NHK-BS「山本五十六元帥」についての番組を観た。
連合艦隊司令長官時に元帥が述べた、「(対米戦)半年や1年は存分に暴れて見せるが、長期戦は無理」という趣旨の発言について、自分と同年配の述者が「"戦えない"と云えば戦争は回避できたかもしれない・・」と述べた。しかしながら国民性、時代背景及び軍人(武人)精神並びに教育に裏打ちされた世論等々を考慮すれば、司令長官と云えども個の考えで国の方向を変えることは不可能であったであろうと考える。
往々にして、時代背景を無視して、現在の思考・律令・徳操に基づいて過去をを云々・論評する識者が目立つが、如何なものであろうか。