「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「境界に生きた心子」を読んでくれた女医さんのお話(4)

2005年11月12日 09時50分16秒 | 「境界に生きた心子」

「こういうタイプの人でプロ意識がある人ほど
『この激しい感情がなくなったら苦しんでいる人達に共感できなくなってしまう。そんな鈍感な人間になるくらいなら感情と共に討ち死にした方がまし!』
と思ってしまいやすく、
感情をコントロールするのを怖がる傾向があります。

 また『感情に巻き込まれず優しく応対してくれる人』に対して
『とってもいい人だけど所詮私の気持ちはわからない!』と、
人柄は認めても感性は見下しがちです。

 ですからこのタイプの人に対しては
『本人の〈その時々の感情と完璧に同じ感情エネルギー〉を表現して共感を示した後、すばやく感情をコントロールして巻き込まれずに対処する』
ということを繰り返しやって見せるのが効果があります。

 そうすることで
『共感できる感情を持った上で、更に感情をコントロールする方法がある。その方がもっと能力が上だ』
と体験的に教えることができます。」

(続く)

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