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完走~ではないのだけど、タイムオーバーながらも帰ってきました。
剣が峰は行っていませんが(^^;)
去年からずっと膝を痛めてほとんど走れなかったので主催者様より、案内が届いてすぐに「DNSします」と連絡。
しかしやっぱりあきらめきれず、オリンピック連休初日の22日、試しに炎天下30km走ってみたら4時間30分かかったけれど走れたもんで
翌日の23日に渋沢の駅ピストンで塔の岳に登ってみたら
なんとか登って降りてこられた。じゃ下山の五合目まででも出られるのでは?
で、主催者様に「DNS撤回して出走させてください」
そんなだから現地練習行く時間もなし。
いやいや、こんな練習2週間前に終わっていなくちゃいけないのに
急に出られるかもって思っちゃったから、1週間を切ってるのに詰め込んでしまったよ。
まぁむちゃくちゃなのは今に始まったことではないけどね('◇')ゞ
でも念には念を入れて、治療してもらっている鍼灸院に前日に行って治療。
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さらには金曜日当日、テーピング持参で治療院に行き巻いてもらった。
腰と腸腰筋にもそれぞれ1本ずつ。
普段テープはかぶれるから滅多に巻かないのだけど(お肌はデリケートなのよ)
藁をもつかみたい気持ちでおまじない。予約いっぱいなのにごり押しでm(__)m
そんなこんなで当日までバタバタの一週間を経て、いざ現地へ。
鈍行で富士駅へ向かう。
今年はコロナ禍での開催で7月30日(金)15時から18時までの間に順次スタート。
炎天下暑いし17時ごろでいいかなと思っていたけれど、
お天気曇りだし、せっかく休みだしそれなら早いほうがいい?とテーピング後自宅をすぐに出発。
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いつもは乗れないバスも早いので乗れるw富士駅からコミュニティバス。
一昨年は午前仕事してから現地入り、しかもバスにも乗れず歩いて公園へ行ったっけ。ずいぶん楽だ、今年は。
バスは予定より一本早い14時18分発だったかな。集まって来たのは同じ匂いのする人たちw
そんな中で声をかけてくれたのは
超ヘンタイランナー横チンだったw
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ヘン○イの中の超ヘン○イランナーさん。
もともとこの大会を紹介してくれたのも彼なのである。これおもろいで、出てみたら~??
さすが超人らしく糸魚川から富士山まで走りてっぺんは行き降りてくると言うのを走って来たばかりだと。ひえぇぇ〜
そんなでバスを待ち、乗車して現地へ。
懐かしい、2年ぶりか。いや、3月に一度来たっけな。自転車だけど。
今年はコロナ感染対策で各自受付を済ませ、海岸へ砂を取りに行く。
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この砂を3776mへまいてくるのだ。ただそれだけのために24時間以上走って歩いて登る。海からてっぺんへ。壮大なロマンを感じませんか?
バスで一緒だった人たちとお話しながら準備して、
なんとなく15時過ぎスタートラインへ。なんとなく数名一緒になって15時30分にスタートした。最初の道がイマイチふあ~んなので、着いていきたいのだ('◇')ゞ
今年は例年より涼しいね。蒸し暑いけれど、灼熱ではない。途中、どこからか一緒に走ってきて声をかけてくれた人もいた。
その人は出張で今から夜勤で、その前の出張ランだそう。しばらくお話ししながら走って
その人と別れてまた3人で進む。なんか人と一緒に走るなんて、コロナの野郎のおかげで久々なのでむっちゃ楽しいw
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浅間さんついた。岐阜のA君と豊橋のMちゃん。いろいろ話せて楽しかったね。
浅間神社着 17:28
ここでお水をいただいてボトルに。
でもここまではなんとか一緒に来たのだが、やっぱり走っていない私にはオーバーペースでこれ以上がんばると後がもたないなと浅間さんで離脱。
きっとまた会えるねwがんばろ(^.^)/
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いつも大会に好意的なセブン。ありがとうございます。ベンチもミスとシャワーも嬉しい。
アイスを食べ、さらに先のヤマザキでおにぎり2個豆大福、水2Lを補給。
おにぎり1個食べる。
夜間走行に備えて、へッドランプも装着。
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22km 19:19
かぶとむしのトップガンさん。いつもありがとうございます。
もう時々小走り、ほぼ歩き。
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汗でせっかくのテーピングもはがれる(._.)うう、お守りが…
剥がれたところをちぎり、これ以上剥がれないようにしてしのぐ。
下界では雷ゴロゴロ、稲光も。不吉な予感。
ひょぇぇぇ~と叫ぶと前にいる女子もこわいね~。
信号待ちで一緒になった清水のnanaちゃんだった。
いやいやほんと、五合目越えて雷鳴っていたらやめるお。コワイもん。
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21:23 32km 西臼塚公園エイド
ここのエイドでワラーチをミニマスに履き替える。
寒くなってきたしね。
で、リスタートしたら、序盤で一緒だったMちゃんと一緒になった。
しばらく一緒にしゃべくりまくりながら進む。
もう一切走りません。早歩き、パワーウォークだ。
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料金所跡 36km 22:03
さらに2kmほど進んで高鉢の駐車場トイレ約38.5km地点。
ここのおトイレはきれいで使い勝手が良い。
前回は鍵が閉まっていて使用不可だったが今回はあいていることを
主催者の萩田さん確認済だそう。助かります。
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23:35 43.5km 七曲り ボランティアでエイドを。嬉しい。
寒いのにありがとうございます。朝8時ごろまでいて下さるそうな。帰ってきたい。
しかしこの辺から、ムカムカ気持ち悪くなってきた。
なんだ?もう高度障害?わからんがペースを落とすのでMちゃんとお別れ。
がんばろう。またきっと会えるね。
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31日1:00 五合目 防寒装備。
レッグカバーと薄手の長袖、ウインドブレーカー、グローブ。
気持ち悪いのはあるが、まぁ登れるだろう。4時間くらいで行けるといいのだけど…←甘かった('◇')ゞ
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はぁ…夜明けだ
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美しい…
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この辺でデジカメがメモリー不足で使えなくなる('Д')
さらに寒くて気持ち悪くて、山小屋のおトイレを借りる。
この時、序盤で一緒だったA君と会った。
A君も高山病キツそうだ。お互い弱々しく挨拶を交わした。
七合目くらいだったか、どんどん気持ち悪くなり辛い。
山小屋の前に着くたびにベンチで休憩する。で、座っていたら…
いきなりぐえっと来て、隅っこに行きリバース。いやいやごめんなさい。周りの人、お見苦しくて(;´Д`)
もうだめか、ここまでか、山小屋に入るか…
と考えたが、リバースしたら、気持ち悪いのが少し治まったのだ。
およ、吐いたら少し治まるのね。ならばまた吐けばいいやん。行けるかも。
少しずつ進んだ。
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ご来光。5:02 9合目あたりか。
その後、うずくまって休んでいるA君に会う。高山病で動けない。
顔面蒼白。「私も同じやられているよ。吐いたら少し楽になったよ、少しずつね」と声をかけ進む。
見上げては一歩、休んでは一歩、心臓は激しく打つ。手足は思うように動かない。気持ち悪い。でも一歩一歩。
上からMちゃんが降りてきた。
「マキさん、真っ白だよ~顔。」
心配そうに声をかけてくれた。うん、大丈夫、ゆっくりだけどがんばるからね。ここで宝永山の下山道は荒れているということを聞いた。
私もこちらから下るか。こちらのが負荷がかかるので膝が心配だけど。
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山頂着 5:50 右腕を掲げるも力ないポーズとなってしまった。
ヘロヘロのフラフラっす。
五合目からほぼ6時間。最遅記録だな。でも登れた。
膝も大丈夫。ただ気持ち悪い。
そして鳥居の横に足を運ぶと山頂お迎え隊のシート。
嬉しいよ。ここまで来られたよ。
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5:52 フラフラだけどたどり着けた。
シートに座らせてもらい、ねぎらってもらう。
一言一言心に沁み涙が出る。ああ辛かったけど来られた。
でももう剣が峰までは目指せない。あの剣が峰下は登れないよ。登ったとしても下れない。ここで膝を壊したら下山できない。
なので剣が峰は行かず下山路へ。
身体は正直なのね、下山となると、みるみる身体が楽になる。
高山病は高度を下げるしかないのだ。
もちろん頑張ると膝の負担が大きいので、ゆっくり降りる、走らない。
長い長い下山道、膝も壊れることなく下ってきたら…
ふいに声をかけられるw
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登山ガイドをしているゆうさんと。
かっちょいいね。いつぶりだろう。
んでようやく6合目過ぎまで来て、ため息つきながら
なっがいっよな…とか考えているとすれ違い様に
「あれ??」私も「ん???」
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これまた古ーーーい自転車のお友達いてちん、もしや10年ぶりくらい??
いてちんやん。もう懐かしくて嬉しくて10分位話こんじゃったよね。
happyhappyな気分になり
やっとこさ下山して五合目に到着。
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8:27 下山の五合目。
降りてきたのでムカムカはなくなったが
お腹に何も入っていないのでカップラーメンでも食べたい所だけど
レストハウスは閉鎖。いつもの階段に腰掛けたいがそこらはすべて封鎖されていた。ちょっとした段差に座り込み、身支度。
とりあえずシューズをワラーチに履き替え、残りの防寒のレッグウォーマーなども脱いでしまう。
さてどうするか、ここから降りられるのかな。これ以上行くと膝も壊れそうだしやめる?
でもバスに乗るには時間はたっぷりあるし、歩いてもいいから西臼塚公園までは目指そうか。
そう思って力なく進む。膝が痛いというよりはお腹も壊し気味。
走るとグルグルくるし、ずいぶん弱気だ。
途中、「僕もスタート15時15分で間に合わないけどゴール目指しますよ」と声をかけてくれたマーシーさん(後でお名前聞いた)
だけど私、「もう膝も故障しているし西臼でやめるんです」とダメダメモード全開でお断り(;´Д`)
高鉢のトイレで一息つき、さらに歩いていると
後ろから颯爽とナイスおっさんsukeさん走っていく。赤いTシャツ後ろ姿が力強い。しかもゼロ富士プラス、さらに富士山周り1周100km走るのだ。
ああ、なんだかな。なんで私諦めてるんだろ。
進めばいいじゃん。痛くなってないのにやめることないじゃん。
そして料金所跡。いつもボランティアエイドをしてくれているバイキンマンさんエイドでプリンをいただく。
これもまた心に沁みた。これ頂いたらやめるわけには行かないよね。
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西臼塚公園 復路70.5km 11:30
ここまで来た。でもやっぱりやめられない。
戻りたいんだ公園へ。リスタート。
幸いにも18時半までにもどれば荷物は間に合うし。
早いスタートが幸いして明るいうちに戻れるかも。
トップガンまでも長かったけど、どんどん暑くなり
やっぱりここからは暑さとの闘い。
あんでこんなに暑いんや、富士市。
コンビニでおトイレを借りながら、お腹のゴロゴロを乗り越え(;´Д`)
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またマーシーさんとnanaちゃんに会い、引っ張ってもいながら
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帰ってきたよ~ 17:46 26時間16分
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嬉しい~٩( ᐛ )و
公園ではゴールでお手伝いをしてくれているT松美代子さん♪が迎えてくれた。
「よく帰ってきたね~お帰り~」嬉しい~。
ズタボロだけどね、帰ってこられた。剣が峰行ってないし
タイムオーバーだし完走ではないけれど、
諦めかけたけれど、
マッサージとテーピングのお守りと、ほかのみんなが頑張っている姿で刺激をもらい、応援で弱ったココロを押しのけて、みんなの力をたくさんもらって
公園に帰ってきました。
あのてっぺん(ホントはちょい手前)から海へ。
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フィニッシュはマーシーさんとnanaちゃんと。17:46
主催者の萩田さん、スタッフの皆様、ボランティアの皆様、端々でご一緒してくださったみなさま
お世話になりました。
本当にありがとうございました。
そこいらの主婦の大冒険、やっぱりやってみないと始まらない。
いくつになっても『はじまりは今!!』
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