ゴエモンのつぶやき

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掘り出しニュース:クララ基金:両足不自由な武部さん、初の自力登山達成 協力サークルが設立

2010年08月25日 01時09分25秒 | 障害者の自立
 ◇障害者支援に役立てたい
 【北海道】札幌市西区のコミュニティーFM三角山放送局のパーソナリティーで、両足に障害のある武部未来(みき)さん(23)が今年5月、初めて自力登山を成し遂げた。それに協力した地元の登山サークル「山と森の散歩道」が、道内のチョウを描いた記念のトランプを製作し、収益を「クララ基金」と名付けて社会貢献に役立てる取り組みを始めている。

 武部さんには生まれつき脊椎(せきつい)の病気がある。つえを使って歩くことはできるが、両ひざから下は感覚がないため、長期間の歩行や走ることは難しい。

 08年にオーディションに合格し、子どものころからあこがれていた放送の世界へ。毎週木曜朝の情報番組「三角山モーニング」を担当する中でサークルのメンバーと交流するようになり、登山への思いが芽生えた。

 5月22日、三角山(311メートル)への初めての登山にはリスナーら約150人が参加。一般の人なら40~50分程度のルートを、全員で2時間半かけて登った。岩場の難所などでは両手両ひざをつきながら進み、両腕はパンパンに腫れ上がったが、無事にゴール。山頂ではキアゲハが乱舞しながら出迎えたという。「山と森の散歩道」事務局の石島しのぶさん(73)らは、その光景を「希望と再生の象徴だ」と感じ、基金の設立を思い立った。

 トランプの絵柄は、三角山の環境整備ボランティアを務め、昆虫にも詳しい高野豊さん(72)が、キアゲハも含め札幌周辺で見られる53種のチョウを水彩で描いた。1箱1000円で販売し、収益はリハビリで山歩きをする障害者の休憩所などにも使える「森の駅」の整備などに使う予定という。基金の名前はアニメ「アルプスの少女ハイジ」に登場する足の不自由な女の子から取った。

 武部さんは「基金を通して、障害を持っている方たちの自立をサポートできたらいいな、と思う」と話している。トランプは2000箱を製作。問い合わせは石島さん(011・621・5380)。

毎日新聞

映画鑑賞もバリアフリー 聴覚障害者ら対象に

2010年08月25日 01時06分03秒 | 障害者の自立
 聴覚障害者らがインターネットを利用し、日本映画などのDVDを字幕付きで鑑賞できる無料サービスが普及しつつある。5年前から始まり、現在は川口市内のNPO法人「メディア・アクセス・サポートセンター」(MASC)が、75作品の字幕を提供している。県はMASCと協力し、本年度中に新たに120本分を提供する事業を始めた。 

 日本映画のほとんどは字幕がない。聴覚障害者らから「映画のDVD化の際は字幕を入れてほしい」との要望も高まる中、東京の映像編集会社が「後付け方式」で字幕を提供するサービスを実現させた。

 利用者はDVDを再生できるパソコンと、市販かレンタルのDVDを用意する。インターネットの字幕配信サイト「web-shake 字幕をつけ隊!」から専用プレーヤーを開いてDVDを再生すると、日本語字幕が映像に合わせて表示される仕組みだ。

 この会社は社会貢献の一環として、二〇〇五年十二月に字幕配信の無料サービスを開始。〇九年六月には、このサービスを引き継ぐ形でMASCが設立され、字幕配信サイトを運営している。現在は七十五作品を扱い、利用登録者数は約千六百人に上っている。

 県は本年度にMASCに委託し、字幕の提供作品を一挙に増やす事業を始めた。第一弾として、県内が舞台になったアニメ「おおきく振りかぶって」や映画「キューポラのある街」など、DVD十作品(計二十二本)の字幕提供をスタート。本年度中に計百二十本の配信を予定している。

 字幕はMASCが作成し、役者らのせりふだけでなく、背景描写などもある。県は「障害者だけでなく、高齢者にも楽しんでもらえれば」と期待する。

 サービスの利用は無料だが、インターネットの常時接続環境が必要。サイト「web-shake 字幕をつけ隊!」のアドレスはhttp://web-shake

東京新聞

きび談語:視覚障害者が触って場所を確認できる触地図… /岡山

2010年08月25日 01時03分41秒 | 障害者の自立
 視覚障害者が触って場所を確認できる触地図。JR岡山駅にも置いてありますが、先日取材した盲導犬の講演会で「地図がどこにあるかわかりにくい。本当に役立つか考えてほしい」と指摘がありました▲点字ブロックが肝心な所に敷設されていないケースもあるそうです。最近はバリアフリー化が進んでいますが、当事者が使いづらい支援では意味がありません。自己満足の支援にならないため、相手の立場になって考える大切さを感じました。

毎日新聞 2010年8月24日 地方版

障害者の働く場が誕生、町民センターの接客スタッフとして3人勤務/二宮

2010年08月25日 01時01分58秒 | 障害者の自立
 二宮町役場隣の町民センター1階ロビーに、知的障害のある人が接客スタッフとなり、軽食を提供する、ともしびショップ「なのはな」が23日、オープンした。障害者の働く場の確保と自立支援が目的で、運営主体の同町社会福祉協議会は「町民との交流の場、(福祉の)情報を積極的に発信する場としても活用していきたい」と話している。

 センター1階のロビーの一角、約30平方メートルほどのスペースを同社協が町から借り、仕切りを設けてカフェレストラン風に整えた。席は21席あり、事務室を改装し、調理場も設けた。

 森本圭一さん(38)、斉木綾子さん(37)、鈴木貴博さん(19)の3人が、ショップの「顔」である接客係として交代で勤務。接客の手助けやカレー、スパゲティなど約30種類のメニューの調理は、「二宮町手をつなぐ育成会」の会員ら約20人が担当。「裏方」として、3人とともに店を切り盛りする。

 オープン前々日の21日には、坂本孝也町長、西山幹男町議会議長、岡本康則社会福祉協議会会長ら関係者が参加して、店で出す軽食の試食も兼ねたセレモニーが開かれた。

 森本さんら3人が就労への「抱負」を披露すると、参加者からは大きな拍手が送られ、試食に出されたカレーの味についても「家庭的な味わいでおいしい」と合格点が付けられた。

 営業は原則月曜から金曜までの平日で、午前11時から午後3時半まで。問い合わせは同店電話0463(70)1105。

 ◆ともしびショップ 「ともに生きる福祉や社会づくり」を目指す県の「ともしび運動」の一環として、県社会福祉協議会が認定する喫茶店や売店。認定されると「ともしび基金」から開設のための助成金が交付される。1989年に県庁にオープンしたショップが1号店で、二宮町の「なのはな」は48店舗目。

カナロコ(神奈川新聞)

道:障害者を地域生活へ 新施策、施設の事業転換支援 /北海道

2010年08月25日 01時00分02秒 | 障害者の自立
 障害者の生活の場が施設から地域へ移るのを促そうと、道はグループホームなど地域での生活の場を用意したうえで定員を減らす障害者施設に交付金を出す「入所施設事業転換促進事業」を新たにスタートさせる。事業費は2年間で約10億円。国の施設整備補助よりも要件を緩和してあり、この間に1000人の入所者が地域生活に移ることを目指す。

 「施設から地域へ」は障害者施策の流れだが、09年の道内の施設入所者は1万1545人。道福祉局によると、人口10万人当たりの比率は全国平均の約2倍に上る。

 このため道は、11年度末までに福祉施設入所者(05年10月で1万2055人)を約1700人減らす目標を設定。昨年10月までの退所者は約1500人で順調に推移しているように見えるが、約1000人が新たに入所しているため、差し引き約500人しか減っていない。経営面の問題や、施設を出てからの受け皿不足などから、施設の定員削減も進んでいないのが現状だ。

 交付金は、グループホーム運営やアパート暮らしの障害者の支援など、施設側の事業の一部転換を後押しすることで、地域生活への移行を促すのが狙い。5人以上の定員削減をする場合が対象で(1)削減数に応じ1人当たり100万~200万円(2)削減率に応じ1施設当たり100万~500万円--の合算額を交付する。

 グループホームなどの施設整備には国の補助事業もあるが、新築や改築に限られている。道の事業は、空き店舗や廃業した旅館などを買い取って転用することも認めるなど、使い勝手をよくしたのが特徴。地域の活性化や雇用創出の効果への期待もある。また定員を減らす施設には、4人程度の相部屋を個室化するなど、環境を改善するよう求める。

 申請に必要な事業転換計画は、地域住民や関係市町村などが参加する協議会を作り、意見を聞くのが前提。今年度分は今月下旬から募集を始めており、12月まで受け付ける。地域での生活の場は、福祉施設退所者のほか養護学校卒業生らにも必要なため、道福祉局は「定数削減分だけでなく、地域ニーズに応じた受け皿を作ってもらえれば」と話している。

毎日新聞 2010年8月24日 地方版