「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

緊張を和らげる …… ボーダーラインの子どもの子育て (3)

2009年04月03日 20時48分05秒 | BPD,パーソナリティ障害の書籍から
 
(前の記事からの続き)

原則2: 緊張を和らげる コミュニケーション手段を身に付ける

○子どもの年齢に応じて、 文章は短く、 簡潔に話す。

○やってほしいことを 伝えたあとは、 さっさとその場を 去るのもいい。

( BPDの子は 相手がいる限り 議論を続けるが、

 いなくなると ブツブツ言いながらやることをやる。 )

○BPDの子どもの中には、

 抽象的な概念や 言葉のあやを 理解できない子がいるということを、

 心に留めておく。

○脳に障害がある人と コミュニケーションを取るためのコツ

・手短に話す。

・相手のイライラに気付く。

・常に理性的な話ができると 期待しない。

・相手の関心を引くようにし、 会話を先導する。

・あくまでまま向きに。

・相手の沈黙や 反応の遅れを気にしない。

・境界を引くときには、 明確で具体的に述べ、 断固とした姿勢で望む。

・どんな小さな進歩でも、 必ず誉めて 励ます。

・脳の障害を憎んでも、 当人のことは憎まず、 愛する。

〔 「BPDをもつ子どもの 親へのアドバイス」
  ランディ・クリーガー (星和書店) 〕 より

(次の記事に続く)
 

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