ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者12人、東北6県観光旅行

2010年08月21日 00時55分38秒 | 障害者の自立
◆ボランティア9人が手助け


 中津、宇佐両市の視覚障害者12人と地元を中心としたボランティア9人が今夏、3泊4日の東北6県観光旅行に出かけた。ボランティアは移動の手助けや名所の説明を細やかにし、視覚障害者は観光の楽しみを十分味わったという。2003年以来今回で4回目の「共同旅行」。視覚障害者の旅の機会が限られる中、ボランティアが帯同する宿泊つき旅行は珍しいという。


 旅行は中津市視覚障害者協会の会員らとボランティアが、そのたびに希望者を募る形で実施している。事務局長の辛島寛さん(76)によると、視覚障害者にとって「旅行は夢だった」。03年の同協会総会で、「富士登山をしたい」という希望者が7人出たため、地元山岳会の会員やボーイスカウトのリーダー、ボランティア団体のアイメイト中津きさらぎ会に提案。11人のボランティアが集まり、2泊3日の富士山ツアーが実現した。


 富士山頂に立ったことやコースを無事に歩き通した感激は大きく、共同旅行は続いた。06年は視覚障害者5人とボランティア10人が2泊3日の尾瀬ツアー、翌07年は視覚障害者12人とボランティア14人が3泊4日の台湾ツアーを行った。費用は全員自己負担だ。


 今回は7月11日に出発し、日本三景といわれる松島、世界遺産の白神山地や同暫定リスト掲載の中尊寺、十和田湖などをめぐり、計1700キロの行程を無事にこなした。視覚障害者は名所などに立つと、耳と肌で感じ、ボランティアの説明で理解を深めるという。旅の後、中津市で開いた反省会で、辛島事務局長は「疲れも忘れるほど存分に楽しめた。ボランティアの方の理解が深いのでできること。共に楽しむ精神です」と語った。4回とも参加したボランティアの大北信子さん(66)は「視覚障害者の方は見えないのに見えていると思える勘の良さがある。見えないことを乗り越えた明るさもある。旅行ではいろんなことを学べて楽しい」と話した。


 反省会で、辛島事務局長はこの会を「中津市夢追い会」(豊武憲十郎会長)と名付けることを提案、了承された。今後も活動を広げるという。

朝日新聞

障害者の就業拡大支援

2010年08月21日 00時53分52秒 | 障害者の自立
■体験事業を民間委託/広島市が初の試み


 障害者と触れ合う中で、働きやすい職場づくりを学んでもらおうと、広島市が9月から、市内の企業などに就業体験事業の委託を始める。同市では初の試み。「将来の障害者雇用拡大につながれば」と市の担当者は期待を込める。


 市が委託金を支払い、市内の企業が障害者を雇って研修などを行う。障害者の雇用先を増やす以外に、働き方をアドバイスする「ジョブコーチ」の養成など、事業委託をきっかけに、職場の支援態勢を整えてもらう狙いがある。


 広島労働局によると、2009年6月現在で、県内に本社があり、障害者雇用促進法に基づき、障害者を1人以上雇わなければならない企業は1705社。うち法定雇用率1・8%を満たしているのは全体の49・1%にあたる837社で、過半数が未達成だ。


 企業の就業体験事業は、8月上旬に1回目を募集し、3社が申し込んで企業を選定中。市は19日、2回目の募集を始めると発表した。9月21日まで受け付けるが、対象の事業者は、市内に本店や支店、事業所がある民間企業や公益法人など。雇用期間は10月上旬から2011年3月31日までとなる。


 事業者が雇用するのは、広島市内在住で、身体障害者手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳のいずれかを所持している失業者。雇用人数は1人または2人。委託額は雇用が1人の場合、1事業者161万2千円、2人の場合307万2千円。市障害自立支援課(082・504・2148)へ申し込む。


 同市は2008年10月に就業支援の場「ワークステーション」を市役所内に設け、企業へ就職するステップにしてもらおうと取り組んできた。最大2年の雇用期間で、就業体験を通し、働くことに意欲や自信をつけてもらう。これまで16人が働き、6人が企業に就職した。


 作業内容は能力に応じ、資料の仕分けやテープ起こしなど多岐にわたる。ジョブコーチの茂木佳子さん(46)は「最初は資料を番号の小さい順に並べることも『できない』と消極的だった人が、ひとつできると自信を持ち、新しいことにどんどん挑戦するようになった。一般就労へのチャンスが増えていってほしい」と話している。

朝日新聞

ジェニファー・アニストン、「知恵遅れ」発言で発達障害者支援団体から非難!

2010年08月21日 00時52分28秒 | 障害者の自立
 [シネマトゥデイ映画ニュース] ハーパーズ・バザール誌の撮影で、あこがれのバーバラ・ストライザンドの格好をしたジェニファー・アニストンが、インタビューで口をすべらし非難を浴びている。

 ジェニファーは、バーバラの有名な写真を模したポーズで撮影し、バーバラ本人からもよい出来だと言われたほど。この撮影に関してトークショー「リージス&ケリー」に出演したジェニファーは、「着せ替えごっこをしたの。これが仕事なの、知恵遅れのようでしょう?」とコメント。本人としては、いい大人が着せ替えごっこを仕事にしているといいたかったのだろうが、「知恵遅れ」という軽蔑的単語を使ったことでちょっとした騒ぎになってしまった。

 知的障害や発達障害の人を支援するNPO団体The ArcのCEOは、ジェニファーの発言を非難。「彼女のコメントは非常に侮辱的で不適切でした。大半の人が侮辱的と感じる言葉を口にするなど、彼女ほどの立場にいる人間なら、もっと常識を働かせるべきです」とUsマガジン.comにコメントし、アメリカの知的障害者とその家族の数を考えれば、何百万人もの人が彼女の言葉を侮辱だと捉えたはずだと言っている。

 ジェニファーが知的障害者を軽蔑視してコメントをしたわけではないのは明らかだが、ちょっとした行動、発言が注目される立場だという認識は甘かったかもしれない。

障害者就労支援施設「サザンポ」オープン、小箱ショップや喫茶スペースも/茅ケ崎

2010年08月21日 00時50分59秒 | 障害者の自立
 茅ケ崎市が整備を進めてきた、障害者の就労を支援するための店舗「サザンポ」が20日、同市共恵1丁目の空き店舗にオープンした。民間企業などへの就労を目指し、障害者は半年間、店内で接客や販売などの業務に携わる。初日はオープニングセレモニーが行われ、障害者らは早速、出席者らをもてなした。

 サザンポは、同市共恵・中海岸地区のサザン通り商店街の空き店舗(約88平方メートル)に開店。市から委託された「市障害者施設連絡会」が運営する。

 20席程度の喫茶スペースが設けられ、カレーや手作りハンバーグなどを食べることができる。また棚状に組み合わせた30個程度の小箱に、市民らの自主製品を展示・販売する「小箱ショップ」も用意された。

 店内では1日2、3人の障害者が、就労訓練として来店した市民らを接客するほか、小箱ショップの管理などを行う。そろいの帽子や前掛けを身に着けた障害者は少し緊張した面持ちで、セレモニー出席者らに飲み物を配っていた。

 就労訓練の目安は原則半年間だが、担当者は「業務経験を積むだけでなく、周囲の人とコミュニケーションを取るなど、覚えなければいけないことは多い。期間に縛られず、障害者一人一人のペースを考慮して臨機応変に対応していきたい」と話している。

 開店時間は、火曜日から土曜日までの午前11時から午後6時まで。10月からは月曜日も営業する。

カナロコ(神奈川新聞)

障害者の自立支援拠点「トータルライフサポートふくやま」設立…広島・福山

2010年08月21日 00時49分51秒 | 障害者の自立
 広島県福山市内の障害者授産施設や小規模作業所など60事業所が、障害者の自立支援の拠点となる、一般社団法人「トータルライフサポートふくやま」(会長=小林義和・一れつ会理事長)を設立し、19日、福山市伏見町に事務所兼店舗を開設した。長引く不況で個々の事業所の運営が厳しさを増す中、連携して大口の仕事を受注するなどして障害者の工賃を上げ、社会参加を促すのが狙い。同市によると、市内の障害者施設の大多数が参加した県内でも珍しい取り組みで、関係者は「障害を持つ人が希望を持てる場になってほしい」と期待している。

 小林会長によると、今回法人に加わった事業所の多くは、これまで個々に市や民間企業から商品の注文を受けていたが、「ジャガイモ100トン」など大口の受注に対応出来ないことが多く、頭を悩ませていた。また、一部の事業所は、県就労振興センター(広島市南区)を通して商品を販売していたが、県西部にあるセンターまでの輸送コストが負担になっていたという。

 このため、複数の事業所が共同で受注する拠点を福山市内に作り、連携して商品の生産や包装などの工程を手掛けることで、大口受注への対応や、コスト削減を図ることにした。法人格を取得することで信用が増して受注契約が結びやすくなり、商品の幅が広がることが期待できるほか、職員の採用や研修を共同で行える利点もあるという。広島大と新商品を共同開発することも検討している。

 県障害者支援課などによると、企業と雇用契約を結んでいない県内の障害者の平均工賃(2009年度)は、月額1万3283円だが、福山市内では月額1万531円と少ない上、事業所間の差も大きく、月額3000円程度の施設もあるという。小林会長は「障害者の自立を助けるには、月額6~7万円は欲しい」としている。

 事務所前で行われた記念式には、関係者ら約50人が参加。亀沢浩一・市福祉部長が「市内の障害者施設のほとんどが集まった先進的な取り組み。力を合わせて頑張って下さい」と激励し、小林会長らとテープカットをして祝った。障害を持つ人やその保護者らでつくる「NPO法人福山手をつなぐ育成会」の西山千秋理事長(62)は「景気の低迷で仕事がない事業所は多く、障害を持つ人にとって法人設立はありがたい」と期待していた。

(2010年08月20日 読売新聞)