完走はできなかったけれど・・・ゼロ富士。その２

さすがに冷えてきている。新五合目のレストハウス前で少し身支度。

レッグカバーはもう既に履いていたので、レインの上とネックウォーマー。

レインの下は持ってきていないし、これが防寒のすべて。（グローブは夏用をつけていた）

3：44

一段上がった五合目2400ｍ。もしかしてチェックポイントはここなのかも？

さぁ登山、去年より早く行けるといいな。

去年はしんどかった・・・（実は今年のが悲惨だったのだがσ^_^;）

ここまでの階段を登っての脚の感じは去年程ずっしり重く感じなかった。

ここからも六合目まではがれた階段を登る感じの登山道。

ん？？意外と脚は行ける？

そんな感覚を受けた。とにかく去年はびっくりするほど脚が重たくて

先行き思いやられたもの。

いい感じで進んでいったのだが、それもほどなく眠気がくる。

ああ・・・眠い。急にクラクラと来た感じで、ダメだ、ちょっと座ろう。と腰かけて膝にうつ伏せ

数分寝る。

ふと目を瞑り（たぶん５分くらい？？）立ち上がりまた登りだす。

だんだん空が暗黒から青く変わっていくグラデーション、この瞬間が美しい。

夜を越えて来た。この瞬間が好き。

しかし、下から見上げて見える山小屋はまだはるか上。なんだか六合目から七合目はむちゃくちゃ遠いねんわ。

吉田口ほど山小屋たくさんないせいもあるけれどそれにしても遠い。

しかも脚の疲れより眠気と、おまけに吐き気も加わり

さらには動悸が激しく、脚が出なくなってきた。

疲労で運べないと言うよりは動くと心臓が破裂しそうな息切れと。

それでもなんとか八合目着　6：52

ああ、もうすでに3時間・・・

すっかり雲の上

もう一歩一歩、休み休みしか脚が出ない。息切れは激しく、ハイカーの人より登れない。

気持ち悪いし。

それでもなんとか脚を運ぶ。

辛い。苦しい。クラクラだ。

どんどん後ろから抜かされていく。そのたびに頑張ろうと思うのだが一歩が出ない。

心拍が高いわけではないがバクバクがすごい。

なるべく酸素を取り入れようと思いっきりゆっくり鼻から吸うのだが

息苦しさは変わらない。やっぱ貧血でヘモグロビンが少ないのと酸素が薄いので取り込めないんだね。

わかっちゃいるが、苦し・・・

このまま山頂へ行けるのだろうかと不安になるが、ここで折り返す気はない。

だってNちゃんとHさんが応援に来てくれて最後まで頑張るよって言ったんだもん。

この辺かな？

下から声。Mさんが元気に登ってきた！！

（写真はMさんより。）フラフラなワタシ。声に応じることもできないほど弱っていた。

で、Mさんがひいてくれるのでなんとか着いていこうとするが、とにかく進めないので

先に行ってもらう。

ここでのび太君も来たのだが同じような状態だったようだ。

7：32　九合目

降りてくるマラニックランナーともすれ違う。

すごいな。私も行かなくちゃ。

この辺だったか、『吹田市トライアスロン教室』ジャージの女子二人。

吹田市って私の住んでいた所なんだよ。いつもなら絶対声をかけるのだが

今日はそれすらもできない。声も出せないほど苦しくて(T_T)

九合五尺　8：04

もうだいぶハイカー渋滞しているのだが、それでもその渋滞の波に着いていけなかったね。

横にそれては休んで一歩一歩。

結局、5時間10分ほどかかった山頂までの道のりだった・・・

少し進んでボランティアさんのエイド。担ぎ上げてくれて温かいスープや食べ物、感謝。

なんとかここまで来られた・・・

8：55　剣が峰をバックに。

さぁ剣が峰へ。

エイドに荷物を置かせてもらい、上着を来て剣が峰へ向かったが、フラフラで・・・

なんとか麓まで着いたものの、私はそこでダウン。座り込み、さらにはひっくり返って横になってしまった。

Mさんが降りてくるまで、と目をつむった・・・

このまま起きられなくなるんじゃないかとウトウトしたが、目が覚めた。よかった('Д')

ああ、だめだ・・・と結局また剣が峰のてっぺんへは登れず、ここで海から持ってきた砂を巻いた。

今年の目標が達成できなかったこの瞬間だった。

で、慌てて立ち上がり、エイドに戻り、身支度して下山へ。

今度はMさんと一緒に着いていく。下れば少しはマシになるか？

もう宝永山へ回るのもたいへんなので来た道下ろうと歩いて、山頂の碑で写真を撮ろうとしたら

『押しましょうか？？』

声をかけてくれたのはなんとなんとJOYのまーちゃんでした！！！！

びっくら！！

暑中お見舞いを投函するために御殿場口から登ってきたんですって~♪

まさにピンポイントな出会いだった。

まーちゃんも気を付けてね~ヽ(^。^)ノ

と下山開始。

下山は登ってくる人を重なるので速くは行けないのだけど、

はるかに登りよりは楽だった。

高度がさがると口も少しずつ動いてきた(≧▽≦)

途中は裸足で登ってきたというムンさん、すげっ。

M先生に牽いてもらって五合目まで下山

新五合目　11：42

はぁぁ降りて来た・・・

しかし、この時間からではもう間に合わない。

バスに乗るとしたら、この新五合目か、西臼塚公園か、西臼塚までは17ｋｍか・・・

なんて考えていたら、お知り合いのぶんぶんさんが五合目からのバスを調べてくれて

ばっちりな時間に発車と知り、乗車を決断してしまったよ。

降りてから知ったのだが、ぶんぶんさんは片道コースだった。だから素早く乗車バスを決めていたのね(;'∀')

なんとちだっちが登山駅伝のスタッフだと登ってきた。かわゆい♪

あきらめてバスに乗ろうと決断して向かっていたら

本日はガイドと言うゆうさん！！

ほどなくバスが来て、乗車。

2018ぜロ富士、五合目にて終了・・・(;_;)/~~~

2015奇跡の完走♪

DNFだったけど、出会いがいっぱい嬉しかったね~と思ってもらえたら

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