「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

亀田興毅タイトルマッチの判定

2006年08月06日 13時28分31秒 | Weblog
 
 この週末、全国的に話題になっているのが、

 亀田興毅選手の世界王座決定戦での 疑問の判定結果ですね。

 僕は 試合の一部しか見られなかったので、実際の優劣の感想は 言えないのですが、

 WBCの採点方法に かなり問題があるように思います。

 採点は 互角で10-10、優勢で10-9、ダウン1回で10-8、ダウン2回で10-7と、

 相当 形式的に決まっているようです。

 10-6というのは 制度上ないということです。

 さらに、各ラウンドで極力 優劣を付けるようにし、

 10-10は 1試合で2ラウンド程度にしたいという、WBC会長の意向があるそうです。

 今回のように亀田選手が 第1ラウンドでダウンをきっしても、

 あと2ラウンドを 僅差でも優勢を取れば、それでイーブンになってしまうのですね。

 ダウンは野球で言えば ホームランに当たりますが、

 相手が ボテボテのヒットを2本打てば 同点になるというようなものです。

 おまけに、ダウンといっても すぐに立ち上がって ダメージが少ないものもあるし、

 カウント9ぎりぎりで立つような 強烈なダウンもあるでしょう。

 それが 同じ2ポイントに評価されるのも 矛盾した話です。

 あるいは、TKO寸前の大差でも 同じく10-9の差しか付かなかったり、

 圧倒的優勢に運んでいても、偶然 ラッキーパンチを食らって 軽く倒れれば

 10-9で 劣勢になってしまうとすれば、これも不公平です。

 亀田選手の試合も、ダウンを含め全体的な印象では 不利に感じるとしても、

 規則通り 機械的に採点すると、あのような結果に なったのかもしれません。

 また、手数,有効打,積極性など、何を評価するかという

 統一された採点基準がないのも、問題とされているようです。

 それから、レフリーやジャッジの 宿泊費・交通費は、

 興行主(今回は協栄)が持つとのこと。

 こういうあり方も 疑問を招くでしょう。

 これを機会に、国際的な採点方法も 見直されることを期待します。
 

 ともあれ、亀田選手に 責任はないのであって (過度のパフォーマンスは別問題としても)、

 19才の少年への批判は 控えたいものです。

 ランダエタ選手と再戦するなり、

 今後の実績で 文句を言わせないチャンプに なってほしいと思います。

(それにしても 朝青竜、亀田選手の大事な賞状を グシャグシャにするなよ!)
 
コメント
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