もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

首相談話

2015年01月26日 | 社会・政治問題

 戦後70周年の首相談話を出すという。

 50周年村山、60周年小泉と節目節目に首相談話が出されているが、現在まで尾を引いている場合もある。中・韓・露国が協調して反日運動の70周年とする動きも伝えられている。そもそも韓国には戦勝の事実は無く、ロシアは中立条約違反してまで、日露戦争の意趣返しと南進(不凍港獲得)を画策した火事場泥棒でしかない。唯一の戦勝国である中国についても、戦争の原因は、清朝・国民党・共産党・軍閥の泥沼化した内乱状態が遠因をなしていると考えている。歴史とは時間軸に添って流れる相克であり、勝者、敗者のそれぞれに時間軸上の正義が存在すると言える。そのため、歴史に各国共通の認識(正義・善悪の定義)など持ち得るべくもなく、悪名高い『極東軍事裁判(東京裁判)』でも、遡及(後付け)の「人道上の罪」でしか訴追し得なかった。

 首相談話が大戦をどの様に総括しても、各国は評価しないのがはっきりしている以上、何も語らない(首相談話を行わない)ことも選択肢の一つとしても良いのではないだろうか。しかしながら、その場合も『談話も出せない状態に日本を追い込んだ』との宣伝材料に利用されるだろうが。