圧倒されるような感情を持つ多くの人が、
快い感情を軽視したり、 フィルターにかけてしまうため、
苦痛な感情のみに焦点を当てて、 快い感情に気付くことが ほとんどないのです。
DBTを使って 生活を改善できるようになるでしょう。
だからといって、 苦痛な感情がなくなるというわけではありません。
それは不可能です。
しかし、 苦痛な感情によって 人生が支配されてしまう必要はないのです。
快い感情に焦点を当てるために、 自分のための 楽しい経験を作り出すことです。
その結果、 どう感じ、 どう考えたかを、
以下の 「快い活動の記録」 に メモしましょう。
楽しい経験が思いつかない場合は、 下記を参照してください。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/65091476.html
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/65092764.html
【快い活動の記録】 (例)
いつ?: 水曜日の夜
何をしたか?: 風呂に入った
どう感じたか?: リラックスして、 落ち着いた
何を考えたか?: これをもっと度々しよう
いつ?: 木曜日の午後
何をしたか?: おいしいランチを食べた
どう感じたか?: 満足して、 幸せだった
何を考えたか?: 私はおいしいものを食べるのが好きだ
いつ?: 木曜日の夜
何をしたか?: 電話の電源を切って、 ビデオを観た
どう感じたか?: とてもいい気分,たくさん笑った
何を考えたか?: もっとコメディーを観よう
いつ?: 金曜日の夜
何をしたか?: ボーイフレンドと夕食に出かけた
どう感じたか?: わくわくして楽しかった
何を考えたか?: 二人でもっと出かけられたらいい
いつ?: 土曜日の午後
何をしたか?: 湖で散歩した
どう感じたか?: 落ち着いて、 穏やかに感じた
何を考えたか?: 湖が美しかった
いつ?: 土曜日の夜
何をしたか?: 家で読書した
どう感じたか?: リラックスして、 静かだった
何を考えたか?: ときには静かなことをするのもいい
(次の記事に続く)
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
[星和書店の許可のうえ掲載]