glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

インディアン村へ

2012-07-02 07:57:41 | ケチケチドキドキカナダ旅行
 5月20(日)、朝9時集合。直ちに車に分乗してインディアン村に出発です。ヤジ・キタの車に乗る事になったワイン氏に誘われて私も彼らの車に乗りました。ところが後からやってきた太ったD氏乗る車がないと乗ってきたので、後ろの席はぎゅうぎゅう詰でした。

ここのインディアンは土着民ではありません。闘いを逃れてオンタリオ州から避難してきたのだそうです。族長は才能あふれる人物だったようです。最初は猟をし生活を支えていたようです。この土地で毛皮は生きるために大切な物資でした。冬に不可欠なのはスノーシューズ(かんじき)でした。ホテル隣接する博物館にはスノーシューズなど展示されていますし、ホテルのソフアには頭部のついたオオカミの毛皮が敷かれていました。
 族長は新しく来る開拓者たちを助け、産業を興し村の発展に努めました。例えば木材の輸出、それが振るわなくなるとパルプ生産、そして今は精密機械とか言っていました。最後の部分は不確かです。参加グループはフランス語と英語のガイドの二手に分かれ、私にはノルマンドがかいつまんで通訳してくれましたので。

 この村の公用語はフランス語とインディアン語。道しるべなど標識にも2言語が書かれていました。ケベックには数十を超えるインディアンの部族が住んでいるそうです。言語も関連性がなくは文字化されていないため、この村のように学校で教えられることもなく、消滅しつつあるものが多いと言う事でした。
 この部族は早い時期にキリスト教に改宗したそうですが、面白いのは教会に十字架でなくスノ―シューズが飾られている事でした。


スノーシューズ。日本のマタギの使うカンジキは後ろの尻尾のようなものがなく竹製ですが、これは木製でした。
 

スノーシューズ教会の内部


 病弱で23歳で亡くなった少女。亡くなるまで朝な夕なに神への祈りを続けていたので死後聖女として教会に祭られました。


 水が豊富な土地でした。端から見える堤防の壁には神話らしい絵が描かれていました。このインディアンの守護神は亀だそうです。
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