2015五島長崎 国際トライアスロン大会、当日 【ラン】

更衣室に入り、受け取ったバッグの中身を出した。

あ、やっぱりタオルはここにあったのね～
今は全然いらないっす(・_・;)
必要なのはスイム後・・・

でもここで濡らしたオシボリでも入れておくとすっきり顔や手を拭けてよかったな。

ここでも椅子が空いていたので座った。3人か4人になったかな。
まずメットを取り、キャップを脱ぎ、シューズを縫いで、ソックスを履き替える。
このラン用の5本指ソックスの履きにくいことと言ったらありゃせん。

脚も濡れたまま履いたのもあり、湿っていたのも輪をかけて、本当に時間がかかった(・_・;)

やっと履いて、バイクパンツを脱ぎ、上のジャージはそのままでと思ったが、暑かったなとやっぱり袖なしに着替えることに。
そして、ウエストバッグをして、正露丸を探したが見つからない（実はウエストバッグに入れたんだった）
もういいいや、なんとかなるだろと諦めた。

アミノバイタルゼリーを食べて出発だ。

さぁ走れるのか？脚はどうなんだ。

とにかく進みだしたら、てらさんがいてくれた！！

「てらさん、行くよ、脚が終わっているけど、行くよ、てらさんのぶんまで！！」
手を合わせて、力をもらった。
なんとしてもゴールだ。応援パワーはすごいね。



この時てらさんが撮ってくれた写真。腿が巨大・・・('Д')

脚がどんな感じかもわからず、まだすんごい不安いっぱいだった。
けれど行くしかない。

ここから42ｋｍか・・・果てしない。トライアスロンて・・・ほえ～
42ｋｍは重たいね(・_・;)

走り出してV800のペースを見ると、5’40～5’50あたり。

ちょっと速めに出るとしてもｋｍ6はかかっていないんだ。
意外と走れるんだね。

すぐにJOYNさんとすれ違う。

さらにBタイプのかなちゃん、そしてaiaxさん、ミスター、ナリ。
で、前にアルミさんが見えてきて、パス。

コース上で会えるのが嬉しい。

ランは4時間30分を目標にしていた。
なので、エイドストップなんかを含めて6分/ｋｍで行けるといいと思っていたのでいい感じ。

このまま、このペースで押していければいいな。
走り出してもそんなにしんどさは感じないし、余裕もある。
この調子なら行けそうだ。

でも気になるのが、足首に巻いた計測チップのバンド。

擦れて痛いのだ。

右足がだいぶ擦ってきているのがわかった。
歩道に足をかけて停まって、ウエストバッグのガーニーグーをだし、反対の足首に塗って巻きなおした。
それからは問題なし。

ウエストバッグに小分けしたガーニーグー（ワセリンとかシャーミークリームとか）正解ね。
ウルトラでも必須です。

で、また走り出すが、今度はお腹が・・・(^^;)
やっぱり走り出すとグルグル下してきた。正露丸がなかったのが痛い・・・
（ウエストバッグに入っていたのだが、終わるまでわからなかった）

エイドで水を一口もらい、3ｋｍ地点のトイレに入る。

ちょっと用を足し、また走り出すのだが、またグルグル・・・
早めに行きたいので、次のトイレに行くのだが、ちょうど入ったばっかりで2基とも空かない。

ちょっと待ったが空かないので、あきらめて走り出す。

エイドはとても細かくあり、トイレもあるので、割と安心だったけど、お腹、ひどくならないといいんだけどな。
ちょっと不安もあった。

結局折り返しまでで4回ほどおトイレ(^^;)


そして1回目の折り返しのｍほど手前だったかでまーちゃん。
「いいペースいいペースがんばれよ～」と声をかけてくれたよ。
お、割と離れてないのね、がんばるよ～。

まだまだ元気に折り返した。

ちゃんと折り返しのパイロンは道の真ん中になっていたよ。昨日は端っこだったけれど。

エイドではバナナを一度もらい、その後はほとんどオレンジと水。
だんだん、受け付けなくなっていたのだ。オレンジだけなんとか食べられた。

復路もまだ走れた。
なんとかこのペースを維持したいな。

どうなるかはわからない。そこはウルトラと同じ。何が起こるかわからない。
急に脚が痛くなったり、動けなくなったり。
でもただ行くだけ。

ランコースも結構アップダウンが厳しい。

けれどエイド以外は歩かない。これは私の掟。歩くより遅いが走るのだ。

折り返すとだいぶ歩いている人も出てきて、ずいぶんと抜かしていくことができた。
割といいペースなんだな。
このまま持てばいいな。

復路からはお腹の調子はだいぶ治まり、トイレに寄ることもなくなった。ホッ。

エイドではだいたい一口お水をもらう。時々コーラ。
でも一口二口にしておいた。
コーラは美味しいので調子に乗って飲んでしまうのだが、お腹にガスが溜まりやすい。
飲んだ直後からお腹がゴボゴボ鳴り出すのだ、私の場合、要注意。

復路の登りも走り、そんなペースダウンもせず、1周目を終えた時の時刻は17：58
11時間。そして後21ｋｍ。

6分/ｋｍで走ったとしても2時間6分。
13時間は無理だな。



でもとにかく頑張って13時間に近く。

そんな思いで2周回めに入った。

疲労は出てきているが、そんなにペースは落ちていない感じ。まだ走れる。

すれ違いでバラキン交流会でお友達になったN丸ちゃんが声をかけてくれた。
嬉しいな。頑張らなくちゃ。



走れていることが嬉しくて楽しかった。

2周回めの折り返しに着く手前でてらさんが応援にきてくれていた。
嬉しい。がんばるよ、ゴールするからね。全部出し切ってゴールするんだ。

さらに進むと折り返したまーちゃん。差は開いていない。私、まだいいペースで走れているんだ。
「疲れてきた、どこまで持つかわからんけれど、がんばるよ。」

お腹もまたヤバくなってきたので、もう温かいものをもらうようにした。

折り返しのエイド、手前で「何かほしいものは？」と聞いてくれるのだが、答えられず。
そのエイドで少し停まって、少しでも食べて、仕切りなおそうと思った。
立ち止まり、バナナとかんころ餠をゆっくり噛んで食べた。

さぁあと10.5ｋｍ、最後だ。気合を入れてスタート。

自分の中でギアを一段あげて、（それでやっとペースを保てる程度なのだが。）
登りも歩かない、妥協しない。

もう時計も見ていなかった。一生懸命走るだけ。

そしてあと5ｋｍの表示を越えてリミッター解除。
潰れるのが怖くてペースアップをしなかったのだが、もうそれは無用。

最後、とにかく目一杯で走る。
出し切るんだ。

13時間への挑戦はもう無理だろうけれど、それでも限りなく13時間に近くを目指そう。

この辺はもうだいぶ歩いている人が多かったので、ずいぶん抜かした。

抜かした男性に「速いですね」と言われた。
「13時間は切れないけれど、近い時間を目指したいんだ。妥協しないで行きましょう！」
と発破をかける。
いつものように自分に言っているのだけど(≧▽≦)

あと、3ｋｍ。もう息がすでに上がっている。が、緩めない。
妥協しないで最後まで。

とにかく猛ダッシュ（自分では）

2ｋｍを切り、もう真っ暗な中、100ｍ走のように走る。（自分では）
苦しかった。

「まだ？まだ？どこなの？？」自分で問いかける。
もう少しだ。もう少しで歩ける、ゴールだ、長い一日が終わる。

完走できる、ゴールだよ。がんばれ私。

最後はもう身体がバランバランでフォームも何もなかった、必死のスピードを出して
ゴールゲートを目指した。

そしてゴール。


（かなちゃんより）

ゴールしたら倒れ込んでしまった。脚がプルプル立てなかった。






途中で停止ボタンを押してしまい気づいてすぐにスタートを押したけれど、別れてしまった。

ゴールタイムは13時間9分09

嬉しかった～18年ぶりのロングのトライアスロン、完走ですｗｗ

最高に嬉しかった。

あれやこれややっていたけれど、ちゃんとトライアスロンでけた(^^)/
やっとこさもどってきた～。



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