(前の記事記からの続き)
5日の家族会では、 BPDの人との間で 自分が困っていることについて、
どうして欲しいかを 伝える練習をしました。
まず 4つのステップをはっきりと 区別することが大切です。
色々なことをごっちゃにして、 未整理, 無自覚のまま話すと、
相手に感情をぶつける 話し方になってしまい、
相手も怒って 何も伝わらないということです。
当日は 3人ずつくらいのグループに別れ、 「DESC」 --
「事実の描写」 「感情の表現」 「提案」 「結果の示唆」 を
簡単に書いてみて、 語り合いました。
僕は心子に (過去の話になりますが)、
電話で長い時間 責められることについて書きました。
D: 事実を描写する
「 電話で長時間、 一方的に責められる。 」
E: 気持ちを表現する
「 僕はとても重圧に感じる。
何とかしてあげたいが、 意見も許されないのは辛い。
何を言っても怒られそうで ビクビクしている。 」
S: 提案
「 電話の時間を 30分までにしてもらえないか。
深夜は架けないでもらえるか。」
C: 結果を示唆
「 それなら僕も受け止められて、 余裕ができ安心する。
ダメだとしたら、 そのうち僕も 限界を超えて、
付き合えなくなってしまう。 」
これはもちろん 相手が落ち着いている時に 言うことです。
もし心子に こういう言い方を試していたら どうだったしょう?
落ち着いている時なら 聞き入れてくれるか、
あるいは 自分がそんな迷惑をかけているのかと 落ち込むか。
そして実際に 感情的になった時に、 この提案を守れるかどうか。
いずれにしても 1回でうまくいくとは 限りません。
その時は また考え直して 対応していくわけです。
試行錯誤の 積み重ねになるでしょう。
(次の記事に続く)
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