「『平穏死』 のすすめ」 (講談社) という本の紹介が、 読売新聞にありました。
筆者・ 石飛幸三医師は、 終末期の高齢者には 過剰な水分や栄養補給を控え、
穏やかな最期をと、 以下のように訴えています。
口から食べられないというのは 老衰の終点、 生物体としての最期です。
胃ろうを望むかと聞けば、 大抵の人は嫌がります。
胃ろうをよく知る医療関係者も 大半が 「ノー」 です。
ところが、 口から食べられなくなると、
胃ろうが当たり前のように 行なわれています。
医師は 医療放棄を訴えられるのが恐くて、 責任を先送りしています。
人生の終焉を 迎えようとしているのに、
食べさせないといけないと 思うのが間違いです。
水分や栄養を与えすぎると、 溺れたような状態になって、 逆に本人を苦しめます。
胃ろう患者の7割以上は、 食べる力が 回復することはありません。
胃ろうで長く生き延びたとして、 どれだけ意味のある 延命になるのかが問題です。
素直に 自然な経過を見守ればいいのです。
食べられなくなり、 何も与えなければ、
すっと眠り続けるうちに、 枯れるように 穏やかに亡くなっていきます。
それが 「平穏死」 です。
〔 読売新聞より 〕
胃ろうに関しては、 肯定的な意見と 否定的な意見があります。
それぞれの人の状況によって、 全く異なるのでしょう。
ケースバイケースの検討が 必要だと思います。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/61956932.html
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