小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

コロナ禍初の島の運動会

2021年05月25日 | 母島 暮らし 子供
■5月22日(土)2年振りに母島小中学校の運動会が開催されました。
去年はコロナの感染拡大防止のために中止となっていただけに、
子ども達も先生も保護者も久々の感触を味わっていました。

驚くほどの最高の天気♡

こんな緊急事態宣言の最中ですが、
沢山の工夫と検討を重ね、
無事に実施してくれたことに感謝します。

今回は例年の運動会とは違います。
保護者や地域の参加、保育園児の参加はありませんし、
お昼に終了です。

いつものPTA参加のムカデ競争や、
青年会のパン喰い競争、
親子参加の二人三脚、
一般も参加してのリレーなど白熱して盛り上がるのも無くなったのはとても寂しいですが、
このコロナ禍です。
仕方無かったと思います。

逆にコロナ禍でもこうして子供たちの為に実施しようと努力してくれた学校サイド、
この日の為に毎日一生懸命練習に励み、
当日も楽しんだ子供たち、
それを支えた地域や保護者の皆さんに深く感謝します(*^_^*)

僕は沢山感動しました♪


■次女は6年生で姉に続き、やはり応援団長に。
毎日ヘトヘトになるまで昼休みなども練習に明け暮れていました。
「○○くん、まだしっかり伝わってないから、今日の昼は練習しないと」
さすが6年生、
下級生のまだ至らない点をしっかりフォローしたり気を配っていました。

親に見せた[見て欲しいポイント]はもちろん応援合戦なのですが、
その幾つかの項目の中に「下級生の誘導係」なんてのも入っており、なんだか微笑ましかったです。
きちんと最上級生としての役割を自覚していたのです。

あとは賞状を受け取る場面。
勝っても負けても受け取る役目は決まっており、
そこを見て欲しいと。

これが中学生になると
「あまり見なくていいよ」
となるはずなので、微笑ましいですね(*^_^*)

「今までで一番声を出せる自信がある!」
と鼻息荒く、自信満々に言っていた次女ですが、
運動会後は
「練習みたいに声が出なかった…悔しい!」
と本番の緊張感も味わっていました♪


■小中学生合わせて40人未満程度の規模ですが、
母島は地域で子育てをする雰囲気の地域なので、
自分の子供以外の成長や頑張りも我が子のように応援します(*^_^*)

中学生男子にもなると、
メキメキと体が筋肉質になり、
ついこないだまではヒョロッと走っていた子が、
力強く、カッコ良く走る様になってきます。

歯を食いしばって、真剣に走り、
ライバルに勝った時の笑顔はやはり最高です♪

例年だと教員や一般も走るので、

[日々進化する子供] Vs[日々退化する大人]
の対決がとても面白いのです(他人事ぢゃないっ!)。

ちなみに父島の総合運動会は高校生が参加します。(母島は高校生がいない)
そのクラスになると、大人を軽く凌駕し、
自分のアピールをしたいお年頃の高校生達が凄まじく、
それに負けじと大人達が転ぶ様が本当に面白い見どころでした(*^_^*)


■これは子どものダンスみたいな「母島フラッグ」の一場面。
全身を使って、全力で跳ねています(*^_^*)

姉もそうでしたが、
うちの子ども達はこのダンスの類が大好きです♪

親二人は運動会は嫌いなクチだったので、
これは遺伝ではなく、母島の環境と本人たちの気質のお蔭と思っています(笑)。

今年の中学生のダンスも素敵でした(*^_^*)

今回は新しい取り組みも多く、
色々新鮮に楽しめました♪

いつも気になる「南洋踊り」も今年は1,2年生だけに限定し、
ステキなアレンジが施されていました。

途中の大きな掛け声、
最後のギダイの大合唱、
これには母島の酋長も大喜び♪
ビブラートの利いた素敵な先生の生歌と共に、郷土芸能の今を楽しめましたm(__)m

コロナ禍でただでさえ例年通りにできない中、
こうして新しい取り組みに挑戦する姿勢はとてもカッコいいと思います☆

■我が子は何故か代々「白組」に属することが多く、
いつも負けが多い気がするのですが、
今回は玉入れの大成功から一気に勝ちロードを突き進み、
優勝し、最高に喜んでいました♪

姉や僕と違い、
次女は勝ち負けにとてもこだわるタイプ(笑)。

となりの死ぬほど勝ち負けにこだわるタイプの白組の男の子は、
優勝の声で天を仰いで喜び、
「やったな!!!」
の最高の笑顔で勝利を称えていました(*^_^*)。

元々勝ち負けはまったく大事に考えていない僕ですが、
これはこれで微笑ましかったです♡



■コロナ禍で半日ということもあり、
プログラムはとてもテンポよく進んでいきます。

これは本当に先生方が工夫していた部分に感じます。

子ども達も例年であれば一般や保育園のプログラム時に休憩などできるのですが、
今回はずっと出ずっぱりでした。

大会終了後にみんなでテントを片付けるのですが、
この1年間、ずっとイベントがなかったせいか、テントの片付け方、立て方を忘れているケースが目立ち、
ああ、こうして色んな事がロストしていっているのだなぁと感じる場面がありました。

閉会式では中3の長男をもったPTA会長が感謝と感想を述べて、
無事に終了しました。

いつも梅雨時期で、天候が不安な場合が多いのですが、
今年は空梅雨で最高のコンディションとなりました。

先生方も春からずっと準備していて、これでひとまず肩の荷は下りたかと思います。

いつもとは違い、コロナ禍という見えない敵との戦いがあります。
そして、その戦いはまだまだ長引きそうです。

色んな考えがあるとは思いますが、
そんな最中でもこうして、実施できたことをとても有難く感じます。

そして、その中で沢山の感動と癒しを頂きました。

可愛い低学年、
成長する過程を垣間見せる子供たち、
本気で取り組む目線や笑顔。

先生方、子ども達、保護者の皆さん、地域の皆さんには本当に感謝の気持ちでいっぱいですm(__)m

運動会後はもちろん恒例の
PTAによる浮島が前浜に設置され、
午後の半日はみんな海で遊んでいました♪

子どもも成長し、
我が子よりも人の子に遊んでもらう状況になってきた僕は、
SUPで沖合を楽しみつつ、
子ども達にも遊んでいただきました(*^_^*)

個人的には返還直後の運動会であった、
・大人の騎馬戦(当時、土建屋が血気盛んで2回で中止とかw)
・大人の玉入(これはあったかどうか分からない)
・職場対抗リレー
なども復活してほしいですねヽ(^o^)丿

大人達も全力で運動会を盛り上げる母島の運動会。
コロナ禍が一日も早く終わり、いつもの様な島の運動会が実施できることを願ってやみません。

お疲れ様でした!
ありがとうございました(*^_^*)