もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

「山里亮太・蒼井優」考

2019年06月06日 | 芸能

 山里亮太と蒼井優が結婚した。

 不細工キャラで売る芸人と美人女優の結婚は、世間一般には晴天の霹靂とされているものの、我々(というのも変だが)不細工集団にとっては快挙である。小学校高学年時に、評判の美人で引く手あまたの美女が風采の上がらぬ青年と結婚することになり、ご近所で「蓼食う虫も好き好き」と囁かれたことから、その言い回しを知った。試しに「蓼」を噛んでみたが、想像以上の苦さとエグ味で古人の表現力の確かさを思い知ったものである。ワイドショーの「街の声」では、がっかりする蒼井ファンに対して山ちゃんを希望の星と喜ぶ同業者がおり、「虫を期待する蓼の心境」に共感した。近年は、ストーカーやセクハラが法律で規制されているが、「顔立ち」で勝負できない不細工男性が女性アタックの一環として行わざるを得ない軽度のストーカーやセクハラについては女性の主観によることが大きいので、付きまとい規制は不細工男性の道を塞ぐものと考えていた。今回の結婚報道で、伴侶を射止める決め手は美醜ではなく、美醜を超えた才能や人間性であることを再確認するとともに勇気づけられた思いがするのは自分一人ではないだろう。動物の世界では、力のある・きらびやかさに勝るオスの個体がメスを独占することが一般的で、その優れた個体の系統を残す方法で弱小系統を淘汰して種の存続を図っている。幸いなことに、人間は知性と理性と情感を持ったために好悪の感情が生まれ、それが生物学的な優勝劣敗の法則を鈍化させて、人類の存続と繁栄に至ったものと考える。「ヒト」の誕生と進化の不思議さに神の介在を考えない自分ではあるが、将に絶妙な「天の配剤」と思わざるを得ない。

 不細工顔には絶対の自信を持つ自分であるので、山チャンにあやかって美醜に捉われない蒼井氏の出現を待つことにしよう。待てヨ!、蒼井氏が山チャンを選んだのは彼の才能であり人間性であるとすれば、その何れにも難がある自分に蒼井氏が現れることは未来永劫無いのでは?。まァ残された短い人生で思い煩うこともないか。ともあれ、山里氏と蒼井氏に幸多からんことを祈念して口説終了。