みに。
ちょっと登りになると歩くけれど、歩いてもなるべく早歩きで。
もうひたすら進むだけ。進んでりゃ着くんだ。
去年は数馬の湯の案内のあるあたりで捻挫したので、慎重に行こう。
そこらへんは足元は笹て顔あたりにも木がいっぱい飛び出していて
片側は落ちているし、とても嫌なセクション。
後ろに人が付いているので、「前に行きますか?」と聞くと「いえ、いいです」と言うので仕方なく私が前を進む。
本当は前に行って着いていきたいのだけれど・・・(~_~;)
30km地点19:02
まもなく西原峠。
ここではスタッフさんが「三頭山まであと4km、トイレがありますよ。」と声をかけてくれている。
そう、私は三頭山ではトイレに行くんだ。そしてちょっと座って、後ろの補給食をポッケに移したりの作業をするんだ。
とにかくそこまでは停まらない。
三頭山の手前の大沢山までが一番きつい。大沢山へは取りつきから30分登り続ければ到着というのは分かっているのだが、取りつきがどこなのかわからんし(+_+)
とにかく登る。
本当にこの登りはきつかった。
前後に数名いるが、みんな息絶え絶えに歩む感じ。
辛くて、思わず「がんば!」と声を出す。「もう少しだよ、ガンバ」
時計も観ていないから、何分登ったのかなんてわからないが
35km地点 19:54
大沢山20:03
やっとピークだ。「やった~ピークだ」声をあげて喜んだ。そして後ろに伝える。
「もう少しですよ~」
ここからは一度下って三頭山避難小屋。
今年は日が暮れてからは去年より涼しい。水も去年はここで切れたが今年はまた大丈夫。
(去年より多い2Lをハイドレーションに積んでいる)
トイレに行って、荷物の入れ替えをゴソゴソを座ってしていたら・・・
隊長が来た。うぎゃ、嬉しい様な刺されたような(^.^)
ここからは隊長と進みます。なんだかずっと一人で進んでいたので
やたら安堵感でホッとして、しゃべくりまくる。
三頭山20:21
下りで私が前に出たんだっけ?覚えていないが、私が隊長の前を進む。
心強いので、元気が出て、おまけに下りで調子に・・・・乗ったんだろう・・・(~_~;)
自分では、下りは得意、全然しんどくないよ~楽しいねぇ~なんて考えていた。
ジグザグな急坂で鞘口峠へ向かうところ。
後ろから隊長が「気をつけろよ~」と言ったような・・・
次の瞬間・・・
×○※○●?!!×○※○●?!!
落ちた~っ、ひょえ~停まらない~
停まった・・・
隊長に聞くと滑ったらしい。
見事に頭からダイビング。2回転ほど2mほど落ちて停まったみたい。
「大丈夫か~!!」と隊長。
「大丈夫~!!」と私。
いやぁ、痛いけど・・・立った、いや、座った。そして立った。
い・・・痛い。右太ももを強打したらしい。でも動ける。ズキズキ響くけれど。
飛んだヘッドライトを拾い、つけなおした。
ハンドライトは・・・点かない(+_+)
とりあえず、後ろから来るし、コースのど真ん中なので降り切ってしまえと隊長。
ハンドライトが点かなくて、気持ちもビビり腰が引けて、またもやズルッときた。
これはヤバいとアームウォーマーを引き上げ、次のコケに備える。
ハンドライトが点かないので見えないと嘆くと隊長がヘッドライトを取って持てと。
そしてなんとか鞘口峠手前まで下り、そこで隊長にハンドライトの電池を一度抜いてみてまた閉めてと言われ、言われるままに。
ああ、点いた。よかった。
そこからは痛みでものすごくペースが落ちた。思うように下れない。
でも負けちゃいけない。
隊長からはどんどん離れてしまうが、諦めない。隊長も後ろを気にしてスローペースで待ってくれているようだし。
風張峠を越え40Km地点21:16
2CPまであと2km。
月夜見山を越えるだけ。しかし、ここが結構長いのだ。
隊長に遅れながら、なんとか走る。
2CPでちょっと休憩できるね。腿にシップを貼ろう。そこまでがんばる。
月夜見山21:29
2度目の舗装路に出て見えた、2CPだ~っ
21:32
ポカリ500ml、水1Lをもらい、ブルーシートに座る。
座ってハイドレーションをさかさまにしてエアを抜いたりしてセット。
補給食の入れ替え、ポッケのゴミをザックの方に入れ替えたり、
シップを張り、エアーサロンパスを塗る。足はこれで大丈夫なはず。
ブログアップしようと思ったら、電波届かず。
小河内なら届くかもと隊長が言うので、ならば小河内で。
さぁ、がんばろ。行きますか!!
たぶん18分ほど停まっていたんだろう。歯ががちがちするほどに冷えてきたが
動きだすと大丈夫だろとそのままGO。
スタート21:51
急斜面を下る。岩場ではないが、ものすごく急な滑る斜面。
シップのおかげか右腿は痛みが軽減。
行ける、行ける。
去年はここからがぐったりだったが、今年は行けるよ。
小河内峠到着 22:13
電波を確認すると入っているので、隊長にブログアップするのでお先にどうぞ~。
とちゃっかりブログアップ。
これはとっても大事♪私のモチベーション♪
すぐに隊長に追いつき、今度は隊長がちょっと疲れ気味。
「先に行けたら行きなさい」と。
で、一人進んだ。
去年よりばてていないことが嬉しくて、頑張ろうと思った。
一人試走でさら足で明るければ、小河内から4時間半でゴール出来る。
疲れを考慮しても5時間30分あれば行けるのでは?
となれば15時間は切れるよ!
いや、もっと行けるのでは?
そう思うと自ずから足が運んだ。垂れるものか! 絶対ベストでゴールだ。
体力は弱っても精神力と忍耐力が有る。
それでがんばっているうちに体力も回復するはず。
心に言い聞かせた。
御前山の登りは手前の惣岳山がきついのだ。ここをクリアしたら御前山はすぐ。
それにさらな足だと大したことなかった。
ものすごく長いと思っていたのはしんどかったから。
そう思うと、ググッと辛抱して登り続けることができた。
惣岳山 22:49
御前山 22:55 着いた~っ!!
去年はここは霧雨、オーフイーさんがスタッフさんで会えたんだ。
今年は同じコースで頑張っているね。
さぁ、ここからは下り。
でもこの木の階段の下りは辛かった、腿に響いた・・・後ろから来た人に道を譲ると
浅間で合った女性と男性のペアだった。
この二人の後を追うようにずっと下った。
長い長い下りでとても辛くて、声を出すと楽だねと話し、一緒に歌を歌って下ったよ。
「ある日、森の中、熊さんと出逢った~♪」
ちょっと元気になって頑張った。
でも靴の中で爪があたりはじめて、痛い。耐えられず、靴ひもを締めなおした。
大丈夫。行けるよ。
耐えて耐えて下ってオオダワだ。
オオダワ23:46
ここも私のおトイレポイント。おトイレを済ませ、ちょっと座って荷物の入れ替え。
最後の補給食をポッケに移す。
そしてリスタート。
50km地点23:53 さぁ、大岳山へ
大岳山への登りは嫌いでない。岩場は結構好き。
しかも最後の山場だ。ここを越えればあとは日の出山だけ。でも今の私には下りのが辛いのだけれど(~_~;)
忍耐力だけで登ります。しかし、去年より速いから、このゾーンの人達は結構停まらないで登る。私も登る。じりじりと前に追いついていける。
大岳山 0:36
大岳山の下りは危険なので慎重に。しかし、スピードが出せない分安全だったかも。
あと4kmで御岳、3CPだな。
55km地点 0:50
ああ、あと15kmちょっとでゴールだ・・・
走れるところは走る。速くは走れないけれど、精一杯に頑張る。
去年が気持ちが逃げてしまったから、今年は最後まで頑張る。攻める。
モチベーションが下がらないようにタイムのことを考えた。
3CPに1:10に着いたら14時間切り?まぢ?
すごくね?
う~ん、あと、10分では着けないな・・・しかもこの足で金毘羅尾根は飛ばせない。
急坂下りは右ももが痛くて抑えが効かないから。
でも14時間30分は行けるよ。
すごいよ!!ガンバ!(^^)!
3CP到着は13:19
ここでも女将さんが応援してくれた~。嬉しかった。
もしあと10分速く着いていたら、もうブログアップもせずに通過と思ったが、19分だったし、プログアップを・・・。しかし、通じない。
ならば日の出山でアップだ。先へ行こう。
60km地点1:43
手前のおトイレに入る。ここも私のおトイレポイント。
しかし和式しかなく、右腿が曲げられず、とても苦労した(+_+)
日の出山 1:45
夜景
さぁ、最後だ。
日の出山の石段は痛くて、半分後ろ向くように下りた。
そして最後の金毘羅尾根。とにかく最後。頑張る。
最後の最後に捻挫なんてしないように、気をつけて走る。
すいぶんと追いついては抜かせた。割と平坦なところは私の足でも走れた。
逆に急な下りになると、痛くて遅くなるが。
あと5kmを見て14時間30分には余裕で着ける。
がんばる~。
最後、コンクリートに出てからは急下り。ここはちょっとペースが落ちたし
抑えが効かないので、意図的にも落として走った。
住宅街へ。
ああ、もう少し。
長い長い一日が終わる。
涙が込み上げてきた。声が詰まる。嬉しい。
スタッフさんがゴールへ案内してくれる。
嬉しくて嬉しくて。
こんなタイムでゴールできるなんて。
スタート前は右膝も不安だったのに。
辛かったことはすべて喜びに変わった。
そしてゴール。
ゴールタイムは14時間19分14秒。
ほどなく隊長もゴール。
こちらの3人で激走してきたそう。
あんちゃんも迎えてくれた♪
今度トルデジアンのお話し聞かせてね♪
お猿くん、速かったね~!!12時間20分位
序盤つかせてもらったサロモン君、N田さん。
JOYとゆかりのある方でした♪来年、一緒に試走してくださいね♪
隊長と激走した方
すがすがしい笑顔のI.masaさん
つるちゃん、初めてなのに速かった~
アルミマンさんがお出迎えに来てくれました!
温かいコーヒーが美味しかった~。
チームJOY万歳!!
チームJOY、元気いっぱいの幟です!(^^)!
JOY隊
応援ありがとうございました。
おかげさまで心折れることなく、自分なりにがんばってゴールできました。
途中ご一緒した方々、ありがとうございました。
満足したら終わり、だからまだまだ満足しないで反省して、また頑張っていきたいと思います。
大会運営、関係者の方々、お世話になりました。ありがとうございました。
←富士山
やっぱりしぶといね~、そう簡単には挫けないのね~
しぶといばばぁココにあり!!
ポチッと応援一発お願いします(^^)/
長文おつきあいありがとうございました。
今回の目標タイムは15時間切り。
でもたぶん15時間は無理。うまくいって15時間30分かなといったところが自分の見解だった。
しかし、1PCは4時間16分で来たし、2CPに8時間半で着いたら14時間30分ペースだ。
どこまで持つか、とにかくがんばる。攻めよう。
浅間を後にしたのは17:24。
8分停まっていたんだ。ここは去年はライトのトラブルが有り、ずいぶんロスしたので、最小限で行こうと思っていた。
でも17:30より速くスタートできただけ良いぞ。
で、スタートしてすぐの坂を上ると隊長がいた~っ。
浅間をそのままスルーして、今来たそうな。今から補給、装備。
ならば、私は先に進みだすよ。追っかけてきてね~。
と一人、暗くなった山道を進み出す。
一緒の方が心強いんだけどね、レースは孤独。自分で進まなくちゃ。
25Km地点17:50
もうすでに真っ暗になり、渋滞はない。数名前にいて、抜かすとその前は誰も見えないと言うことも。
もともとコースを覚えられない私なのに、さらに真っ暗なのでどこを走っているかわからない。なるべく走る。平坦なところや薄い登りは走れるところまで。でも闇の中ライトで路面を照らして足場を見ながら。リスクが少ないようなるべく小刻みに。
ちょっと登りになると歩くけれど、歩いてもなるべく早歩きで。
もうひたすら進むだけ。進んでりゃ着くんだ。
去年は数馬の湯の案内のあるあたりで捻挫したので、慎重に行こう。
そこらへんは足元は笹て顔あたりにも木がいっぱい飛び出していて
片側は落ちているし、とても嫌なセクション。
後ろに人が付いているので、「前に行きますか?」と聞くと「いえ、いいです」と言うので仕方なく私が前を進む。
本当は前に行って着いていきたいのだけれど・・・(~_~;)
30km地点19:02
まもなく西原峠。
ここではスタッフさんが「三頭山まであと4km、トイレがありますよ。」と声をかけてくれている。
そう、私は三頭山ではトイレに行くんだ。そしてちょっと座って、後ろの補給食をポッケに移したりの作業をするんだ。
とにかくそこまでは停まらない。
三頭山の手前の大沢山までが一番きつい。大沢山へは取りつきから30分登り続ければ到着というのは分かっているのだが、取りつきがどこなのかわからんし(+_+)
とにかく登る。
本当にこの登りはきつかった。
前後に数名いるが、みんな息絶え絶えに歩む感じ。
辛くて、思わず「がんば!」と声を出す。「もう少しだよ、ガンバ」
時計も観ていないから、何分登ったのかなんてわからないが
35km地点 19:54
大沢山20:03
やっとピークだ。「やった~ピークだ」声をあげて喜んだ。そして後ろに伝える。
「もう少しですよ~」
ここからは一度下って三頭山避難小屋。
今年は日が暮れてからは去年より涼しい。水も去年はここで切れたが今年はまた大丈夫。
(去年より多い2Lをハイドレーションに積んでいる)
トイレに行って、荷物の入れ替えをゴソゴソを座ってしていたら・・・
隊長が来た。うぎゃ、嬉しい様な刺されたような(^.^)
ここからは隊長と進みます。なんだかずっと一人で進んでいたので
やたら安堵感でホッとして、しゃべくりまくる。
三頭山20:21
下りで私が前に出たんだっけ?覚えていないが、私が隊長の前を進む。
心強いので、元気が出て、おまけに下りで調子に・・・・乗ったんだろう・・・(~_~;)
自分では、下りは得意、全然しんどくないよ~楽しいねぇ~なんて考えていた。
ジグザグな急坂で鞘口峠へ向かうところ。
後ろから隊長が「気をつけろよ~」と言ったような・・・
次の瞬間・・・
×○※○●?!!×○※○●?!!
落ちた~っ、ひょえ~停まらない~
停まった・・・
隊長に聞くと滑ったらしい。
見事に頭からダイビング。2回転ほど2mほど落ちて停まったみたい。
「大丈夫か~!!」と隊長。
「大丈夫~!!」と私。
いやぁ、痛いけど・・・立った、いや、座った。そして立った。
い・・・痛い。右太ももを強打したらしい。でも動ける。ズキズキ響くけれど。
飛んだヘッドライトを拾い、つけなおした。
ハンドライトは・・・点かない(+_+)
とりあえず、後ろから来るし、コースのど真ん中なので降り切ってしまえと隊長。
ハンドライトが点かなくて、気持ちもビビり腰が引けて、またもやズルッときた。
これはヤバいとアームウォーマーを引き上げ、次のコケに備える。
ハンドライトが点かないので見えないと嘆くと隊長がヘッドライトを取って持てと。
そしてなんとか鞘口峠手前まで下り、そこで隊長にハンドライトの電池を一度抜いてみてまた閉めてと言われ、言われるままに。
ああ、点いた。よかった。
そこからは痛みでものすごくペースが落ちた。思うように下れない。
でも負けちゃいけない。
隊長からはどんどん離れてしまうが、諦めない。隊長も後ろを気にしてスローペースで待ってくれているようだし。
風張峠を越え40Km地点21:16
2CPまであと2km。
月夜見山を越えるだけ。しかし、ここが結構長いのだ。
隊長に遅れながら、なんとか走る。
2CPでちょっと休憩できるね。腿にシップを貼ろう。そこまでがんばる。
月夜見山21:29
2度目の舗装路に出て見えた、2CPだ~っ
21:32
ポカリ500ml、水1Lをもらい、ブルーシートに座る。
座ってハイドレーションをさかさまにしてエアを抜いたりしてセット。
補給食の入れ替え、ポッケのゴミをザックの方に入れ替えたり、
シップを張り、エアーサロンパスを塗る。足はこれで大丈夫なはず。
ブログアップしようと思ったら、電波届かず。
小河内なら届くかもと隊長が言うので、ならば小河内で。
さぁ、がんばろ。行きますか!!
たぶん18分ほど停まっていたんだろう。歯ががちがちするほどに冷えてきたが
動きだすと大丈夫だろとそのままGO。
スタート21:51
急斜面を下る。岩場ではないが、ものすごく急な滑る斜面。
シップのおかげか右腿は痛みが軽減。
行ける、行ける。
去年はここからがぐったりだったが、今年は行けるよ。
小河内峠到着 22:13
電波を確認すると入っているので、隊長にブログアップするのでお先にどうぞ~。
とちゃっかりブログアップ。
これはとっても大事♪私のモチベーション♪
すぐに隊長に追いつき、今度は隊長がちょっと疲れ気味。
「先に行けたら行きなさい」と。
で、一人進んだ。
去年よりばてていないことが嬉しくて、頑張ろうと思った。
一人試走でさら足で明るければ、小河内から4時間半でゴール出来る。
疲れを考慮しても5時間30分あれば行けるのでは?
となれば15時間は切れるよ!
いや、もっと行けるのでは?
そう思うと自ずから足が運んだ。垂れるものか! 絶対ベストでゴールだ。
体力は弱っても精神力と忍耐力が有る。
それでがんばっているうちに体力も回復するはず。
心に言い聞かせた。
御前山の登りは手前の惣岳山がきついのだ。ここをクリアしたら御前山はすぐ。
それにさらな足だと大したことなかった。
ものすごく長いと思っていたのはしんどかったから。
そう思うと、ググッと辛抱して登り続けることができた。
惣岳山 22:49
御前山 22:55 着いた~っ!!
去年はここは霧雨、オーフイーさんがスタッフさんで会えたんだ。
今年は同じコースで頑張っているね。
さぁ、ここからは下り。
でもこの木の階段の下りは辛かった、腿に響いた・・・後ろから来た人に道を譲ると
浅間で合った女性と男性のペアだった。
この二人の後を追うようにずっと下った。
長い長い下りでとても辛くて、声を出すと楽だねと話し、一緒に歌を歌って下ったよ。
「ある日、森の中、熊さんと出逢った~♪」
ちょっと元気になって頑張った。
でも靴の中で爪があたりはじめて、痛い。耐えられず、靴ひもを締めなおした。
大丈夫。行けるよ。
耐えて耐えて下ってオオダワだ。
オオダワ23:46
ここも私のおトイレポイント。おトイレを済ませ、ちょっと座って荷物の入れ替え。
最後の補給食をポッケに移す。
そしてリスタート。
50km地点23:53 さぁ、大岳山へ
大岳山への登りは嫌いでない。岩場は結構好き。
しかも最後の山場だ。ここを越えればあとは日の出山だけ。でも今の私には下りのが辛いのだけれど(~_~;)
忍耐力だけで登ります。しかし、去年より速いから、このゾーンの人達は結構停まらないで登る。私も登る。じりじりと前に追いついていける。
大岳山 0:36
大岳山の下りは危険なので慎重に。しかし、スピードが出せない分安全だったかも。
あと4kmで御岳、3CPだな。
55km地点 0:50
ああ、あと15kmちょっとでゴールだ・・・
走れるところは走る。速くは走れないけれど、精一杯に頑張る。
去年が気持ちが逃げてしまったから、今年は最後まで頑張る。攻める。
モチベーションが下がらないようにタイムのことを考えた。
3CPに1:10に着いたら14時間切り?まぢ?
すごくね?
う~ん、あと、10分では着けないな・・・しかもこの足で金毘羅尾根は飛ばせない。
急坂下りは右ももが痛くて抑えが効かないから。
でも14時間30分は行けるよ。
すごいよ!!ガンバ!(^^)!
3CP到着は13:19
ここでも女将さんが応援してくれた~。嬉しかった。
もしあと10分速く着いていたら、もうブログアップもせずに通過と思ったが、19分だったし、プログアップを・・・。しかし、通じない。
ならば日の出山でアップだ。先へ行こう。
60km地点1:43
手前のおトイレに入る。ここも私のおトイレポイント。
しかし和式しかなく、右腿が曲げられず、とても苦労した(+_+)
日の出山 1:45
夜景
さぁ、最後だ。
日の出山の石段は痛くて、半分後ろ向くように下りた。
そして最後の金毘羅尾根。とにかく最後。頑張る。
最後の最後に捻挫なんてしないように、気をつけて走る。
すいぶんと追いついては抜かせた。割と平坦なところは私の足でも走れた。
逆に急な下りになると、痛くて遅くなるが。
あと5kmを見て14時間30分には余裕で着ける。
がんばる~。
最後、コンクリートに出てからは急下り。ここはちょっとペースが落ちたし
抑えが効かないので、意図的にも落として走った。
住宅街へ。
ああ、もう少し。
長い長い一日が終わる。
涙が込み上げてきた。声が詰まる。嬉しい。
スタッフさんがゴールへ案内してくれる。
嬉しくて嬉しくて。
こんなタイムでゴールできるなんて。
スタート前は右膝も不安だったのに。
辛かったことはすべて喜びに変わった。
そしてゴール。
ゴールタイムは14時間19分14秒。
ほどなく隊長もゴール。
こちらの3人で激走してきたそう。
あんちゃんも迎えてくれた♪
今度トルデジアンのお話し聞かせてね♪
お猿くん、速かったね~!!12時間20分位
序盤つかせてもらったサロモン君、N田さん。
JOYとゆかりのある方でした♪来年、一緒に試走してくださいね♪
隊長と激走した方
すがすがしい笑顔のI.masaさん
つるちゃん、初めてなのに速かった~
アルミマンさんがお出迎えに来てくれました!
温かいコーヒーが美味しかった~。
チームJOY万歳!!
チームJOY、元気いっぱいの幟です!(^^)!
JOY隊
応援ありがとうございました。
おかげさまで心折れることなく、自分なりにがんばってゴールできました。
途中ご一緒した方々、ありがとうございました。
満足したら終わり、だからまだまだ満足しないで反省して、また頑張っていきたいと思います。
大会運営、関係者の方々、お世話になりました。ありがとうございました。
←富士山
やっぱりしぶといね~、そう簡単には挫けないのね~
しぶといばばぁココにあり!!
ポチッと応援一発お願いします(^^)/
長文おつきあいありがとうございました。
前向きで頑張れば結果がついてくる!って教えられる。
ただ、このトレランだけは遥か彼方の存在だけど(^^;
いつかは!
読み終わったら私も来年、がんばろって気になっちゃいました。
でもね、ある日、ダメだったとき、結果がすべてなのにと落ち込んでいたら、結果はもちろん大事、でもそこまでの過程も大切ですと言ってくれた人がいて、
そうか、絶対無駄にならないはずと思ってがんばれるようになりました。
だから、かならず向かっていくのです。たとえ、ダメでもやらなくちゃ始まらないから。
やっぱ人と比べるんでない、自分自身との戦いなんですよね。
去年、後半ヘタレた悔しい思いがあったから
今年は絶対行くぞと奮い立たせました。
去年の自分にリベンジできたから嬉しい♪
それにブルベもDNFだったから、それでこちらもダメだったから哀しすぎる~と思って(≧▽≦)ノ
応援ありがとうございました。ものすごく励みになりました。
膝の具合も心配でしたが、何のその(笑)
一緒に走っている気分になれる文が
また素晴らしいな~(^-^)
しかし、隊長は男前や~かっこえぇ。
ハセツネに懸けていたまきさんの熱い思いと達成感がとってもとっても伝わってきましたヨ~♪
転んでも滑っても挫けずに前を向いて走るまきさんの姿はとっても魅力的です^^
ホント、お疲れ様でした^^
やっぱりランだと平気、自転車だとヤバいのか?
もう治っているのか?
隊長、かっこいいッス!
隊長の後ろだと安心して走れるんだよね。
私が前に行ったから、私、ぶっ飛んだのかな~
そうにちまいない、ちまいない(+_+)
気をつけよう。
ハセツネにかけていたわけではないのですが、ハセツネ前に600、400を入れていたんで、それで600DNFだったでしょ。思わぬ展開に、これでハセツネまでだめだったら
どないしょ~と焦ったわけです。
で、400も急きょDNS。この選択でハセツネまでダメだったら、何も残らないでしょ。ちょっと切羽つまりました。
だから、完走&ベスト更新ができたのかも。
何が幸いするかわかりませんねぇ(≧▽≦)ノ