ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

改装中の旧日比谷図書館 視覚障害者も利用しやすく

2010年08月04日 01時02分01秒 | 障害者の自立
 旧都立日比谷図書館(千代田区日比谷公園)を改装し、来夏以降にオープンする同区日比谷図書文化館で、視覚障害者向けのサービスが充実することを目指すシンポジウムが二十八日、同区一ツ橋の日本教育会館で開かれる。旧図書館は視覚障害者向けの対面朗読の発祥地とされ、改装にあたり、サービスをあらためて充実させるよう求める講演などが予定されている。 

  主催するNPO法人「大活字文化普及協会」(同区神田神保町)によると、旧図書館では一九七〇年、視覚障害者が読みたい本や資料を朗読してもらえる対面朗読を国内で初めて開始。七三年にこのサービスは都立中央図書館(港区)に移されたため、三年間だけだったが「先駆的な取り組みだったのは間違いない」と同協会の市橋正光事務局長(37)は話す。

 旧図書館は昨年七月に千代田区に移管され、今年六月に改修工事が始まった。改修後には館内に「対面朗読室」を設ける予定だ。

 ただ、利用されるかどうかは不透明。二〇〇七年五月に改装オープンした「千代田区立図書館」(同区九段南)にも「対面朗読室」が設けられたが「ほとんど利用されていない」と区図書・文化資源担当課。市橋さんは「読み手の確保やPRが不十分で、サービスを受けやすい環境ではないため」と分析する。シンポジウムでは、新図書館での対面朗読を含めた障害者サービスの充実について、全日本視覚障害者協議会の田中章治会長らが講演やパネルディスカッションを行う。午前十時から午後三時までで参加費は千円。問い合わせや申し込みは電子メール=masamitsu@daikatsuji.co.jp=へ。

東京新聞

障害者の非常勤作業員採用選考書類 府「誤解招く」と回収 大阪

2010年08月04日 01時00分08秒 | 障害者の自立
 府は2日、知的、精神障害者を対象にした平成22年度非常勤作業員採用選考の書類の一部に誤解を招く表現があったとして、回収を決めた。同日に公表予定だったが、募集をいったん中止し、関係機関と協議したうえで再募集する。

 人事課によると、エントリーシートの記入項目に、家族と受験者との関係や、病気の有無が選考結果を左右すると受け止められかねない表現があったという。

 先月末に府庁内部から指摘があり、大阪労働局にも確認して回収を決定。府内の福祉事務所や府政情報センターなどの関係機関に事前送付していた3300部の回収作業を始めた。府民には配布されていない。

MSN産経ニュース

学生 イスバスに汗

2010年08月04日 00時56分56秒 | 障害者の自立
県立医療大にサークル

 未来の理学・作業療法士などが通う県立医療大(阿見町)に、男女約25人の学生で作る車いすバスケットボール(イスバス)サークルがある。選手たちは競技用車いすでコートを縦横無尽に走り、時には激しくぶつかり合い、巧みなパスやシュートでゴールを狙う。なぜ健常者の彼らは車いすに乗るのか。

 サークルは2005年、障害者スポーツにかかわる和田野安良教授(整形外科)が「将来の医療を担う学生に、障害について学問だけでなく体で理解してほしい」と呼びかけ発足。チーム名の「ROOTs(ルーツ)」は、地域に競技が根付くことを願い学生が名付けた。

 イスバスは大学スポーツとしても普及しており、日本車椅子(いす)バスケットボール大学連盟には十数チームが加盟する。

 チームの男女比は半々。勉強や実習、アルバイトの合間に週4回、大学の体育館に集まり、基礎から応用までの練習メニューを約2時間行う。大学日本一を決める全国車椅子大学選手権大会で過去3度、準優勝に輝いた強豪で、今年は9月の同大会での優勝を目指して追い込みをかけている。

 サークルには、社会人チームが練習相手を求めて訪れてきたり、付属病院を退院した車いすの同年代の人が一緒に練習に参加したりする。飯田絢子さん(作業療法3年)は、入学時にパンフレットでイスバスに興味を持ち、体力差に関係なく車いすを賢く利用して勝っていく面白さにひかれた。「日常では障害者と接する機会は少ないけど、コート上では脚を切断した人や脊髄(せきずい)損傷の人と一緒にスポーツができる。将来リハビリテーションにかかわる上で、障害者との出会いがあり勉強にもなる」と打ち明ける。

 一方、保坂洋平さん(理学療法4年)は「純粋なスポーツとは違う」と話す。一般のイスバスルールは個人の障害の重さによって1・0~4・5ポイントを振り分け、5人で計14・0以下にすることで平等に出場機会を与える。「健常者も身長の高低や男女の組み合わせでチームを編成する。優勝を目指すだけでなく、障害者のことを考えたスポーツであることを大学や地域に伝えたい」と訴える。

 ある日、練習後のミーティングで部員から意見が出た。「体育館の玄関スロープに靴が置かれていて、車いすが通れない状態だった。イスバスをやるからにはきちんと考えて」。競技を通して普段から車いすに乗る人の目線が見えてくる。サークルのコーチで、北京パラリンピック日本女子代表のマネジャーを務めた橘香織助教(障害科学)は「健常者がどうすれば貢献できるか、学生には自分の存在意義を考えてほしい」との思いで指導にあたっている。

(2010年8月3日 読売新聞)

障害者ら空中散歩…兵庫・日高のスキー場でパラグライダー体験

2010年08月04日 00時55分26秒 | 障害者の自立
 兵庫県豊岡市日高町の名色スキー場で、障害者らを招いたパラグライダー体験があり、4人が約3分間の空中散歩を楽しんだ。

 障害のある人にパラグライダーを体験してもらおうと、同市日高町のパラグライダースクール「アークパラグライダースクール」(三崎慎二代表)が毎年、ボランティアで行っている。

 体験に参加した同市立豊岡小の特別支援学級に通う子どもらは、スキー場中腹から三崎代表と一緒に飛び立ち、170メートル下の目標地点までゆっくり飛行した。

 同小5年の中江聖也君(11)は「とても高かった。山や家が見えて風も気持ちよかった。またやってみたい」。三崎代表は「体験者も保護者も喜んでくれており、来年以降も続けたい」と話した。

(2010年08月03日 読売新聞)

料理教室:視覚障害者向けに開く 半調理品の活用学ぶ--大阪・中央区 /大阪

2010年08月04日 00時52分44秒 | 障害者の自立
 視覚障害者向け料理教室がこのほど、大阪市中央区平野町4の大阪ガスクッキングスクール淀屋橋であり、市視覚障害者福祉協会員ら約30人が参加、半調理食品の活用や飾り切りを学んだ。男性4人が初めて参加。同協会の山崎一夫副会長は「1人暮らしの会員も多くなっている。作る楽しみを味わえれば」と話した。

 大阪ガスと日本ハムの初共催。食育活動に取り組み、手早く安全な料理を味わってもらう狙い。点字と活字文書読み上げ装置対応のレシピを用意し、カニ玉やエビチリ、肉団子など6品を、半調理食品に豆や野菜を加えるなどして作ったほか、割りばしを使ってハムを切り、菊の花のように飾ったりした。

 大阪ガスは84年、日本ハムは05年から名古屋市で同じ趣旨の教室を開いている。今回は希望者が多く、抽選となった。大阪市の瀧谷達男さん(57)は「ラーメンを温める程度だが、挑戦しようと参加した」。同じく田辺徳孝さん(74)は「味付けや油を絡めたりするのが難しい」と感想を話していた。

毎日新聞 2010年8月3日 地方版