(前の記事からの続き)
○マイナスの強化をやめる。
「励ましはするが、 治すのではない」。
その一貫性を いっそう高めたものです。
不安なことに対して 手を出すのではなく、 応援に徹することです。
子どもは経験を重ねることで、 不安な状況に次第に慣れ、
避けることが少なくなっていきます。
自己評価を高めるために 欠かせないことです。
・回避行動を止めさせるときは、
落ち着いて、 自信に満ちた、 一貫した態度で臨みます。
子どもの操作的な行動は 無視します。
・子どもの苦しみを 肯定してやる。
「あなたならできる」、
少なくとも 「やってみることはできる」 と はっきり伝えます。
挑戦することも 成功の印です。
抱き締めて 励ますのもいいでしょう。
挑戦してこそ得られる 最高の気分が、 推進力になります。
ただ あまり大げさに誉めすぎると、 子どもは それを見抜くでしょうし、
すぐ評価してくれることを 期待するようになってしまいます。
以上の方法は、 大人のBPDにとっても 有効です。
〔 「BPDをもつ子どもの 親へのアドバイス」
ランディ・クリーガー (星和書店) 〕 より
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