■小笠原の生活で、実際に実用的な主食は何か?
島で農的自給暮らしを夢見ている自分にとって、これは大きなテーマです。
ずっと大好きなお米作り(陸稲)を模索していますが、
ネズミの害、雑草の管理などと課題は多いです。
トウモロコシ、パンノキなど色んな主食が太平洋の島々にはありますが、
どれもこれが主食になれる!!ほどの確信が持てないでいました。
しかし、しかしですよ(#^.^#)
出逢ってしまったんです。
2019年ハワイ島でKalo(タロイモ)に!!
そして習ったハワイのタロイモによる伝統料理。
「ポイ」の甘すぎず、さっぱりとした旨味、
「ラウラウ」のこれ以上のおかず(おつまみ)はあるのか?と思うほどの絶品。
もう「これだ!!」と思うには時間はかかりませんでした。
そして、母島に戻ってきて、島に今も残るタロイモ(水芋)を発見した時の喜びと言ったら、もう言葉になりません(#^.^#)
ちなみに僕とタロイモの最初の出逢いは西表島です。
月が浜に行く途中だったかにトウヘンボクという素敵な自然的なカフェがあり(まだあるのかな?)、
そこでのターイモパイが絶品だったのを覚えています♪
■今回のワクワク大作戦は、
2年前にハワイで経験したタロイモに関わる活動です♪
小笠原にはとある場所にタロイモ(島では水芋と呼ばれる)が残っているのを見付けました。
色んな島のレジェンドに話を聞くと、ポツリポツリと水芋の話を聞く事が出来ました。
今目の前にあるタロイモ。
これは江戸時代、ハワイ王朝時代に小笠原へ移住したハワイアンが持って来たものかも知れないのです。
まずは当面のミッションはタロイモを増やす事。
そして、それらを色んな料理をしていく事です。
思わぬところで小笠原とハワイ、そして八丈島が繋がってきました☆
もお、ワクワクが止まりませんよ~♡
この4月にターニングポイントを迎えた事で、
ようやく動き出す事が出来ました(#^.^#)
今回のワクワク大作戦、島の水芋(タロイモ)を頂きにとある場所にお邪魔しました。
もちろん島の水が豊かなポイントです♪
僕の背丈くらいの水芋が生い茂っていました♪
実際に利用していた島のレジェンドにもお話を聞きながら、
水芋を収穫させて頂きます。
昔はこの芋をみそ汁や煮物にしていたそうです。
今回、引き抜いてみると、
あら?
あらら?
イモが小さいか、
もしくはほとんど無くて根っこだけの状態でした。
収穫期ですら分からないので、
レジェンドに聞いてみると、
「う~ん、確か冬に食べてた気もするね~」とのこと。
その後、ハワイや沖縄のタロイモの話を聞くと、
どうやら冬収穫の様です。
ただし、八丈では夏に収穫できたこともあるとか…
主食になるためには色んな収穫期があったり、
長期保存が出来たりが重要になります。
当時は赤ちゃんの頭サイズの親芋も採れていたとのことです。
以前は八丈から頂いた、葉や茎も食べれる白っぽい品種もあったそうです。
一筋縄ではいかない、
小笠原タロイモ大作戦。
なかなか面白くなってきました(*^_^*)
ハワイの在住の方によると、
「ドライか水で育ててるかと種類とか土地とか環境で違うみたいですけど、
いつも手伝いに行っているところで言われるのは、9ヶ月後くらいに茎が成長終わって背が縮みだすので、
それ以上の成長がないってことなのでそのときに収穫するか、
そこは土を山みたいに盛って植えてるんですけど、芋の部分が地面からはみ出してきたらReadyって言われましたよ。
ただ1つ目の葉っぱが出たら小さくてももう食べれるって言ってました。
ハワイは年間通して気候がそう変わらないので植えてから9ヶ月くらいっていう目安だそうですが、
気温差とかがあったり土地ごとに特徴も違うでしょうから、こ
れからジャイアンさんが色々試して行って、これから小笠原Kaloのレジェンドになっていくんでしょうね〜。」
「成長している葉があり、下の方の葉がもう小さいのしか出て来なくなったら収穫していいって言っていました。」
などのお言葉を頂きました♪
ありがとうございます!!
他にも小笠原の水芋情報や、
色んなコメントをFacebookで頂きました☆
ありがとうございます!!
そして掘らせて頂いた水芋(タロイモ)はしっかりと
管理できる他の場所に移植し、
少しずつ増やしていこうと思っています♪
■先日は久々の雨の後に船木山の滝に行ってみました。
いつもはチョロチョロな水量の滝も、
見事な姿を見せてくれました。
それ以上に感動を与えてくれたのが、
その下流にある、タロイモ(水芋)の存在を見付けた事です。
思わず一人山奥で「わぁお♡」と叫んでしまうほどです(#^.^#)
これはヒトが運ばないとここには存在しないはずの場所です。
つまり、以前にも水芋を得る為に誰かがここに植えたんだということが分かり、
その行いと気持ちが見えて来て、
なんだか嬉しくて込み上げるものがありました♪
そもそも船木山という地名は、
カヌーの為の木を切り出す木が多く取れるのが語源なのでしょうか?
なんだかワクワクが止まりません♡
私達は日々カヌーを漕いで楽しんでいますが、
遠い小笠原の石器時代の祖先は、
カヌーで航海していた時代と言われています。
ハワイの先住民のお話しを聞くと、
カヌーの長期航海にはタロイモは重要な主食で、
「ポイ」にして長い航海で食べて行ったと言われています。
腐らないのか?とはじめは思いましたが、
塩を入れるのと、発酵させるので、
酸味は増すけど、長期保存が可能なのだそうです。
カヌーとタロイモ、
ハワイなどのポリネシアと小笠原。
実は時空を超えて、
その2つが今も小笠原に残っている意味は、
実はとてもとても大きい事なのかも知れません。
■舟木山で残ってきているタロイモ(水芋)を眺めながら、
色んな事を考えました。
学術的で遺伝的な価値の為に、
今は様々な植物を動かすのはNGとされる価値観があります。
それとは別に、
ヒトが生きていく為に、
様々な作物を導入し、多様化する自然もあります。
どちらも大事だとは思うのですが、
僕が最近、たまらなく惹かれるのは、
後者のほうです。
どうしてだろうか?
自分に問いかけてみました。
ハワイで日本文化が受け入れられ、
日本庭園が大事にされているのを見た時、
ハワイのネイティヴに
「島は様々なものを受け入れて、
混ざり合って文化も自然もできていくんだよ」
と言われた時、
僕は心の奥に共感できるものがありました。
ひとつの価値観だけで、
世界を地域を見てしまうのはとても強引で、寂しく、
そして狭いものなのだと思い知らされました。
学術的にそこしかないものを大事にしたいのなら、
それも大事にしていいと思います。
でも、暮らしの為に多様化していくのを大事と思うのなら、
同じ様にそれも大事にしていいとも思います。
なかなかお互いの価値観が矛盾していて、
限られたエリアでは共存するのは並大抵のことではないと思います。
でも、それに折り合いをつけて、練り上げるものこそが、島文化なのではないかと思うのです。
オリンピックだって、
コロナだって、
島の自然、文化だって、
色んな価値観があっていいと思います。
でもそれを人に押し付けるのは違うと思うし、
思考停止も違うと思います。
よくよく自分自身の魂と、
相手(人だけに限らない)の気持ちや想いを考えて、
対話して、
お互いをリスペクとしていきたいな、
そうタロイモ(水芋)を眺めながら思いました。
島の植物の分野のレジェンドに
「少なくなったやつは、ある程度まで増やしてやんねぇと、可哀想だろ」
その言葉が色んなものに通じて、
なんだか嬉しかったです。
Facebokでの問いかけに友人が答えてくれた言葉が残っています。
「人としてのエゴを理解した上で、
どうしようもないと何もするなと言うことではなく、
エゴを理解し、そのエゴを減らす、
自分が少しでも生き延びたいと言うエゴを他の生命も同じだから、
お互いに尊重し、なるべく調和して、共存を保ちましょう。
その中に生命の一部として人も生きさせて下さいという気持ちで生きることが大切だと思うな。」
と。
タロイモを通じて、
色んな仲間と話せて、
より自分自身深くなれた気がします。
このタロイモとヒトのご縁に深く感謝します(#^.^#)
どうもありがとうございます☆
島で農的自給暮らしを夢見ている自分にとって、これは大きなテーマです。
ずっと大好きなお米作り(陸稲)を模索していますが、
ネズミの害、雑草の管理などと課題は多いです。
トウモロコシ、パンノキなど色んな主食が太平洋の島々にはありますが、
どれもこれが主食になれる!!ほどの確信が持てないでいました。
しかし、しかしですよ(#^.^#)
出逢ってしまったんです。
2019年ハワイ島でKalo(タロイモ)に!!
そして習ったハワイのタロイモによる伝統料理。
「ポイ」の甘すぎず、さっぱりとした旨味、
「ラウラウ」のこれ以上のおかず(おつまみ)はあるのか?と思うほどの絶品。
もう「これだ!!」と思うには時間はかかりませんでした。
そして、母島に戻ってきて、島に今も残るタロイモ(水芋)を発見した時の喜びと言ったら、もう言葉になりません(#^.^#)
ちなみに僕とタロイモの最初の出逢いは西表島です。
月が浜に行く途中だったかにトウヘンボクという素敵な自然的なカフェがあり(まだあるのかな?)、
そこでのターイモパイが絶品だったのを覚えています♪
■今回のワクワク大作戦は、
2年前にハワイで経験したタロイモに関わる活動です♪
小笠原にはとある場所にタロイモ(島では水芋と呼ばれる)が残っているのを見付けました。
色んな島のレジェンドに話を聞くと、ポツリポツリと水芋の話を聞く事が出来ました。
今目の前にあるタロイモ。
これは江戸時代、ハワイ王朝時代に小笠原へ移住したハワイアンが持って来たものかも知れないのです。
まずは当面のミッションはタロイモを増やす事。
そして、それらを色んな料理をしていく事です。
思わぬところで小笠原とハワイ、そして八丈島が繋がってきました☆
もお、ワクワクが止まりませんよ~♡
この4月にターニングポイントを迎えた事で、
ようやく動き出す事が出来ました(#^.^#)
今回のワクワク大作戦、島の水芋(タロイモ)を頂きにとある場所にお邪魔しました。
もちろん島の水が豊かなポイントです♪
僕の背丈くらいの水芋が生い茂っていました♪
実際に利用していた島のレジェンドにもお話を聞きながら、
水芋を収穫させて頂きます。
昔はこの芋をみそ汁や煮物にしていたそうです。
今回、引き抜いてみると、
あら?
あらら?
イモが小さいか、
もしくはほとんど無くて根っこだけの状態でした。
収穫期ですら分からないので、
レジェンドに聞いてみると、
「う~ん、確か冬に食べてた気もするね~」とのこと。
その後、ハワイや沖縄のタロイモの話を聞くと、
どうやら冬収穫の様です。
ただし、八丈では夏に収穫できたこともあるとか…
主食になるためには色んな収穫期があったり、
長期保存が出来たりが重要になります。
当時は赤ちゃんの頭サイズの親芋も採れていたとのことです。
以前は八丈から頂いた、葉や茎も食べれる白っぽい品種もあったそうです。
一筋縄ではいかない、
小笠原タロイモ大作戦。
なかなか面白くなってきました(*^_^*)
ハワイの在住の方によると、
「ドライか水で育ててるかと種類とか土地とか環境で違うみたいですけど、
いつも手伝いに行っているところで言われるのは、9ヶ月後くらいに茎が成長終わって背が縮みだすので、
それ以上の成長がないってことなのでそのときに収穫するか、
そこは土を山みたいに盛って植えてるんですけど、芋の部分が地面からはみ出してきたらReadyって言われましたよ。
ただ1つ目の葉っぱが出たら小さくてももう食べれるって言ってました。
ハワイは年間通して気候がそう変わらないので植えてから9ヶ月くらいっていう目安だそうですが、
気温差とかがあったり土地ごとに特徴も違うでしょうから、こ
れからジャイアンさんが色々試して行って、これから小笠原Kaloのレジェンドになっていくんでしょうね〜。」
「成長している葉があり、下の方の葉がもう小さいのしか出て来なくなったら収穫していいって言っていました。」
などのお言葉を頂きました♪
ありがとうございます!!
他にも小笠原の水芋情報や、
色んなコメントをFacebookで頂きました☆
ありがとうございます!!
そして掘らせて頂いた水芋(タロイモ)はしっかりと
管理できる他の場所に移植し、
少しずつ増やしていこうと思っています♪
■先日は久々の雨の後に船木山の滝に行ってみました。
いつもはチョロチョロな水量の滝も、
見事な姿を見せてくれました。
それ以上に感動を与えてくれたのが、
その下流にある、タロイモ(水芋)の存在を見付けた事です。
思わず一人山奥で「わぁお♡」と叫んでしまうほどです(#^.^#)
これはヒトが運ばないとここには存在しないはずの場所です。
つまり、以前にも水芋を得る為に誰かがここに植えたんだということが分かり、
その行いと気持ちが見えて来て、
なんだか嬉しくて込み上げるものがありました♪
そもそも船木山という地名は、
カヌーの為の木を切り出す木が多く取れるのが語源なのでしょうか?
なんだかワクワクが止まりません♡
私達は日々カヌーを漕いで楽しんでいますが、
遠い小笠原の石器時代の祖先は、
カヌーで航海していた時代と言われています。
ハワイの先住民のお話しを聞くと、
カヌーの長期航海にはタロイモは重要な主食で、
「ポイ」にして長い航海で食べて行ったと言われています。
腐らないのか?とはじめは思いましたが、
塩を入れるのと、発酵させるので、
酸味は増すけど、長期保存が可能なのだそうです。
カヌーとタロイモ、
ハワイなどのポリネシアと小笠原。
実は時空を超えて、
その2つが今も小笠原に残っている意味は、
実はとてもとても大きい事なのかも知れません。
■舟木山で残ってきているタロイモ(水芋)を眺めながら、
色んな事を考えました。
学術的で遺伝的な価値の為に、
今は様々な植物を動かすのはNGとされる価値観があります。
それとは別に、
ヒトが生きていく為に、
様々な作物を導入し、多様化する自然もあります。
どちらも大事だとは思うのですが、
僕が最近、たまらなく惹かれるのは、
後者のほうです。
どうしてだろうか?
自分に問いかけてみました。
ハワイで日本文化が受け入れられ、
日本庭園が大事にされているのを見た時、
ハワイのネイティヴに
「島は様々なものを受け入れて、
混ざり合って文化も自然もできていくんだよ」
と言われた時、
僕は心の奥に共感できるものがありました。
ひとつの価値観だけで、
世界を地域を見てしまうのはとても強引で、寂しく、
そして狭いものなのだと思い知らされました。
学術的にそこしかないものを大事にしたいのなら、
それも大事にしていいと思います。
でも、暮らしの為に多様化していくのを大事と思うのなら、
同じ様にそれも大事にしていいとも思います。
なかなかお互いの価値観が矛盾していて、
限られたエリアでは共存するのは並大抵のことではないと思います。
でも、それに折り合いをつけて、練り上げるものこそが、島文化なのではないかと思うのです。
オリンピックだって、
コロナだって、
島の自然、文化だって、
色んな価値観があっていいと思います。
でもそれを人に押し付けるのは違うと思うし、
思考停止も違うと思います。
よくよく自分自身の魂と、
相手(人だけに限らない)の気持ちや想いを考えて、
対話して、
お互いをリスペクとしていきたいな、
そうタロイモ(水芋)を眺めながら思いました。
島の植物の分野のレジェンドに
「少なくなったやつは、ある程度まで増やしてやんねぇと、可哀想だろ」
その言葉が色んなものに通じて、
なんだか嬉しかったです。
Facebokでの問いかけに友人が答えてくれた言葉が残っています。
「人としてのエゴを理解した上で、
どうしようもないと何もするなと言うことではなく、
エゴを理解し、そのエゴを減らす、
自分が少しでも生き延びたいと言うエゴを他の生命も同じだから、
お互いに尊重し、なるべく調和して、共存を保ちましょう。
その中に生命の一部として人も生きさせて下さいという気持ちで生きることが大切だと思うな。」
と。
タロイモを通じて、
色んな仲間と話せて、
より自分自身深くなれた気がします。
このタロイモとヒトのご縁に深く感謝します(#^.^#)
どうもありがとうございます☆
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