ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

音声ガイド付き映画:目が見えなくても楽しみたい 同じ場所で感動を共有 /静岡

2010年08月02日 00時25分44秒 | 障害者の自立
 ◇広がる上映 悩みは資金の確保

 目は見えなくても映画を楽しみたい。視覚障害者の声に応え、俳優の仕草や情景をナレーションで説明する「音声ガイド付き映画」の上映が定着しつつある。「もっと見たい」「話題の封切り映画も」と期待は膨らむ。主催団体は「同じ場所で泣いたり、笑ったり、多くの人とつながっていると感じられる機会を増やしたい」と話すが、そのための資金集めという悩みも抱えている。【平林由梨】

 7月19日、静岡市清水区の貸し会議室で上映会があった。映画はダスティン・ホフマンとトム・クルーズが共演した「レインマン」(88年)だった。

 <正面にはテールランプの列が見える>

 <受話器をあごに挟むチャーリー>

 日本語訳のセリフの合間に、女性の声が短く、挟み込まれる。この音声ガイドで、スクリーンの映像を思い描きながらストーリーを追える仕掛けだ。

       ◇

 今回の上映会は「かがやきの会」が企画し、約60人の会員を中心に鑑賞に訪れた。このうち約40人は視力を中途で失った人たち。かつては映画館の椅子に腰掛けて作品を味わった。でも、視力を失い、映画、とりわけ字幕が必要な洋画を映画館で見る機会から遠ざかった。

 上映に協力したのは浜松市の朗読団体「シーンボイス浜松」。高林裕子代表は6年前から、ボランティアで音声ガイドづくりに取り組む、県内では草分けの一人。映画館で実際に鑑賞してもらおうと、浜松市内にある映画館の支配人らに話を持ちかけ、数年前から上映会を開いてきた。

 高林さんによると、音声ガイドの「鉄則」は鑑賞する人の想像を邪魔しない言葉を選ぶこと。「おいしそうに食べる」「悲しそうな表情」など、主観的な表現は使わない。約10人の仲間と参考になりそうな本を借りてきては、簡潔で的確に説明できる表現を見つけようと議論してきた。浜松市内では映画館で上映するケースも増えてきたという。

       ◇

 映画の幕が閉じた。拍手が会議室に広がった。「この映画を音声ガイド付きで初めて見た。以前にも吹き替え版を2度見たが、今回初めて涙が出た」「ぜひ、最新の映画も見てみたい」。参加者が感想を語った。

 上映会は入場を無料にして寄付を募っていた。かがやきの会が主催できる上映会は、年に1度が精いっぱい。来年の資金確保も容易ではないという。

 「私たちも映画を楽しみたいということを多くの人に知ってほしい」。視覚障害者で、この会の会長を務める宮原良明さん(64)が静かに話した。

毎日新聞 2010年8月1日 地方版

小型点字本“ベストセラー”…京都ライトハウスが作成、出版

2010年08月02日 00時23分36秒 | 障害者の自立
通常の半分サイズでバインダー式


「持ち運びに便利」と好評の点字本「はんぶんこシリーズ」(右端は通常のB5判、京都市北区で) 視覚障害者らをサポートする社会福祉法人「京都ライトハウス」(京都市北区)が作成、出版する点字本「はんぶんこシリーズ」が人気を呼んでいる。通常の点字本より一回り小さく、利用者に「持ち運びに便利」などと好評で、既刊の5冊は、いずれも“ベストセラー”に。新刊予定を問い合わせる電話も全国から相次いでいる。

 点字本はB5判が定番だが、同法人が2007年に利用者約100人にアンケートした結果、電車内でも読めるようなコンパクトな本を求める声が目立ったため、B5判の半分サイズ(B6判)を手掛け始めた。

 B6判では1ページの点字数が240~270程度に限られるが、簡潔で読みやすい文章を心がけて作成。ページ数を増やし過ぎると、かさばって携帯しづらくなるため、バインダー型にして読みたいページだけをとじられる工夫もしている。

 そうしたことが奏功、08年8月に発売した第1弾の「新小倉百人一首」は150部以上の大ヒットに。50部でベストセラーとされる点字本にあって今も売れ行きを伸ばしているという。その後も、1970年代のフォークソング25曲を収録した「うたぼん~みんなでフォーク編」、「京都旅手帖(てちょう)」、「お付き合いのマナーとタブー」を発行、いずれも50部以上を販売している。8月2日には「うたぼん」の第2弾「しあわせうた編」を発行する。

 同法人の田中正和・情報製作センター所長は「読者に夢を与えられるような作品をどんどん提供していきたい」と意気込んでいる。問い合わせは「京都ライトハウス」(075・462・4446)へ。

(2010年8月1日 読売新聞)

スマートフォンで失踪者の申告・検索が可能に

2010年08月02日 00時20分54秒 | 障害者の自立
2010/08/01(Sun) 11:33

警察庁はスマートフォンに失踪した児童や知的障害者、老人性痴呆などを検索したり申告できるモバイルウェブを、早ければ今月中旬から運営することにした。

このモバイルウェブは失踪者の申告と検索、全国保護施設の案内、失踪児童の182センター紹介などの項目で構成されていて、失踪者の発見率向上とアクセス便宜性向上に寄与するものと警察庁は説明した。

これとともに警察は別途のツイッターアカウントを作って、失踪者の写真や特徴、服装などを表示することによって、積極的な申告を誘発する計画だ。

innolife.net

障害者自立作業所90万円盗難、「なぜ福祉施設狙う」いわき

2010年08月02日 00時19分08秒 | 障害者の自立
 いわき市久之浜町の福祉作業所「かもめパン工房」で、事務室の金庫から売上金など約90万円が盗まれていたことが31日までに分かった。いわき中央署が盗難事件とみて調べている。

 工房によると、7月28日午前3時半ごろ、出勤した職員が被害に気付き通報した。高さ約1メートルの金庫の背面がこじ開けられ、内部の鉄板が切断されていた。調理場の窓ガラスが割られ、現場には電動工具などが残されていた。職員らが帰宅した27日夕方以降、工房は無人だった。
 工房はパンの製造・販売を通して知的障害者の自立を支援する通所型の作業所。現在は11人が通う。岬花江代表は「通所者に月2、3万円を還元すれば、利益が全く出ない厳しい経営。どうして福祉施設を狙うのか。憎いし悲しい」と話した。


2010年08月01日日曜日

河北新報

障害者療育体制の充実を協議

2010年08月02日 00時17分01秒 | 障害者の自立
 広島県東部の療育体制の充実について考える推進会議(座長・堀江正憲県医師会常任理事、18人)の初会合が31日、福山市津之郷町の県立福山若草園であった。老朽化が著しい同園の改築と、福山市などから設置要望がある未就学児向け「療育センター」との機能分担について協議した。

 県障害者支援課の担当者が、福山若草園の一部施設が建築から半世紀近くたつことや、入所する15~60歳の重症心身障害者44人の8割の在園期間が10年を超え、新規入所の受け入れが困難な現状を報告。発達障害に関する外来診療機能の強化を求める声が増えていることも紹介した。

 続いて、福山市の担当者が、県に市内への開設を求めている療育センターの整備基本構想を説明。未就学児の発達課題を早期発見・支援する施設と位置付け「周辺市町からの期待も高まっている」などとした。

 メンバーからは「2施設の守備範囲を明確に分け、それぞれ構想を実現してほしい」「同一敷地内への整備を」などの意見が出た。

中国新聞