glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

巣立ち

2012-07-13 11:01:54 | ケチケチドキドキカナダ旅行
  『最近いやな事が続きます。例えば大津市の中学生の自殺問題、そして昨日の九州の大雨と山崩れ!こんな楽しい思い出を書いていていいものかと感じながら、心の記録だからと自分を納得させて書いています。若い時は良い未来があると信じて頑張っていたのに、私の前に広がる現実はまるで荒野のようです。ただ、いつか実現してみせると努力したエスペラントの世界への参加だけが果たされましたが・・・。』
         

 24日午後は4時半までのんびり過ごしました。友人はズラフカの本を音読し私はそれを聞きながら携帯電話を試してみました。電池はほとんどなくなっていましたが、圏外ではないようです。充電器をつなぐと、海外充電サービス無料という文字が現れ、はいを押したとたん瞬く間に充電してくれました。圏外では充電もできないと言うことを始めて知りました。

 5時半ごろ美術館に到着。式典をしているがもう中に入っても老いという事でしたので中に入りました。ゴッホ作品は1887~1890年に描かれたものでした。ですから後期の有名作品はありませんが、あの有名な作品への移行を示す絵がありました。またゴッホに影響を与えたと言う浮世絵も展示されており、カナダで本物の浮世絵に会うとは驚きでした。

 見学後外に出ると美術館前の彫刻(?というよりアート作品9)の大蜘蛛から雛の鳴き声が聞こえます。黒い鳥です。親鳥はこの彫刻の胴の中に巣を作ったようです。二羽の鳥がえさを運んでいました。一羽が巣から這い出したものの巣には戻れずかと言って飛び立つ事も出来ずピーピーと悲鳴をあげています。親鳥は何度も飛び立たせようと試みますがなかなかうまくゆきません。私たちはベンチ座って眺めていました。そのうち蜘蛛の下に人々が集まり始めました。夕暮れの中私は見ることはできませんでしたが、姉が飛んだと叫んだとたん、蜘蛛の上にいた雛の影は見えなくなりました。

 暮れかけた運河を眺めながら宿近くまで帰り、行く時に見つけておいたカフェで夕食を取りました。



美術館前の大蜘蛛のアート。4~5メートルあるでしょうか。もっと高そうです。この胴体の内部に鳥の巣があるようでした。


 宿近くのカフェ。小さな宿が沢山あるのにレストランが少ないらしく私達の前を歩いていた集団もここに入って行きました。ようやく隅に席をつってもらい食事ができました。
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